校長日誌

いしずえ

いしずえ53


■「力を合わせて!」と多くの場面で先生方は言います。教育活動では一番
的を得た言葉です。体育大会で言えば、一人一人の心配りが、大会運営の原
動力です。腰をかがめて小石をどけてくださる方や、自転車の整理をされて
演技がみられない方々のおかげもあって運営されました。陰に日向に心を寄
せてくださる皆さんのおかげで感動を味わえることができました。笑顔も、
くやし涙も後悔も「良き校風」という風にとけ合っていました。
                       (5月22日飯田芳男)

いしずえ52


■昨日会った教え子が「45歳になった」と言っていました。私が「明日、
体育大会なんだよ」と言葉を返すと、「僕は運動会等の学校行事に、いつも
みんなと同じ方向を向いてませんでしたが、今は自分の子供に、みんなと
同じ体験って、いつもできるとはかぎらないよ、って言ってます。」と言い
ながら笑っていました。私もなんだか嬉しくなりました。立ち話でしたが、
教え子は別れ際に、「学級通信の『いつも青空』は取ってあります。」と、
言ってくれて、恥ずかしながらそちらも嬉しかったです。でも「くもり空」
の今日です!                 (5月21日飯田芳男)

いしずえ51


■ツバメが低く飛ぶと雨になると言います。体育大会の日を目前にすると、
ツバメが飛ぶ高さも気になります。今日私が見たツバメはとても高いところ
を飛んでいました。少しホッとしました。足どり軽く歩いていると、諏訪の
森公園で、かわいい猫が体を休めていました。見ると前足(手?)で顔をな
でまわしています。ウ~ン、あれ?まさか『猫が顔を洗うと雨になる』って
言われてなかったかな?と不安に。いえポジティブな私は、「気象予報士の
猫はいない!」と思い直しました。天気は科学ですから…。でも、てるてる
坊主を作っちゃおう!!           (5月20日飯田芳男)

いしずえ50


■体育大会が近づきました。うれし涙を流したいですが、勝ち負けがあるので
くやし涙が出てしまうこともあるかもしれません。でも私は、皆さんが達成感
を味わえたらそれだけで嬉しいですね。ところで、うれし涙とくやし波は味が
ちがうようです。電車の雑学クイズで知りました。くやし涙は味が濃く、うれ
し涙は薄味なんだそうです。交感神経と副交感神経の影響だとか。では、海の
水がしょっぱいのはなぜでしょう?私はお魚さんのうれし涙のせいだと確信し
ています。                   (5月19日飯田芳男)

いしずえ49


■小学校1年生を担任すると毎回たずねます。「いただきます」と「ごちそう
さま」では、どちらが好き?と。意見は分かれます。「これから食べたくなる」
から「いただきます」が好きと、「お腹がいっぱいになった」から「ごちそう
さま」が好きと半々です。でも、いじわるをして「いただきます」と「ごちそ
うさま」はどちらがえらい?と質問すると、なかなか答えがでません。「様」
がつくから「ごちそうさまだね」と私が言っても不満そうです。そのとおりで
すね。どちらがえらいなんて決められませんね。ふわふわ言葉は、みんな友達
みんな良き仲間です。さて、17日の放課後は体育大会の準備でした。先生も
生徒も、陰日向なく黙々と働いていました。雨は上がっていました。一中生の
心はいつも青空です。              (5月18日飯田芳男)