日誌

08.04.暇な上司(校長コラム)

今から7年前、他市の小学校で副校長をしていたとき、地域の方の中に、調整力、行動力、発想力、ともに抜群の方がいらっしゃいました。
その方は多方面で活躍されていて、様々な組織の代表を務め、忙しい日々を過ごされていました。
その方があるとき、こんなことをおっしゃっていました。

「色々な組織でリーダーをしていますが、私はいつも忙しく、実は、それ程、関わることができていません。でも、それが、他の人にとって良いことなんです。私が忙しくて、余計な口出しをしないから、みんなが自主的に動いてくれています。もし私が暇だったら、おそらく、他人の欠点ばかりが気になってしまうことでしょう。暇な人は、リーダーになってはいけないんです。」

確かに、暇だと余計なことまで気付いてしまいます。
「暇な上司の元で働く部下は大変・・・」ということでしょう。
忙しいときに、上司から不必要に声をかけられたら迷惑ですし、暇そうにしている上司が目の前でウロウロしていたら職場全体の士気が下がります。

私は今、夏休み期間であることもあり、比較的、ゆとりがあります。
そのため、「早急に行う必要があること(今)」に加えて、「来学期行うこと(数ヶ月後)」や「来年度行うこと(1年後)」を考えています。
そうすると、スケジュールや気持ちに余裕があったとしても、決して暇にはなりません。

今日も、2学期以降行う内容に関する電子メールがたくさん届いています。
「暇な校長」にはなっていません。