日誌

クリティカル・シンキング講座(後半)

根拠に基づき主張する生徒
「中学生のためのクリティカル・シンキング講座」

 今週は、クリティカル・シンキング講座の4回目です。1月13日に実施したクラスの様子を紹介しましたが、今回は、1月15日に実施したクラスの授業を紹介します。スピーチのテーマは、「インターネット、スマホの使い方について、家庭でルールを作ることは必要か?」です。これまで相手に伝わるスピーチ内容の作り方を学習し、特に「イントロ(つかみ)を考えよう!」「話を聞いた人が行動を起こせるよう結論を考えよう!」を意識してスピーチを作ります。
 スピーチの内容を聞いていると、説得力をもたせるため「総務省情報通信政策研究所」が行ったスマホ等の使用時間に関する調査結果や「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」に基づき論を展開する生徒、時間の大切さを主張するため、「人生の限られた時間」について、歌の歌詞にヒントを得て、自分なりに計算をして時間の大切さを主張する生徒、また、依存症についての説明をするため「ネズミを使った実験」のデータを基に説明する生徒、スマホ等の利用と学力調査の結果を紹介する生徒など、根拠に基づいて主張する生徒の姿が見られました。
 また、「以上のことからルールを作ることが大切であると考えます。しかし、自分には自立心があるからルールなど必要ないという人もいると思います。しかし、それ本当にそうでしょうか?」と反論を予想して論を展開している生徒もいます。
 次回は、「クリティカル・シンキング講座」の最終回になります。代表者のスピーチを全員で聞きます。楽しみです。

○根拠に基づきスピーチを作ろうとしていることが分かります

○反論まで予想し主張している生徒もいます

○この授業での1回目のスピーチでは下を見ていたり、手を前についたりしていた生徒が、2回目の時は、背筋を伸ばし相手の目を見てスピーチしています。