校長日誌

いしずえ

いしずえ35


■昭和22年の今日、一中の開校式と入学式が行われました。開校式に臨む皆さ
んの誇らしい表情を想像するだけで、歴史の重みを感じます。物事は、始まれば
終わりますが、一中の歴史にはつねに明日があります。歩みが止まらないことに
大きな意義があります。               (5月5日飯田芳男)

いしずえ34


■今日は、2007年に制定された「みどりの日」です。緑と言えば小学校1年
生の男子に「黒板を見て」と言ったら、「先生、黒くないよ」と言われた思い出
があります。なかなかするどい視点でした。その後下駄箱と言おうと思ったので
すが「靴箱」と言い直しました。いろいろな思いがよぎる一日になりそうです。
                          (5月4日飯田芳男)

いしずえ33


■今日は憲法記念日です。憲法の効力がスタートした日です。国の最高法規に
ついて考えてみる一日にしたいです。私が小学校6年生の担任の時「あなたの
家の憲法1条は?」を発表し合う授業をしたことがあります。今では完璧なプ
ライバシーの侵害ですね。でも、ほほえましい最高法規ばかりでした。飯田家
の憲法1条は「夜は家族でけんかはしない!」でした。祖母の提案でした。そ
んな祖母は、93歳で亡くなるまで「みんな仲良くするのが一番のきまりだ」
と言っていました。私もそれが最高法規だと思います。(5月3日飯田芳男)

いしずえ32


■新年度が始まり、ひと月たちました。この頃私は、立川駅の改札を北口に行く
間違いがなくなりました。私は学生時代も教員になっても、4月は教室を間違え
ることがたびたびありました。小学校3年の担任から6年の担任になった時は、
3年の教室に「おはよう。一時間目は体育になりました。」と板書し、青ざめた
経験があります。でも、私は失敗も人生の良き「いしずえ」となり得ると思って
おります。                     (5月2日飯田芳男)

いしずえ31


■今日は日本赤十字社が創立された日です。国際赤十字社は1864年に創立さ
れています。小学校5年生の国語で、創立者アンリ・デュナンを指導したことが
あります。デュナンはスイスの実業家です。ある児童は、この授業をきっかけに
医療関係の仕事についたと言っていました。教員の仕事は責任重大ですね。でも
元担任としては、教え子の誰もが健康で活躍してくれていることが嬉しいです。
                         (5月1日飯田芳男)

いしずえ30


■連休中も一中生は、勉強に部活に活躍してますね。立派です。このゴールデン
ウイーク中も、いえ失礼しました。「大型連休中」でした。初任の時「学校の先
生は、映画等の業界発祥の言葉ではなく、大型連休と言いなさい」と先輩の先生
に指導を受けました。この時期に毎年思い出すエピソードです。「体操着!」も
指導されました。体育の時間に着るから「体育着」ですね。先輩の忠告はありが
たいです。                    (4月30日飯田芳男)

いしずえ29


■「え~今日は天皇誕生日じゃないの~!」と、毎年私はつぶやいています。今日
は昭和の日です。昭和の一中生も、令和の一中生も先人が築いた「いしずえ」に、
しっかり根を張り生活しています。一中生の皆さん、明日からもゆっくり一歩前へ。
                          (4月29日飯田芳男)

いしずえ28


■学校のつつじは、北校舎と南校舎の間で輝いています。ネパールでは国花になっ
ています。花びらが小さいと「さつき」と呼ばれます。この区別はなかなか難しい
です。離任された先生のために「こんなに一生懸命咲いてます!」というアピール
が嬉しいですね。赤のつつじの花言葉は「恋の喜び」です。先生方との思い出はい
つまでも「喜び」ですね。つつじは筒状につながる咲き方が名前の由来です。人と
のつながりも大事にしたいです。           (4月28日飯田芳男)

いしずえ27


■4月22日の読売新聞『こどもの詩』欄の記事です。保育士さんが「暗くなって
きたね。早く帰ろう。おばけが出ると怖いもんね」と言うと、3歳男子が「え~、
おばけは よのなかに出るんだよ」と答えたという内容です。ふつうなら真夜中と
言うのですが、「よのなか」と覚えてしまったのでしょう。3歳男子君としては、
「真夜中!」と訴えたつもりでしょう。楽しい間違いですね。私は3歳の頃、「蚊
に食われた」というところ、「カニに食われた」と言っていたそうです。自分で言
うのも何ですが、かわいい間違いです。若い頃からポジティブでした。
                          (4月27日飯田芳男)

いしずえ26


■20日の東京新聞は「全然火通ってないなあ」というご主人のつぶやきを取り上
げていました。『手羽元のカリカリ焼き』をご主人に提供されたので、きっと奥様
は、しっかり火を通したつもりで、さぞ気になったことでしょう。私も記事を読み
ながら「でも生焼けだったのかな」と勝手に想像してしまいました。ところが予想
外の展開でした。ご主人は野球を見ながら「全然ヒット打ってないなあ」と言った
のでした。何とも楽しい聞き違いで、クスッと笑えました。その後、このご夫婦が
どういう会話をしたかは想像しないようにしました。  (4月26日飯田芳男)