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06.12.特別支援学級新設にあたり大切にしたいこと(校長コラム)
関東では梅雨入りした模様です。職員玄関にある「あじさいの折紙」は、生徒が作った作品で、事務職員が額(がく)に入れて飾ってくれました。今の季節にぴったりです。
さて、今日は、退勤後、足の指(爪)の治療のため先週からお世話になっている立川駅近くの病院に立ち寄ってから帰宅しました。病院の並びに、えくてびあん様の事務所を発見しました。「ブチ発見」にちょっとうれしい気持ちになりました。
さて、話は変わりますが、立川市の中学校では初となる自閉症・情緒障害学級(特別支援学級)を令和8年4月、本校に開設します。
現在、教室を新設するための工事を行っていますが、備品の選定、カリキュラムの検討、時間割の作成、支援体制の構築、人事配置の調整等、決めなければいけないことがたくさんあります。
先週も市教育委員会の担当の方と2度ほど打合せを行いました。
立川市初ということもあり、本校に寄せる生徒や保護者の皆様の期待も高いことと思います。「本学級への進学を考えている現小学6年生」や「本学級への転学を検討している現中学1・2年生」のために、しっかり準備していきたいと思います。
ちなみに、開設にあたり、私が大切にしたいと考えていることは以下の3点です。
・生徒や保護者の皆様の期待を裏切らない。
・質の高い授業を提供する。
・嘘をつかない
飲食店に例えると、
「評判の良いお店なのに、あまり美味しくなかった・・・(期待はずれ)」
「店の雰囲気が悪く、食材も新鮮でなかった・・・(質が低い)」
「味は美味しかったけれど、後日、産地偽装のニュースを知り、嫌な気持ちになった・・・(虚偽)」
こういう状況は避ける必要があります。
今回の新設の話であれば、
「丁寧に支援してもらえると思って転学したのに・・・(期待はずれ)」
「学力が身につかない・・・(質が低い)」
「最初の説明と違う・・・(虚偽)」
こんな学校はあり得ません。当たり前のことをまじめにやるだけの話ですが、「当たり前を継続して行う」「当たり前を貫き通す」ためには、それなりの「覚悟」と「努力」が必要です。
まじめにやらなければいけないことに対しては、一切、妥協するつもりはありません。