日誌

イグ・ノーベル賞(9月27日)

 イグ・ノーベル賞は、米国の雑誌編集者のマーク・エイブラハム氏が、ユニークな研究を世に広めようと、1991年に創設した賞です。人々を笑わせ、考えさせた業績に与えられる、ちょっとあやしさも漂う賞。日本からの受賞は16年連続です。皆さんならどんなことを考えますか。今年は千葉工業大学の松崎元教授らが選ばれたと報道されていました。松崎さんは、水道の蛇口のようなつまみを回すときの指の動きを研究し、大きさによって使う指の数が変わることを突き止め、利用しやすいデザインにつながる研究が評されました。今までの受賞には、ハトを寄せつけずフンの被害の少ない銅像の成分の研究やバナナの皮を踏んだ時の滑りやすさの解明等があります。
 探求学習が学校現場で求められています。調べて楽しかった、おもしろかった、また調べたいという意欲をいかに育てるかが大切です。不思議に感じるものについて調べてみるのもよいかもしれません。イグ・ノーベル賞につながるかもしれません。