日誌

2023年7月の記事一覧

07.29.先生たちの夏休み(校長コラム)

「学校の先生は夏休みは何をしているのですか。」と訊かれることがよくあります。
よく驚かれますが、夏休み中も教員は勤務日です。
民間企業等と同じで、教員も「有給休暇」と「5日間の夏休」等があり、休むときは事前に申請する必要があります。
ちなみに、学校閉庁日も書類上は勤務日ですので、別途、休暇の手続きが必要です。

そして、夏休み中の先生たちですが、部活指導、三者面談、事務処理、2学期の授業の準備、会議や研修等、様々な仕事をしています。

とはいっても、朝から授業があるわけではありませんので、普段よりゆとりがある期間であることは間違いありません。
ゆっくり休むことも大切です。

さて、今日は朝から息子の野球チームのグランドの草刈りをしました。偶然ですが、このグランドの所有者は、本校学区域内にある国立音楽大学様です。何か縁を感じます。

07.28.不易と流行(校長コラム)

学校で「今の時代に合った教育」や「これからの時代を見据えた教育」が行われているか絶えず確認することは、私を含む教育関係者の責務です。

学校で学んだ内容が時代遅れで、大人になったとき全く役に立たなかった・・・、こういう事態は避けなければいけません。

以前、教育に係る国の機関が会議の場で、「不易と流行」という言葉を引用したことがあり、それ以来、この言葉は、教育関係者の間でよく使われています。

良い俳句を作るには、普遍的な俳句の基礎(不易)をしっかり学ぶ必要があるが、それだけでは不十分で、時代の変化に合わせた新しさ(流行)も追い求めないと、つまらない俳句しかできない。
これが松尾芭蕉の「不易と流行」の理念です。

「いつの時代も変わらないこと(不易)」の中に「新しい変化(流行)」を取り入れるという考え方は、「未来で活躍する人」を育成している学校においても当てはまります。

しかし、教育関係者の中には、「不易」と「流行」を切り離して考える人がいて、そういう人はたいてい、「これは不易」「これは流行」と分類した後、「不易」に分類された事項が多いことを理由に、結局、何もしません。

こういう「何もしない人」は、「流行ばかり追うのではなく、ずっと変わらないものを大切にしなければいけない」「変えることと守るべきことをきちんと見極める必要がある」等、それらしいことを主張しますが、「不易と流行」は、別々に考えず共存可能な内容だと思います。
いずれにしても、何もしない人、そして、発想力や教育に対する熱意がない人は教育界にいるべきではありません。

世の中は常に変化し続けているわけですから、少なくとも四中では、今の子どもたちの将来のことを真剣に考え、理想の教育を追求しながら、変化を恐れずにスピード感ある対応を心がけていきたいと思います。

ところで、先日、小5の次男が学校で俳句を作ってきました。「不易と流行」とは関係なさそうです。また、国語の授業としての評価も不明です。
しかし、何かあたたかいものを感じ、リビングに飾っています。親バカですが・・・。

07.26.今日も猛暑日(校長コラム)

今週、四中では「三者面談」「StudyRoom(図書室での自習教室)」「部活動」を行っています。

教室と体育館はエアコンがあるため快適ですが、校庭は、厳しい暑さとなっています。
今日、校庭では、野球部、サッカー部、陸上部が活動していました。
日直の教員が毎日、定時に定位置で暑さ指数(WBGT)を計測しています。また、校庭で活動する部活は、いずれの部も朝早く開始して、10時台には終了しています。
熱中症には十分気を付けなければいけません。


ところで、夏休み中の校長室は、訪問者が少なくガラガラです。夏休みに入ってから、生徒の来室者は一人もいません。
会議と不在時を除き、原則、校長室のドアは開けっ放しにしています。
生徒や職員はもちろん保護者の皆様、地域の皆様、関係者の皆様、アポ不要、世間話大歓迎です!

07.25.吹奏楽部の演奏会(校長コラム)

今日の午前中、吹奏楽部の演奏を聞きに、たましんRISURUホールに行ってきました。
プログラムを見ると、演奏中はまさかの「写真NG」とあります。
というわけで演奏中の写真はありません。
とりあえず、1枚目の写真は、建物の入口です。


2枚目はアナウンスも頑張る四中生と顧問の先生。笑顔が素敵です。


そして、3枚目の写真は、リハーサル室でのチューニングの様子です。


写真の紹介はここまでです。
さて、今日は多摩地区の中学校19校の演奏が行われましたが、私は、四中を含む6校の演奏を聞きました。

四中の演奏は、明らかに他校とは違うオーラを出していて驚きました!
個人で、好き勝手に演奏している生徒はいません。
必要以上に強く吹いたり叩いたりして、自分だけ目立っている生徒もいません。
四中吹奏楽部は、最初から最後まで、1つにまとまっていました。
このまとまりを一言で表すと、プロの様な雰囲気でした。

「自己流ではなく、しっかり基礎・基本を学んでいる。」「音の強弱、途中での曲の盛り上げ方や演奏の楽しみ方を知っている。」、それが四中の吹奏楽部のすごいところだと思います。

舞台の上で、皆、堂々としていて、ハラハラするような場面は一度もありません。最初から最後まで、安心して聞くことができました。
この安定感、安心感は、練習の裏付けがあるからこそ生まれたものです。
日々の努力の成果です。

私も楽しませていただきました。
吹奏楽部の皆さん、立派でした!

07.24.冬のお楽しみプロジェクトとは(校長コラム)

通常の授業や行事にプラスした「ちょっと楽しい取組」として、“冬のお楽しみプロジェクト”を企画しました。
「四中楽しいな!」「四中すごいな!」「四中生でよかった!」と思えるような取組にしたいと思います。

第1弾は、「SASSEN(サッセン)」を予定しています。SASSEN(サッセン)とは、光る刀で行う最先端技術のチャンバラです。通常のチャンバラとは異なり、刀にセンサーが内蔵されていますので、光と音の演出に加えて、勝ち負けをすべてタブレットが自動で判定する優れものです。

第2弾は、「プロジェクションマッピング」を予定しています。冬の寒い時期、ナイター用の照明を消した真っ暗な校庭から、幻想的な映像を校舎に投影します。
ただし、この「プロジェクションマッピング」は制作をプロに依頼するわけではありません。教員が手作りで制作しますので、万が一、完成しなかった場合はごめんなさい。

第3弾は、「演劇✕体験型ミステリー」を予定しています。中学校での実施は全国初ではないでしょうか。「演劇✕体験型ミステリー」とは、演劇中に起こる事件の犯人やトリックを観客が解き明かしていく体験型ゲーム・イベントです。タブレットも活用します。
演劇と謎解き推理ゲームを掛け合わせた企画を数多く手掛けている専門家に依頼し、四中オリジナルの脚本で実施します。

“冬のお楽しみプロジェクト”は、四中だけのお楽しみ企画です。お楽しみに!