日誌

10.10.学級閉鎖の判断(校長コラム)

インフルエンザが全国的に流行しています。本校も例外ではありません。今日、校長室に遊びに来ていた生徒は皆、「何で、学級閉鎖にならないのですか?」と口々に言っていました。

学級閉鎖の判断は、学校医の先生や教育委員会等と協議して行いますが、インフルエンザであれば、当然、潜伏期間や発症日を踏まえる必要があります。インフルエンザは、感染してもすぐには症状が出ません。1〜3日間の潜伏期間を経てから発熱や倦怠感等の症状が出ます。この潜伏期間が問題で、この期間は、症状が出ていないにも関わらず、人にうつります。

したがって、休んでいる生徒が多かったとしても、皆、治りかけているような状況であれば、とりあえずは様子を見ます。それが今日の状況です。しかし、潜伏期間中の生徒が多いと予想される場合は、すぐに学級閉鎖等の対応を行う必要があります。潜伏期間の生徒の有無を見極めることは簡単なことではありませんが、判断が遅れると感染が拡大してしまいますので、生徒一人ひとりの体調を正確に把握した迅速な対応が求められます。

本校では、来週、合唱コンクールを予定しています。じわじわ感染が拡大していく状況は阻止したいです。全学年、今週中にはインフルエンザを一気に抑え込みたいと思っています。明日の朝の状況で、また判断します。