日誌

11.10.スキー場までのバス(校長コラム)

本日、1年生の保護者の皆様を対象にスキー教室の保護者説明会を開催しました。ご多用の中、スケジュールを調整してご来校いただきました保護者の皆様、ありがとうございました。

保護者会の冒頭での私の話と重複しますが、今日は、貸切バスのことについて書こうと思います。

今年のスキー教室は、立川市の姉妹都市である長野県大町市で実施しますが、現地までは、貸切バスで移動します。
高速道路での事故は絶対に許されません。
7年前に、東京都羽村市にあるバス会社がスキーツアー中に事故を起こし、15名の大学生の尊い命が失われました。事故を起こした65歳の運転手は、大型バスの運転は不慣れだったようです。
また、直近では、昨年、埼玉県飯能市にあるバス会社が横転事故を起こし、乗客が亡くなっています。こちらは、若い運転手ですが、やはり経験不足で、研修体制を含めた会社の姿勢が問われます。

コスト削減のために安全が犠牲になってはいけないわけで、バス業界、旅行業界、そして学校行事であれば、学校が、「安全を最優先に考える」姿勢を忘れていはいけません。
「バスの手配は旅行会社に任せています」「大手の旅行会社なら安心です」、そういう無責任な態度には呆れて物が言えません。学校は、「保護者から大切な子どもたちの命を預かっていること」を常に自覚する必要があります。

今年度行う四中のスキー教室では、以下の条件を満たしたバスを使用します。
・セーフティバス(3つ星認定)である。
・審査の厳しい東京バス協会に加盟している。
・経営者、運行管理者がともに経験豊富で法令を遵守している。
・会社として安全運行を特に重視している。
・高齢ドライバー、年齢に関わらず大型バスの経験が少ないドライバーは乗務しない。

こういうことは、バスに限った話ではありません。
「見えないところこそまじめに行う」、そういう学校でありたいと思います。