校長日誌

2022年5月の記事一覧

いしずえ56


■小学校4年生の担任をした時、ある児童に「運動会も遠足も読書も、あ
とで作文があるから嫌い!」と言われて落ち込んだことがあります。私も
子供のころ作文が苦手だったので、「作文の書き方」をていねいにアドバ
イスしました。あわせて、行事のあとの作文をやめてみました。そして、
国語の時間に10分だけ書く時間を取りました。ルールは「作文用紙三行
まで。」「書けなくても宿題にしない」「書き出しは全員○○」をルール
に取り組みました。数週間で児童から作文の苦手意識は消えました。作文
の書き出しを「先生あのね。」「○○さんあのね。」にしたからです。子
どもは伝えたいことがあると書き始めます!  (5月25日飯田芳男)

いしずえ55


■伊達政宗の命日が今日なので、今日は伊達巻の日です。お正月にいただ
く伊達巻は、卵焼きといっても少しおしゃれな部類に入ります。伊達政宗
は卵焼きが好物だったという説もあります。伊達政宗の卵焼きには、ヒラ
メの肉が入っていたようです。ところで、「伊達(だて)」には「かっこ
いい」という意味があるようです。ですから、かっこいいことが目的のレ
ンズのないメガネは、ダテメガネと呼ばれます。余談ですが、昔は書物は
巻物でした。伊達巻も巻物。試験の前に食べると縁起がいいそうですよ。
言ったのは祖母です。聞き流してください。 (5月24日飯田芳男)

いしずえ54


■私が中学の時の運動会では、先輩方の仕事ぶりがカッコよくて「いつかは
自分も」と思っていました。3年生になった時はあこがれの放送担当となり
ました。担当の先生にもらったBGMメロディーが入ったカセットテープは、
私の「ザ・中学」がつまっています。昨日は一中のグランドに『栄光の架け
橋』がながれていました。「選曲の苦労もあったのかな?」と思いながら、
選手に声援をおくらせてもらいました。今も口ずさんでいます。ちっちゃな
ちっちゃな声で…。              (5月23日飯田芳男)

いしずえ53


■「力を合わせて!」と多くの場面で先生方は言います。教育活動では一番
的を得た言葉です。体育大会で言えば、一人一人の心配りが、大会運営の原
動力です。腰をかがめて小石をどけてくださる方や、自転車の整理をされて
演技がみられない方々のおかげもあって運営されました。陰に日向に心を寄
せてくださる皆さんのおかげで感動を味わえることができました。笑顔も、
くやし涙も後悔も「良き校風」という風にとけ合っていました。
                       (5月22日飯田芳男)

いしずえ52


■昨日会った教え子が「45歳になった」と言っていました。私が「明日、
体育大会なんだよ」と言葉を返すと、「僕は運動会等の学校行事に、いつも
みんなと同じ方向を向いてませんでしたが、今は自分の子供に、みんなと
同じ体験って、いつもできるとはかぎらないよ、って言ってます。」と言い
ながら笑っていました。私もなんだか嬉しくなりました。立ち話でしたが、
教え子は別れ際に、「学級通信の『いつも青空』は取ってあります。」と、
言ってくれて、恥ずかしながらそちらも嬉しかったです。でも「くもり空」
の今日です!                 (5月21日飯田芳男)