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校長日誌
2023年7月の記事一覧
いしずえ488
■立川の花火大会は大盛り上がりのようでした。一中生の皆さんも楽しんだ
ことでしょう。さて、お祭りや盆踊りもたけなわです。私が子供の頃、盆踊
りが大好きで、一年中盆踊りがあったらいいなと感じていました。でも翌日、
盆踊り会場は、さびしくてたまりませんでした。会場の狭さに驚き、昨夜は
ホントにここで盆踊りが行われていたのだろうかと、腕組みをして、コナン
のように考え込んだ私でした。ところで、その頃、盆踊りのフィナーレは
「おばQ(キュー)音頭」でした。先日職員室で「最近、おばQ音頭を聞かない
なあ」とつぶやきました。若手教員の「ン?」という冷ややかな表情が見て
取れました。 (7月30日飯田芳男)
いしずえ487
■私が小学校の教員になった頃、夏休みのきまりで「朝10時までは友達の
家に行かない」という一文がありました。私が子供の頃にもあったきまりで
す。当時は違和感を感じませんでしたが、今考えるとクスッと笑える変なき
まりです。そのころ、我が家もふくめ友達の家には、チャイムや呼び鈴がな
く、たずねてきた友達は「い い だ く ん」と絶叫していました。こち
らも妙なイントネーションで「ちょっと待ってて」返事をします。返事と言
うより「叫ぶ」というイメージです。酷暑の折り、つい思い出してしまった
恥ずかしい思い出です。 (7月29日飯田芳男)
いしずえ486
■酷暑の中ではスイカを食べたくなります。私が中学生の頃は、この時期
ひんぱんにスイカを食べていました。冷蔵庫が小さいので、切ったらテー
ブルに置きっぱなしでした。ぬるいスイカの味が思い出です。我が家は、
スイカに塩をつけていました。小皿に盛った塩を、それぞれが指でなすり
つけ(?)ます。内緒にしてください。恥ずかしい思い出です。食べ終え
るとカブトムシにあげます。でもあまり食べてくれません。白くなるまで
食べ、ヘロヘロの皮だからです。「かぶりつき体験」をおすすめしたいの
で、生徒にスイカを差仕入れたいですが時代が許さない??です。古き夏
の思い出も、人生の教材です。 (7月28日飯田芳男)
いしずえ485
■暑い日が続いています。景色がゆらゆら見える「かげろう」現象を連日
鑑賞しています。強い直射日光で地面が熱せられると、地面付近が暖めら
れ、密度分布にむらができるそうです。そこを光が通過し、揺れ動く様子
を『陽炎(かげろう)』というそうです。しかし、この現象は春が多く、
陽炎は春の季語です。陽炎には意味が数種あって『明け方の日の出頃、空
が赤みを帯びて見えるもの』を意味することもあるようです。そうすると
本校校歌の1番『かげろうもゆる武蔵野に…』は、何かものごとが始まる
スケール感を、陽炎に例えたかなと推察していました。でも、校歌は4番
まであります。しっかり春夏秋冬を歌っています。1番の歌詞の陽炎は、
「春」を伝えていたのです。私が鑑賞している「かげろう」現象は加齢に
よるものだと納得しました。 (7月27日飯田芳男)
いしずえ484
■以前はどこの学校にも百葉箱がありました。私は小学校の時、あの箱の中
に誰かが住んでいると思っていました。箱の中には気温計が入っています。
箱は、別称『八重の花びら』とも言います。辞書によっては「ひゃくようそ
う」で出ているかもしれません。私が中学生の時は、百葉箱に気温計と気圧
計が入っていました。ある日、理科委員の私が測定していると、理科の第二
分野の先生が「飯田は牛もつを食べたことがあるか?」と声をかけてきまし
た。「ないです」と言うとほほ笑みながら去って行きました。20年後焼肉
屋さんで見た『牛の胃はひだひだになっています。百葉と言います。』とい
う看板に、私は釘付けになりました。 (7月25日飯田芳男)
いしずえ483
■部活や図書館の開館、学習教室、そして面談と暑い中の来校に敬意を表し
ます。先週からセミの声を聞きます。セミも懸命に夏を生きています。セミ
しぐれもすてきですが、暑いときは赤城しぐれかな?個人の見解です。
(7月25日飯田芳男)
いしずえ482
■近隣の小学校も終業式のようで、荷物をいっぱい持ち帰る児童に出会いま
