校長日誌

いしずえ

いしずえ341


■今年も65日経ちました。月齢は13.8。今宵の月が満月に見えるかもし
れません。そして今日は啓蟄です。冬ごもりの虫がはい出る頃とされてい
ます。私には、浅はかながら、かえるが歩き始めるイメージしかありませ
んが、かえるだけでなく、冬眠している生き物すべてが動き始めるわけで
すね。啓という字は「ひらく」という意味もあるようです。先人の才覚に
敬服です。                  (3月6日飯田芳男)

いしずえ340


■この頃、都内の小川や池でカワセミを見かけます。カワセミはブッポウ
ソウ目カワセミ科カワセミ属の鳥です。小学校の教員になった頃は、本当
に昆虫の蝉(せみ)だと思っていました。当時、卒業式の練習を手伝うこ
とになって、6年生の先生に「アメフラシの写真、頼むね」という依頼を
うけました。「できてます!」私は自信をもって「猛烈な雨の中、傘をさ
して登校するシーン」の写真を差し出しました。アメフラシとは磯に生息
する軟体動物です。私は、過去を振り返らない時もあります。
                       (3月5日飯田芳男)

いしずえ339


■富士山が日本で一番高いのは、すそ野も広く大きいからです。登って
みたいですが、学校帰りに「ちょっと登ってくる」とか、買い物のつい
でにサンダル履きで「富士山でも登ってくるか」というわけにはいきま
せん。こんな話をよく児童生徒に言ってきました。用意周到に準備をし
ないと目標は達成しないものですね。一中から眺める富士山は、ものご
とを振り返る機会を与えてくれます。     (3月4日飯田芳男)

いしずえ338


■今日は『♪うれしいひなまつり』がながれる桃の節句です。先輩の
先生に、「ひしもちは緑(黄緑)が下だ」と教わりました。「白い雪
の下に若い芽、新芽があるからだ。ピンクは桃の花だから上」と指導
を受けたことを今も守っています。先輩はさらに「お内裏様というの
は、お殿様とお雛様のことであり、また、お雛様は男雛と女雛で一対
だ。歌詞は勉強になるよ」と教えてくれました。他にも歌詞における
左右逆転の様相等、学びの宝庫だそうです。でも私はおいしいごちそ
うをいただければそれで満足です。     (3月3日飯田芳男)

いしずえ337


■諏訪ノ森公園の四季はながめていて楽しいです。まるで物語に出て
くるような森が地域にあるのが嬉しいですね。期せずして『さよなら
ぼくたちの幼稚園(保育園)』という歌が聞こえてきました。一中の
3年生の巣立つ姿と重なります。この場所で遊んだ子供のころの思い
出は、いつまでも心に残ることでしょう。今日の給食は赤飯でした。
たくさんの人からのお祝いの気持ちであふれていました。
                     (3月2日飯田芳男)