日誌

10.25.ダイビングでの中性浮力(校長コラム)

昔、趣味でスキューバダイビングをやっていました。時間があるときは、よく海に行っていましたが、もう10年以上、潜っていません。
海の中で、魚と一緒に泳ぐと、実に気持ちがいいです。無重力でふわふわ浮いているような気分になります。
水中では、急な上昇や下降を防ぐ必要があり、中性浮力を維持しなければいけません。
水の中でゆっくりと息を吸うと体の中に空気が貯まることから、プラスの浮力が働き、その結果、体は上昇します。逆に、息をゆっくり吐くと沈みます。
すなわち、中性浮力を維持するためには、機材でのコントロールにくわえて呼吸が重要です。
「上昇したい!」と思いながら呼吸をすると、無意識のうちに息を吸うようになり、体が浮きます。つまり、頭の中で自分の泳ぎをイメージするとそのとおりの泳ぎになるわけです。

人生もスキューバダイビングと同じようなことが起きることが少なくなく、プラスのことを考えると、自然と顔が上を向いて良い結果につながり、逆にマイナスのことを考えると、どんどん悪い方向に行くような気がします。
そのときの気持ちが行動に反映され、そのことが周りにも何らかの影響を与えているのでしょう。もちろん、ただの偶然ということもあるかと思います。

いずれにしても、前向きな気持ちが大切であることは言うまでもありません。
というわけで、今日は朝からプラスのことを考えていました。
そうしたら、イメージしていたとおりの1日になりました。
うれしい1日になりました。泣いて喜びました。