日誌

11.22.地域連携と働き方改革(校長コラム)

先日、自宅近くのスポーツセンターで、私が暮らす市が主催する「スポーツイベント」が開催されました。

ミニテニス、ティーボール、ボッチャ、太極拳・気功、グランドゴルフ、フライングディスク等、1日で様々なスポーツが体験できるイベントで、私は、運営側で、ボランティアスタッフとして、ストラックアウト(ボールを投げて行う的当てゲーム)のコーナーを担当しました。

主に、小学生を対象に、ボールを渡したり、的を元に戻したりしながら、「すごいね!」と褒める、これを4時間休憩なしで繰り返し行いました。「プチ地域貢献」といったところですが、それなりに疲れました・・・。

ところで、このイベントですが、以前は、学校の先生も関わってくれていたようです。しかし、コロナ禍以降はノータッチとのことです。古くから関わっている地域の方々から見ると、学校の先生が来なくなったことに、少なからず違和感があるようです。

地元の人達の中には、私の職業を知っている人も少なくなく、「学校の働き方改革って、やはり進めないといけないの?」「やっぱり学校は忙しいの?」と質問してきます。
働き方改革に興味があるというよりは、「学校の先生が、もっと地域行事に関わってくれると助かるんだけどなあ・・・」という思いが言葉のニュアンスから感じられます。

学校と地域が連携したり協働したりする場面は欠かせません。一方で、私が気になるのは、「学校の先生は、勤務地の地域行事に参加すべき」という考え方です。私は、仕事も大切ですが、少なくとも土日や祝日に関しては、「学校の先生であっても、自分が暮らす地域を大切にすべき」だと思います。

とはいえ、自分の地域の活動にそれ程、参加できているわけではないため、偉そうなことは言えませんが・・・。

ところで、「学校の働き方改革」については、早急に進めないと学校教育が崩壊する程、危機的な状況です。このままでは、「イライラした雰囲気の学校」「ピリピリした雰囲気の学校」が増えるかもしれません。更に、職員の人材確保も難しくなります。まずは時間外労働を整理しなければいけません。そして、いつの日か「学校の先生」=「子どもたちが将来なりたい仕事、No.1」を目指したいです。