日誌

2024年4月の記事一覧

04.03.今年度の方針(校長コラム)

本校のミッションは、「子どもたちが大人になったとき、堂々と生きていけるようにする」ことです。人は、自分に自信がなかったり、何か後ろめたいことがあると、どうしても顔が下に向きがちです。少しでも顔が上を向くようにしていくことが学校の役割だと思います。本校の子どもたちには、胸を張って堂々と生きていったもらいたいわけです。

そして、令和6年度の重点事項は、「我慢より希望を教える」「子どもも大人も試行錯誤」「次につながる、未来で役立つ授業を行う」の3点です。

◯「我慢より希望を教える」について・・・
学校は集団生活を送る場ですので、当然、一定のルールが必要です。しかし、学校は我慢を教えるために存在しているわけではありません。未来を担う子どもたちに「希望」を教え、それぞれの人生で自信をもって活躍してもらいたいわけです。

◯「子どもも大人も試行錯誤」について・・・
「子どもの声を大切にしていきます・・・」みたいなことを言っている人に限って、「子どもから形式的に意見を聞いて、結局、大人がすべて決める」ということをやりがちです。子どもの「こうしたい!(希望)」「何とかしないと・・・(課題意識・改善策)」という声をしっかり聞いて、それを一緒に修正しながら、具現化させてあげることが大人の役割です。子どものときの成功体験は、大人になってから必ず役に立ちます。子どもの提案を安易に否定したり、大人がすべて決めてしまったりするのではなく、「子どもと一緒に、大人も試行錯誤する」、そういう教育を実践していきます。

◯「次につながる、未来で役立つ授業を行う」について・・・
「先生の話を聞くだけの授業」「黒板をノートに写すだけの授業」では、学力は定着しません。特に、「テストのためだけに我慢する授業」は、昼間の1番良い時間を授業に費やす子どもにとって辛いことですし、一生懸命授業を行う教師にとっても利点はありません。自分で考え、相手に伝える活動(アウトプットする活動)を重視し、自分の考えを「誰かに伝えたい!」という気持ちを大切にしていきたいと思います。次の学びにつながる授業が大切です。

そんなことを考えながら、「今年度の重点事項」を作りました。それなりに時間をかけて考えました。
ちなみに、本校の学校経営方針は、「本校のミッション」「今年度の重点事項」「職員の行動指針」の3部構成です。学校経営方針は、ホームページの「教育目標・重点事項」のページにも掲載しています。

「公立中学校に求められていることは何か」、真剣に考えながら、今回作成した学校経営方針に沿って、今年度の教育活動を展開していきます。

さて、全く話題が変わりますが、今日は、仕事帰りに立川駅にある「フロム中武」に寄ってみました。


1年前は、「フロムなかたけ」と読んでいましたが、今はもう間違えません。「フロムちゅうぶ」です。つい最近まで、「フロム中武って何?」「第一デパートってどこ?」と言うレベルでしたが、立川に、徐々に慣れてきました。
ちなみに、今日の目的地は、以前から気になっていた全品半額のお店です。初めて行きました。日用品から玩具、洋服まで種類が豊富で、掘り出し物がないか、じっくり探したくなります。なかには使用用途が不明の商品も・・・。実にユニークなお店でした。

04.02.小さな気配り(校長コラム)

今日は全職員で朝から夕方まで会議を行いました。明日も会議が続きます。年度始めは、確認事項がたくさんあります。

さて、来週火曜日は入学式です。例年、新入生は2列で入場しますが、保護者の皆様が写真を撮りやすいよう今年度は「1列での入場」に変更します。この程度の変更に気づく方は、おそらくほとんどいないと思いますが、本校のちょっとした気配りです。

また、27日(土)の土曜公開では、「授業参観」に加えて、「保護者会」や「部活動見学」も合わせて実施します。これも、本校のちょっとした気配りです。

子どもたちの教育活動を充実させるとともに、「保護者の皆様や地域の皆様の気持ち」を考えた学校運営を行っていきたいと思います。

04.01.不登校支援(校長コラム)

コロナ禍以降、全国的に不登校生徒が増加しています。本校も例外ではありません。

立川第四中学校では、不登校の生徒が学校内で学習する場として、「ステップ教室」(校内別室指導)を開設しています。この「ステップ教室」では、今年度、新たに「給食の提供開始」「開設日数・開設時間の拡大(毎日開設)」「指導内容の充実」の3点について検討していきます。また、不登校生徒の進路指導についてもより一層、力を入れていこうと考えています。

今年度は、教育委員会の支援も受けながら、「不登校支援の充実」に努めてまいります。このことは、令和6年度「本校の重点事項」の1つです。