日誌

学校のできごと

【校長室より】 雑感

 休み時間に校庭で遊んでいた子供たちが、校舎内に入って来ました。嬉しそうな顔、楽しそうに会話をしながら廊下を歩いていました。久々に会った友達と遊んで嬉しかったのだろうと思いました。そう言えば、低学年の児童に、夏休みの終わり頃に会った際に、その子が言っていたことを思い出しました。

「早く学校へ行きたい。そして友達と遊びたい。」

 学校が多くの子供たちと遊べる大切な場所になっていることを改めて感じました。

 子供たちが安心して遊べる場所が無い。一人遊びの道具が多い。子供たちが集団で遊べる環境が無くなって来ている。大きな社会問題だと思います。

 学校は、子どもの子守の場ではありませんが、校庭を放課後夕焼けチャイムまで在校児童に開放しています。子供たちが群れて仲間と遊ぶことは子どもの成長に欠かせないことと考えています。ただし、ルールは守るよう、各家庭でもご指導ください。ホームページに掲載していますが、主なものを書きます。

 基本的なルールです。

 ・遊びの場所は原則校庭です。(中庭は休憩程度の利用・校舎側は開放していません)

 ・時間は守ります。

・堅いバットやボールの使用は禁止です。食べもの持ち込みは禁止です。

 ・校庭開放の時間帯でのけが等は各自の責任が前提です。

【校長室より】 2学期始業式 「成長しよう」

 50年間変わらないものがあります。本校の学校教育目標です。

世のため人のために尽くす人になって欲しい、幸せな人生を歩んで欲しいという願いが込められています。

 ・すこやかな子・・・・・・体と心の健康

 ・思いやりのある子・・・・優しい心や気持ち

 ・考える子・・・・・・・・賢い子、分かろうと努力する子

 学校は勉強する所です。この学校教育目標を6年間学んだ卒業生は、2831人にのぼります。50周年を迎えた今年、そしてこれからの2学期、1歩でも2歩でも成長して行く努力をしましょう。

 今朝の新聞で、6年生の全国学力状況調査の結果分析がありました。その内容で、気になることがありました。それは、子供たちが勉強しにくい状況がある、ということです。具体的には、テレビ、ゲーム、携帯電話等の使用時間が長くなっていることです。逆を言うと、家庭学習等の学習時間が短くなっている子どもが増えていることです。

 勉強するには、意欲や努力が必要です。2学期は、目標を定めて、元気に意欲的に勉強することを皆で頑張りましょう。

【校長室より】 1学期の就業式の話 「心を通い合わせる人との生活」

 祖母から聞いた、遠い昔の話です。

 大事に飼っていた猫が、突然ひざの上に来て、そこで息を引き取った。猫にその人の気持ちが伝わり、大切にしてくれたその人のところで最後を迎えた。こういう内容の話です。40年以上も前の話です。家族なら、もっと心が通じ合うはずです。
 例えば、「家族を困らせるようなことはしない」その様に思って生活する人は多い。あるいは、家族に喜んでもらうために、努力するということもある。家族が、自分の頑張りの大切な部分を占めていることがあります。

私は、「人様に迷惑をかける様な人にはなるな。」と父に言われて育ちました。

 だから、家族に迷惑をかけないように、人様に迷惑をかけない様にと思い、生活して来ました。

この夏、家族と過ごすことが多くなります。この機会に、家族の大切さや家族の中での自分の役割を考えて見ましょう。 

明日から、夏休みに入ります。家族と共に楽しい思い出を作ってください。8月28日全員元気に会いましょう。

【校長室より】 雑感 「匹夫の勇(ひっぷのゆう)」

 (ひっぷのゆう:考えもせずすぐに乱暴なことをしたがる勇気)


 夏になると思い出すことがある。

 中学1年生の時だと思うが、「路傍の石」の本で、「匹夫の勇」の言葉を知った。なぜか今でも覚えている。それは、その後に似たことをしてしまったからです。

 ある大きなプールに行った。2段の飛び込み台があった。海辺で育った私は、友達に

 「簡単だよ、一番上の飛び込み台からでも飛べるよ」と、言ってしまった。

 上にのぼって、下を見ると、プールが小さく見える。怖くて、足がすくんだ。外れたらどうしよう。心配になってきた。

 足から勇気を出して「えいやー」と足から飛んだ。落ちたと言った方がいい。

 水深くしずんで、水面に上がって来るのに時間がかかり、苦しかった。大げさに言うと死にかけた。

 友達には、まあ、こんなものさ、と言いながらも、2度とやらない。良く考えてものは言わないといけない。そう強く思ったものだ。その時に、「匹夫の勇」の言葉を思い出した。もう40年以上も前のことだ。

【校長室より】 雑感  「びっくり! 全校でのジャガイモ収穫」

  50周年企画の「体験学習」の一つとして、ジャガイモ栽培・収穫・食事(カレー)があります。PTA会長の馬場さんの畑で栽培させてもらっています。今日は、全校児童の収穫日です。昨日の夕方に、50周年実行委員会の方々が、準備をされていました。そして、一株分のジャガイモの量を見せてもらってびっくり。これまで、学校では、高学年の理科学習で、ジャガイモ栽培をしていますが、プロの腕前では、こんなにたくさん?と、びっくりしました。

  9時、最初の3年生の様子を見にいきました。

  大きなジャガイモがゴロゴロ出てきます。歓声を上げながら、「もっと深く掘りなさい。

もっと出てくるよ」を聞き、どろんこになって手を動かしています。

  梅雨の合間のいい天気で良かったです。

  子供たちも二株ずつ抜いて持って帰りますが、結構な重さです。その重さもおいしいジャガイモ、と思って張り切ってもって帰るはずです。

10時半頃、1年生が両手にジャガイモを抱えて学校に帰って来ました。顔には汗と泥、長靴で、「手が痛い」と言っては、下ろして、歩き出す。

2日間に分けて持って帰らせるか、検討が必要です。

  馬場さん、そして実行委員、PTAの皆様に感謝です。ありがとうございました。