日誌

第2回校内ビブリオバトル大会開催

第2回校内ビブリオバトル大会
チャンプ本に選ばれたのは?

 昨年度に続き、今年度の図書委員会主催による「第2回校内ビブリオバトル大会」が七夕の今日、開催されました。エントリーし発表を行ったのは、男子3名、女子3名の6名の生徒たちです。運営は図書委員会です。
 今年も笑いあり、考えさせられるシーンがあり、1冊の本との出会いを時間いっぱい豊かに表現していました。本のジャンルも幅広く、自分の読む本とは違うジャンルの本の世界の魅力を知る機会にもなっています。質問も積極的に出され、魅力をさらに引き出すことができていました。
 そして、投票の結果、今回のチャンプ本に選ばれたのは、3年男子生徒が紹介した「フェルマーの最終定理」(サイモン・シン著/青木薫訳)です。数学界最大の超難問「フェルマーの最終定理」の完全証明に挑んだ数学者ワイルズの波乱のドラマという、とても難解そうな本を「数学と文学のバランスがとれた本です」と思わず読みたくなるような紹介をしていました。素晴らしい発表でした。おめでとうございます。
 今回の6人の生徒が紹介した本は、チャンプ本の他、次の書籍名です。「やはり俺の青春ラブコメは間違っている」「ロミオとシンデレラ」「ニセコイ」「宮沢賢治の童話集」「ショートショートの広場(星新一)」
 昨年度も見られたうれしい光景が今年度もあります。それはすべてが終わった後の生徒の交流です。お互いが自然と本のことを和やかに語り合う姿です。実に楽しそうに、にこやかな表情でお互いの本について語り合い、聞き合う姿が一番嬉しいことです。本が好きでたまらないことが伝わってきます。
    今回も投票対象にはなりませんが、2名の教員が参加。内1名は校長でした。校長の紹介した本は?直接お尋ねください。校長はさっきも読み返し涙を流していました。
 今日は、七夕。図書室内、学年の廊下、そして職員室前の階段下のところにも生徒の願いを込めた短冊で飾られた笹があります。星に願いを。皆さんの願いがかないますように…。