日誌

公開授業・研究発表

9月22日(金曜日)研究発表実施
ご参会くださいました皆様
ありがとうございます


 9月22日(金曜日)の午後、公開授業・研究発表を実施いたしましたところ、多くの皆様にご来校をいただき、まことにありがとうございます。皆様方からいただいたご指導・ご助言を今後の教育活動に活かしてまいります。
 本校は、「主体的な学びを促す授業づくり ~伝え合い、支え合い、学び合う学習活動の活性化~」を主題に、立川市教育委員会研究指定校として2年間研究実践を進めてまいりました。今年3月に告示された新学習指導要領で示された授業改善の視点は「主体的・対話的で深い学び」です。本校では、その視点が示される以前から生徒が自ら学ぶ意欲・主体的に学びを進めるためには、どのようなことが必要であるかを研究してまいりました。このとき特に重視したことは、学習を進める上で生徒自身が「見通し」をもつこと、そして、授業の中では生徒が相互に「学び合い」を深めていくこと、また、学んだことについて、生徒が自分自身と向き合う「振り返り」です。
 この中、特に自分と向き合う「振り返り」がいかに重要であるかが分かります。生徒は「振り返り」を通して、できたこと、分かったことの確認とともに、できなかったこと、分からなかったことも明らかにし、ではどうすればよいのかまで考えるようになり、それが自ずと次の授業、学習の見通しにもつながっているからです。このことが具体的な生徒の態度として表れていることに、生徒は教員や他から指示されるのでなく、休み時間から一人一人が学習をはじめ、そして、「学び合い」を進めている授業もあります。
 こうした姿が見られるようになるのも、一人一人が自分と向き合い、自分に問いを立てられるようになっているからだと考えます。この考える力が本校が平成22年度から取り組んでいる「クリティカル・シンキング」に他なりません。
 また、今回、1年生が4月の段階から「学び合い」が自然とできているのも、小学校段階で「学び合い」を進めていて、その意義が生徒自身が理解できているからこそと思います。今後も小学校との学びの連続性を一層高めていきます。