日誌

05.21.運動会における校長判断の是非(校長コラム)

管理職の仕事は、決断することと責任をとることです。
昨日の運動会では、2回、決断を求められました。
「四中の運動会、なせ延期しなかったの?」と思われている方がいるかもしれませんので、昨日、私が判断時に考えていたことを書いてみます。

(1)延期か実施か
朝6時、学校に到着すると霧雨が降っていました。スマホで雨雲を確認すると、数分後に止むものの、9時頃から30分程度、再び少量の雨が降るという予報でした。
なお、校庭は一晩降り続いた雨の影響で、一部ドロドロになっていました。
さてどうするか・・・。予備日(火曜日)に延期するのも1つの方法だと思いますが、「大きな雨雲がないこと」「予備日の天気も微妙であること」「校庭の水はけが良いこと」「開始時刻まで2時間以上あること」等の理由から、当初の予定どおり実施することにしました。
決断した以上は、何としてでも、校庭のコンディションを整えなければいけません。
職員が泥だらけになりながら、2時間以上かけてスポンジで校庭の水を吸い取りました。


(2)競技中断か続行か
予報のとおり9時頃から霧雨が降り出しました。競技を中断するか続行するか決断しなければいけません。
仮に競技を中断した場合、「昼食時間を短くする」「下校時刻を遅らせる」「一部の競技(部活動対抗リレー等)を中止するか別日に行う」等の対応が考えられます。
もちろん、生徒の体調を最優先に考えて対応する必要があります。大変、悩ましい状況です。
さてどうするか・・・。救護席の生徒の状況(体調不良者の有無)を確認した上で、「大きな雨雲はなく、これ以上の天気の悪化は考えにくいこと」「短時間での天気の回復が期待できること」「霧雨が降っていても気温は低くないこと」等の理由から競技を中断せず続行させました。
生徒は大変だったと思いますがよくがんばりました。
なお、保護者の皆様におかれましては、傘をさしながらの応援となってしまったこと、お詫び申し上げます。

校長として、このようなことを考えながら、当初の予定どおり実施する決断をしたわけです。
様々なご意見があることと思いますので、何かお気づきの点があれば遠慮なくご指摘ください。
とはいえ、無事、運動会を実施できて、ホッと一安心、というのが本音です。

生徒も職員もとてもよくがんばった良い運動会だったと思います。そして、何よりも保護者の皆様のご理解、ご協力に感謝しております。