した。小学校の『お道具箱』は、案外かさばるので私も担任の時は、計画的
に持ち帰らせていました。小学校1年生のあさがおや、2年生のホウセンカ
やミニトマトは、保護者会で持ち帰っていただいた記憶があります。さて、
今週から夏休みの学校も多いようです。私の地元ではラジオ体操が始まった
ようです。私が子供のころは、ラジオ体操の前にカブトムシやクワガタをと
るのが日課でした。そればっかりなので、とてつもなく長い42日間でした。
一中生はどんな夏休みになるのでしょうか。数年後『中学の夏』を懐かしん
でほしいですね。 (7月24日飯田芳男)
いしずえ481
■今日は二十四節気の12番目『大暑』(たいしょ)です。夏の暑さが本格
的になる頃です。とは言っても毎日「とっくに夏だよ」という気温です。で
も昔の人は夏を六つに分けて楽しんだ(?)ようです。立夏、小満(しょう
まん)、芒種(ぼうしゅ)、夏至、小暑(しょうしょ)そして、大暑です。
毎日暑いので秋の訪れが待たれますが、私はカレンダーをながめるだけで、
飽き(秋)が来ないです! (7月23日飯田芳男)
いしずえ480
■「朝読書」は、10分ですが生徒は読書にいそしんでいます。時折担任
も本を手にしています。文字と一緒に紙の香りを体感しながら作品に入り
込む時間は、とてもおもむきががあります。読む文化も心を耕します。
(7月22日飯田芳男)
いしずえ479
■ランチボックス給食の最終日です。さばの塩焼きをおいしくいただきま
した。早朝からの調理や、毎日決まった時間に配送してくださり感謝の気
持ちでいっぱいです。9月4日から食缶給食になりますが、ランチボック
スの味も忘れることはありません。ごちそうさまでした。ありがとうござ
いました。そして予約機もランチカードもさようなら。
(7月21日飯田芳男)
いしずえ478
■高校の運動部の試合では、高校生審判が活躍しているようです。今日の
新聞では、試験や講習を受けて公認審判になっている生徒の記事が掲載さ
れていました。また、最近は大会の開・閉会式の進行も生徒が行うことが
多いようです。先日の高校野球都予選の開会式は、野球部のマネージャー
のアナウンスのスキルが高く感激しました。余談ですが、予選大会第1号
の本塁打を放ったのは立川市内中学校の卒業生でした。さて、今年度も、
いろいろな競技で、卒業生が選手やスタッフとして活躍しています。一中
生も先輩のあとに続いてくれることでしょう。 (7月20日飯田芳男)
いしずえ477
■サルスベリの赤い花がきれいです。百日紅とも猿滑りとも書きますが諸説
あるようです。私は龍神の話が好きです。昔、ある村の娘が龍神に食べられ
そうになり、通りかかった王子が龍神を討ち取ったとか。これをきっかけに、
お互いに結婚する気持ちになったのですが、王子は「百日後までには戻る」
と言っていったん自分の村に戻りました。しかし戻ってきた時、娘は亡くな
っていました。そして悲しみに暮れながら王子は墓参りをしました。墓の脇
の赤い花は、王子を待っていたかのように百日も咲き続いていたそうです。
中2の期末考査の結果が良くなかった日に読んだので今も忘れられません。
(7月19日飯田芳男)
いしずえ476
■休日明けで、月曜日のつもりになっていました。今日は火曜日です。月曜
の時間割で登校した生徒はいなかったのか、心配しています。でも間違えて
も気にすることはありません。ドンマイです。ところで「気にしないで」と
いう意味でドンマイが、ドントマインド(don't mind)の略なのは周知のと
おりです。でも本来は、許可をお願いされたときに使う言葉で、「私は気に
しませんよ」という意味だとか。励ますときには「Shake it Off」
が「気にしないで」いう意味にピタリなので、「状況に応じて使ってみて」
と高校時代の英語の先生に教えてもらいました。でも使ったのは、高校以来
今日が初めてです。先生ごめんなさい。ドンマイ!(7月18日飯田芳男)
いしずえ475
■17日は「海の日」です。読売中高生新聞では、海上保安庁の記事を掲載
していました。巡視船「さがみ」の船長さんは、女性で初めて1000トン
以上の大型巡視船の船長になられたとか。船の長さは105メートル、受け
