日誌

06.26.無理にまわりの人に合わせてはいけない(校長コラム)

2週間前に進路説明会を開催しましたが、限られた時間内での説明ですので、すべての進路先についての情報をカバーすることはできていません。
特に、出席日数が少ない生徒、登校に不安を感じている生徒等の進路先については、情報量が足りません。
そこで、本校では、昨年度より「登校不安を感じる生徒の保護者に向けた進路説明会」を開催しています。
今年度は、明日27日(金)、13時30分から行います。対象は、保護者の皆様です。
事前のお申し込みが必要ですので、もし、「申し込まなかったけれど、やっぱり参加したい」という場合は、本校副校長までご連絡ください。
チャレンジスクールの「都立立川緑高校」、サポート校の「あおぞら高等学校立川キャンパス」、「飛鳥未来きずな高等学校立川校」の先生方にお越しいただき、説明していただく予定です。また、説明を聞くだけではなく、高校の先生方や(登校不安を感じていた)卒業生の保護者の方々と交流する場も設けます。すなわち、前半が説明会、後半が座談会という構成です。
「自分に合った進路先」について知るきっかけになれば幸いです。

ちなみに、私は、中学校卒業後は、都立高校、私立大学、就職(中学校教員)と進みましたが、何が正解であるかは自分でもわかりません。
高校生のときは、百貨店(デパート)の店員さんになりたいと思っていました。早く就職したかったのですが、数学が楽しかったので、大学で数学を学びたいと思い進学を決めました。
大学生のときは、さらに数学を勉強しようと思い、なぜか都心は避け、富山県や新潟県など、日本海側の大学院(数学教室)を受験しました。一方で、民間企業にも興味があり、焼肉屋や中華料理屋の店長、コンビニのスーパーバイザー、アミューズメント業界、美容業界等の面接試験を受けました。
もし、今と違う職業に就いていたら、どんな人生になっていたのだろう、と考えることがあります。

1つだけ言えることは、「進路選択にあたっては、無理にまわりの人に合わせてはいけない」ということです。他の人が「いいよ!おすすめだよ!」って思う進路先が、自分に合うとは限りません。自分の進む道は自分で考えなければいけません。

世の中に、校長になりたい人は何人いるのでしょうか。かなりおすすめの仕事です。しかし、全員に合うかはわかりません。最終的には、自分で決めるべきです。「校長になるのがおすすめって言われて、校長になってみたけれど、自分には合わない・・・」、そんなことを言われても私の責任ではありません。

ちなみに、私が教育の仕事をするのは60歳までです。60歳以降は全く違う業界で、何か、人のためになる仕事をしたいと考えています。自分の人生、進むべき道は自分で決めます。もちろん、家族の状況は無視できませんが・・・。とはいえ、まだまだ先の話です。今は、4中生のことを考えながら、校長の仕事をまじめに、楽しく、そして、一生懸命、頑張ります!