日誌

ふみ子の海(8月28日)

 昨日は、立川市社会を明るくする運動映画上映実施委員会が主催の ふみ子の海 の映画を鑑賞してきました。ふみ子の海は、新潟県の高田盲学校で教鞭をとり、生涯を視覚障害者教育に捧げた粟津キヨさんの少女時代を描いた、市川信夫原作の同名小説に基づいた、実話の映画化です。昭和のはじめ、貧しさゆえに、瞳から光を奪われた少女ふみ子。点字の存在を知り、盲学校への進学を希望するも、女には学問は不要という時代に、母親を楽にさせたい願いからあんまの道を選び、つらい修行の中でもヘレン・ケラーのようになりたい夢を捨てない内容に涙、涙してしまう映画でした。
 多くの人に鑑賞していただきたい映画でした。本校の生徒にも鑑賞させられたらと切に願うところです。学校へ行ける環境があること、当たり前にあることに感謝です。外国では、学校に行きたくても行けない、働かなければ食べて行けない国がたくさんあります。コロナ禍で当たり前の日常に感謝する思いを抱いた人も多かったと思います。また、人との絆についてもあらためて教えてくれました。生きづらさを生きていく、地域の中でどのように考えていくかを問う映画でもありました。立川市社会を明るくする運動の映画鑑賞は、今回で5回目になります。いつも心に訴える映画をありがとうございます。