持つ海は、太平洋沿岸だそうです。船にはヘリコプターを格納しているとの
こと。海を守ってくれるお仕事は、その内容が想像できませんが「大変そう」
としか言えなくて申し訳ないです。そういえば、海上保安庁の組織の一部で
ある海上保安試験研究センターは立川にあります。いつか訪問したいです。
(7月17日飯田芳男)
いしずえ474
■去年の今日、18919人。おととしは1271人。3年前は286人で
した。この数字はコロナ感染者数です。今年の7月16日は感染者数の発表
がありません。つい先日まで手帳に感染者数を書きとめていました。連休で
すが一中生の皆さんが、大町サミット等、あちこちで活躍中です。応援して
います。 (7月16日飯田芳男)
いしずえ473
■スイカを1個丸ごと持ち帰る人を見かけなくなりました。スイカネットを
見たことがない人も増えたのではないでしょうか。ドッジボールもスイカネ
ットのような袋に入れていました。一人がネットを広げ、もう一人がボール
を入れます。たいがいネットがぐちゃぐちゃになります。ネットにボールを
入れられない人は、折り畳み傘がきれいにたためないと親友が言っていまし
た。「独特の理論だね」とほめると、ニコっと笑って「飯田のことだよ」と
言われました。「そういう人はバレーボール、卓球、テニスのネットを倉庫
に運んだ時、最後にぐちゃぐちゃにする人でもあるんだよ」と続けました。
「オレのことじゃないよね。」と私。通知表に「ていねいな作業が苦手のよ
うです」と書かれていました。私への分析が的確な友人でした。
(7月15日飯田芳男)
いしずえ472
■本校の給食は、シントミフーズさん、渾身のメニュー「豚キムチごはん」
です。私は「豚キムチドン!」と呼んでおいしくいただいていました。もう
食べられないのかと思うと残念です。近隣の小学校の給食はラザニア等です。
新調理場完成で自校給食が最後です。自校給食の学校は、20分休みから、
調理のいい匂いが漂います。私も、時々「今日はカレーかな?このにおいだ
とラーメンかな?ひじきかな?」と思いをめぐらせていました。いえ、さす
がにひじき煮はわかりませんでしたが。さて、栄養士さんや調理主事さんは、
最後の給食をどんな気持ちで提供するのでしょうか。思い浮かべる私は、お
なか一杯になりながら、寂しくて胸も一杯です。 (7月14日飯田芳男)
いしずえ471
■汗をかいたら「水分と電解質の補給」という思いがあって、私もたまにス
ポーツドリンクを飲むことがあります。初めて飲んだのは1980年、昭和
50年でした。宮の森スキージャンプ場で試供品をいただきました。何とも
不思議な味でした。氷点下の気温で冷たいドリンクをいただいたのですが、
しょっぱくて思わず成分を一読したものです。のちに開発や営業の苦労を知
り「しょっぱくておいしくない」からのスタートに驚きました。でも「まず
やってみる」のが大事なんですね。「レッツビギン」です。(ン?昭和!)
(7月13日飯田芳男)
いしずえ470
■昨日の朝、校長室のアサガオに水をあげられませんでした。午後2時頃、
水をあげました。90分後、ぐったりしていたアサガオは元気をとりもど
していました。3年前に市内小学校の6年生を送る会でもらった種は、本
校でも芽を出してくれました。一粒だけ校長室で紙コップで育てています。
「水をください」とは言わないアサガオです。私が水をあげなければ枯れ
てしまいます。人間が「のどがかわく」ことよりも、もっとつらい状態だ
ったと思います。『愛でる』には責任がつきものです。ごめんなさいと言
ったら、葉が私のほうを向いています。 (7月12日飯田芳男)
いしずえ469
■ウグイスの鳴き声がここ数日の暑さのせいでしょうか、日中は聞こえて
きません。しかし暑いのにセミの声はしません。高温、入道雲、セミの声
で「ザ・真夏」です。私の学生時代は「エアコン無し」でした。「日射病
に気をつけよう」と呼びかけられていました。熱射病という言葉もありま
した。今は熱中症に統一されています。統一されたのは2000年だった
と思います。平成12年です。6年生を担任していて、学年だよりに熱中
症という言葉を使いました。あれから23年、暑さ対策に終わりがありま
せんね。 (7月11日飯田芳男)