日誌

06.30.何とかなる(校長コラム)

「幸町商店街ってどこにあるんだろう。」「この時計、動いてる?」など、分からないことだらけでしたが、早いもので本校に着任して3ヶ月が経ちました。おかげ様でだいぶ慣れてきました。


さて、私ごとですが、どのくらい前だったか、ある土曜日に、「長男のクラブチームの送迎」と「次男の少年野球の審判」と「三男の遊び相手」と「地域のお祭りの打ち合わせ」が重なってしまいました。どれも断れません。妻と分担したとしても、同時刻に4箇所の対応は不可能です。
しかし、このようなときに、「どうしよう!」「何で自分ばかり忙しいんだろう」「誰か手伝って!」と思ったところで何も事態は進展しません。
バタバタしているときこそ、「何とかなる」「もっと大変な思いでいる人がたくさんいる」と前向きに考えるようにしています。
実際、その日は雨が降り、長男の送迎と次男の審判は無くなったことから、何とかなりました。最終的には「何とかなる」、人生そんなものです。

とはいえ、「何とかなる」で済ませてはいけないことも世の中にはたくさんあります。
私の仕事であれば、「生徒の安全に関すること」「誰かが悲しい思いをすることが想定される場合」などは、「何とかなる」といった考え方は許されません。
「迅速な行動」「相手の気持ちを考えた決断」「正義を貫く姿勢」が必要です。

ところで、本校では、今日まで3日間にわたって期末テストを行いましたが、実は、中2の長男もテスト期間中でした。しかし、「何とかなる」と考えているのでしょうか。ピリピリした雰囲気は一切感じられませんでした・・・。