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03.18.かっこいい人たち(校長コラム)
明日は卒業式です。今日は、在校生と一緒に職員一同、心を込めて、会場の準備を行いました。きっと、温かい雰囲気の式になることでしょう。
さて、先週の「餃子パーティー」で全面的にご協力いただいた「大阪王将の皆様」を見ていて、私が感じたことを今日は書こうと思います。
〇当日朝の準備風景です。無駄な動きをしている人は1人もいませんでした。どんどん準備が進みます。皆、仕事か早いです。どの業界でも、仕事は、このスピード感が大切です。
〇全国の大阪王将のメニューを考えている松田さん、中華料理のみならず、イタリヤ料理、フランス料理、ハワイ料理、スペイン料理等、料理経験が豊富なまさに「料理のエキスパート」です。私のような素人が見てもプロであることがすぐにわかります。その道を究めている人は、身体全体からそのオーラが出ています。
〇餃子を素早く巻く方法を披露してくださった「神」ことスーパーバイザーの野上さん、これまでの努力や経験が自信につながり、その自信からくる明るさと余裕があります。すなわち、「仕事ができる人」です。
〇今回、準備してくださった具材は、何と500人前です。無駄なくいただきました。「四中生を美味しい餃子で、お腹いっぱいにしてあげよう!」とする大阪王将の心遣いを感じました。皆、やさしいです。「ハートのある企業には、ハートのある人材が集まる」ということでしょう。
〇ひたすら餃子を焼き続ける赤いエプロンの平山さんは、冷凍食品のヒット商品「大阪王将羽根つき餃子」の考案者です。フタも油も水もいらない冷凍餃子を考えた方で、何度かテレビでも拝見しました。当日は、生徒が巻いた餃子を別テーブルでどんどん焼いてくれていました。そのおかげで、生徒は時間内でたくさん食べられました。コツコツ努力する姿勢が自然と身についています。だから、困難を乗り越えながら、新しい発想で新商品を開発することができるんだと思います。威張らず努力している人は、魅力的であり尊敬します。
〇そっと窓際で実習の様子を見守る水色のエプロンを付けた野田さん、4時間ずっとお皿を洗い続けてくださいました。野田さんは、冷凍餃子のトレイを作る会社の社長さんです。上品なお人柄、立ち振舞に加えて、世の中の動きに合わせた洞察力や柔軟性、そして経営者としての強い信念を感じました。
〇今回の取組をコーディネートしてくださった冷凍食品部門の部長の佐藤さんは、餃子パーティーの後もスケジュールが立て込んでいるご様子でした。しかし、あくまで冷静で、バタバタした様子は一切見せません。実にスマートに仕事を進めていらっしゃいます。管理職の鏡です。
というわけで、大阪王将の方々は、スピード感をもって、信念を大切にしながら実にかっこよく仕事をしていました。いつも感激します。そして勉強になります。私も見習いたいと思います。