日誌

Hello校長室388


■『花は盛りに、月は隈(くま)なきをのみ見るものかは。…』徒然草の一節
です。兼好法師は、「花は満開の時だけを、月は曇りがないのだけを見るもの
であろうか、いやそうではない。」と述べています。二中の校庭はたくさんの
花が咲いています。満開の時がいいなあと思いますが、兼好法師は、見えない
月や、すだれを垂らして室内にこもり、春が移り行くのを知らずにいるのも趣
(おもむき)があると言います。見るべき価値がたくさんあると言っているの
かなと思います。兼好法師さん、さすがです。私は盛りをとっくに過ぎました
が、こんな私でもどこに価値があるか職員に聞いてみます。「なさそうです」
って言ったのはどなたですか?         (4月22日飯田芳男)