日誌

06.06.中学生による地域おこし(校長コラム)

立川駅南口のコトリンク1階に「のーかるバザール」というお店があります。

昨日、そこで、「マチスコ」という商品を見つけました。ポップには、『マチスコで地域おこし!大町中学校の挑戦』とあります。

長野県大町市は、立川市の姉妹都市です。2・3年生は、1年生のときに、大町市でスキー教室を行っています。また、市の事業として、毎年、中学生同士の交流も行われています。

その大町市にある大町中学校がタバスコを販売していて、商品名は「“おおまち”の“タバスコ”」、略して、「マチスコ」です。

原材料の唐辛子やニンニクは、大町中学校の生徒が種から育てていて、商品作りから、容器詰め、ラベル作りまで、全て中学生が行うという徹底ぶりです。さらに、保健所の手続きも行ったとか。大変な作業です。

大町中学校の説明書きには、こう書かれていました。

「自分たちの住む地域の少子高齢化問題、景観保全の問題は、決して他人ごとではないと感じました。そこで、私たち大町中学校では、“中学生にできる地域おこし”をテーマに、地域に出向き、人とふれあいながら自分たちにできることを探してきました。そして、鳥獣被害の少ない唐辛子に着目し、地域に栽培を広めながら、唐辛子を使った大町市の名産品を作って、地域を元気にしようと考えました。種まき、栽培、収穫、商品加工など、大町市社会福祉協議会と連携し、全て自分たちの手作業で作っています。一本一本手作りの“マチスコ”、ぜひ味わってみてください。」

自分たちの力でふるさとを元気にしたいと考えた「大町中の生徒」「大町中の先生」、そして、その想いに賛同し協力した「大町市社会福祉協議会」、タバスコ作りを提案し、学校の活動に参画した「地域の方々」、その集大成がこの「マチスコ」というわけです。

大町市の皆さんの地域愛、発想力、提案力、行動力に感激しました!

四中の「立川市民科」の授業でも、ここまでできたら素晴らしいわけですが、簡単な話ではありません。

ところで、気になる味についてですが・・・

辛いもの好きの私は、この「マチスコ」をじゃんじゃん使わせてもらいました。

● 私の昨日の夕食


↑タコのマリネに「マチスコ」


↑野菜炒めに「マチスコ」


↑パンにも「マチスコ」

スプーンで、たっぷりかけてみましたが、「贅沢」&「さっぱり」&「程よい辛さ」のバランスの取れた美味しさです。大町中学校の「マチスコ」、ご馳走様でした。