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05.19.ファン付きウェア・空調服を試行的に導入(校長コラム)
昨年度、保護者アンケートで、「夏場の登下校時、熱中症にならないか心配です。」とのお声をいただきました。
このご意見に対して、時間をかけて検討してきました。
夏場の登下校時の熱中症を予防するためには、「水筒持参による水分補給」「帽子や日傘の活用」「日陰(玉川上水緑道等)の歩行」等、様々な対応策が考えられます。
ちなみに、「自転車通学」を希望する声もありましたが、交通事故のリスク等を踏まえ、本校では、登下校時の自転車の利用は見送りました。
このような中、立川第四中学校では、これらの対応策に加えて、新たな暑さ対策として「電動ファン付きウェア」の導入を検討しています。
「電動ファン付きウェア」は、建築現場やキャンプを始めとしたレジャー等で、急速に普及しています。
先日、私も試着しましたが、上半身のまわりを風が通るため、さわやかな着心地でした。
さらに、首あたりから上方に向かって風が出るので、顔も涼しく感じます。
想像以上に高性能なウェアで、感動レベルの涼しさです!
ファンの技術は、「赤ちゃんの抱っこ紐」や「小学生のランドセル」にも応用されています。
昨年度より、株式会社セフト研究所様、株式会社空調服様と何度も検討を重ねてきました。
なお、「電動ファン付きウェア」と「通学用リュック」の併用は原則できません。なぜなら、「通学用リュック」を背負うと、背中に空気が巡回しなくなり、「電動ファン付きウェア」本来の能力が発揮されなくなるからです。
しかし、今回、本校で試行的に導入を検討している「空調服」という製品においては、この問題は既に対策済みです!
背中が密着しないよう工夫しています。
この「空調服」を「体育(プールの授業)の見学生徒」や「登下校時の着用を希望する生徒」に貸与(レンタル)して、その使い心地を評価する予定です。
ただし、数に限りがあるため、希望者が多い場合は、学校から自宅までの距離が遠い生徒を優先しようと考えています。
「空調服」が今後、学校現場で大流行するかもしれません。
まずは、四中生の評判がどうか?じっくり検証していきたいと思います。