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06.18.車の運転&ハラスメント(校長コラム)
登下校時の暑さ対策として、空調服(ファン付きウェア)を希望する生徒に、無償にて貸し出します。本日、貸出期間が決まりました!
1年生(全クラス)と2年1組の生徒は6月30日(月)~7月23日(水)、3年生(全クラス)と2年2・3組の生徒は8月27日(水)~9月末まで、株式会社空調服様のご厚意により無償にて貸し出します。
事前アンケートでレンタルを希望すると回答した生徒に、明日、「保護者の皆様宛てのご案内文」を配布します。
さて、話は変わりますが、今日は、高校1年生の長男が、野球部の練習をS&D昭島スタジアムで夜9時30分まで行っています。そこで、自宅から車で迎えに行くことにしました。
車を運転していると、人のことを言える立場ではありませんが、「これはひどいなあ・・・」というような運転をしている車に出会うことがあります。
「高速道路で左側から追い抜く車」「一時停止の標識を無視する車」「強引に車線変更する車」「交差点内で停止している車」「必要以上にブレーキをかける車」等、様々です。免許をもっている以上、きちんと運転してもらいたいと思います。
一方で、交通ルールを守らなかったり、安定しない運転をしたりする人は、一律、自己中心的な人かというと、そういうわけでもなく、運転に不慣れであったり、道に迷っていたり、そもそも運転が苦手であったり、そういう「悪気がない人」も少なくありません。
そうした人たちに、カッとなって煽(あお)ったり、警音器を激しく鳴らしたり、そうした挑発的な行為をする人は、それもまた問題です。
イライラしながらの運転は危険ですし、「攻撃性が高い人」と言われても仕方ありません。
「自分は交通ルールを守っている」「相手は交通ルールを守っていない」、だから、強く言っても問題ない、何てことはありません。
車の運転に限らず、「正義感の強い人」の中に、「攻撃性が高い人」が一定数いるように感じるときがあります
「正義を貫こうとするとき」や「明らかに自分が正しいとき」、あるいは、「相手に矛盾や落ち度があるとき」は、つい言動が強くなりがちです。そういうときこそ注意が必要だと思います。
「相手のためを思って、言っておかなきゃ」という行為、たとえ、それが正しかったとしても、伝え方によっては、ハラスメントになります。
砂川七番駅に、カスハラ(カスタマーハラスメント)防止のポスターが掲示されていました。
その中に、「言っておかなきゃとエキサイト(暴力的な言動)」と書いてあります。
正しいことを主張するときこそ、「相手の気持ち」や「相手への伝え方」に気をつけたいものです。
というわけで、「ゆとりある行動を心がける」「自分の意見を主張するときは、伝え方に気をつける」「睡眠時間の確保、適度な運動をとおして、心の健康を保つ」、こういうことが、車の運転でも、仕事でも、そして、プライベートでも大切だと思います。
「車の運転」や「砂川七番駅のポスター」から、そんなことを思いました。
ちなみに、どういうわけだか、ゆとりをもって笑顔で生活していると、「素敵な人」たちが集まってきます。一方、イライラしながら生活すると、「嫌な人」たちが集まってきます。なぜでしょうか。世の中、不思議です。