日誌

校長コラム

05.25.プロの仕事(校長コラム)

今日は、開校記念日です。創立77周年となります。歴史の重さを感じます。
さて、昨日は、先日の運動会の振替休業日でしたので、4歳の息子と2人で遊園地に行きました。
色々なアトラクションに乗りましたが、特に、園内を走る汽車が楽しかったです。正確には、汽車ではなく運転手さんが印象的でした。
出発前は、くるっと1回転して指差確認、運転中は、明るいアナウンスに、ノリノリな踊り、平日で空いていましたので、私たちの他に乗客が誰もいないときもありましたが運転手さんのテンションは決して下がりません。右手に鈴を持ち、左手にはマイクを持ち、腕、腰、首が大きく動きます。
もしもこの運転手がいなかったら、すなわち、トークも踊りもない汽車だったら、古びた汽車がレトロな情景の中をゆっくり走るだけの寂しげなアトラクションです。
その運転手さんが、たった1人でメルヘンな世界を創りあげているわけです。そして、そこにいる子どもたちがそのメルヘンな世界を楽しんでいるわけです。
大人の私も運転手さんが創る世界に魅了され、日常のストレスも疲れもどこかに行ってしまいました。
まさにプロの仕事です。
世の中には、「人の役に立つ仕事がしたい!」と考える人がいます。私もその一人です。しかし、「人の役に立つ仕事」があるわけではなく、結局は、その人次第だと思います。
どんな仕事でも、やり方次第で人の役に立つことができます。そして、どの業界にも人の心に感動を与えるプロがいます。