日誌

Hello校長室133


■山の日です。私は登山はやりませんが、人生という山を登っています。高くは
ない山ですが、いくつ越えてもまた次の山があります。先日クラス会で、小学校
卒業式以来の教え子と再会しました。彼は、クラスの児童全員が写っている写真
を持ってきました。写真の裏に私がひと言書いていました。つらい時があったら
この写真をながめたらというような、つたない一文でした。ですが、ちょっとで
も彼の心のよりどころになっていたようで、恥ずかしさもありつつ、嬉しい報告
を拝聴していました。また、クラス会で出会う教え子は、誰もが私をはるかに越
えて立派になっていて、頼もしく思っている昨今です。ところで「人はなぜ山に
のぼるのでしょうか?」 登山家ジョージマロリーが「そこに山があるからだ。」
と言っています。解釈は諸説ありますが、マロリーの言う山は、「人生」ではな
く、エベレストだったという説もあります。まっ、ともかく今日は山の日です。
軟弱な私は、山は眺めるものだと思っております。  (8月11日飯田芳男)