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校長日誌
いしずえ
いしずえ216
■枕草子の巻頭文『秋は夕暮。夕日のさして山の端(は)いと近うなりたるに』の
ように、古来日本では、秋の夕暮れのさびしいおもむきが愛されてきました。でも、
あとに『風の音や虫の鳴く音などは言うまでもなくすばらしい』という意味の文が
あるので、10月の初め頃の夕暮れかなと勝手に思っています。さて、霜月11月
になりました。国文学者折口信夫先生が著書の中で、10月が「上(かみ)の月」
11月は、「下(しも)の月」という解釈をしていました。大学時代の授業を突然
思い出す秋の夕暮れです。 (11月1日飯田芳男)
いしずえ215
■中学の時。新宿と間違えて行った原宿で、ハロウィンのパレードに遭遇しました。
黒いマントやかぼちゃのマスクに驚き、帰宅後「すごい行列を見た!」と家族に、
報告したことを、今でも思い出すと笑ってしまいます。今日はハロウィーンですが、
個人的には『出雲ぜんざいの日』だなあと思って過ごします。
(10月31日飯田芳男)
いしずえ214
■今日、読売新聞のコラムにあった「雲の畑」という子どもの詩で、ほっこりさせ
てもらいました。『雲がもこもこ うねになっている 空の上の人が胤みでもする
のかな』 私も作者を見習って、明日から、少し空を見上げて歩こうと思います。
(10月30日飯田芳男)
いしずえ213
■今日は『インターネット誕生日』です。世界で初めてネットワーク通信が行われ
た日が1969年の今日だということです。歴史は古いですが、『ネットで調べて』
が一般的になったのは平成の中頃のような気がします。あくまで私個人の感覚です。
以前、先輩の先生が電話線を買ってきて、学校のPCにつなぎ「世界とつながるぞ」
と熱く語っていました。5インチフロッピーディスクをながめながら思い出しまし
た。確か平成7年頃でした。 (10月29日飯田芳男)
いしずえ212
■昭和37年に一中生は全校で1579人でした。この年が最高記録のようです。
A組からK組まであった記録があります。学年の人数も多いので修学旅行などでは
最初の学級が見学を終えても、最後の学級は待機が続いたこともあったようです。
京都への修学旅行は車中で一泊し、東京駅からは8時間半かかったと文集に書い
てありました。機関車のススで顔面真っ黒で到着したようです。先輩方の苦労に
頭を下げるばかりです。 (10月28日飯田芳男)