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学校のできごと
【校長室より】 雑感 「子供はほめてもらいたい」
1年生の廊下の掲示版に、魚の絵が掲示してあります。
色使いの学習でしょうか。真ん中に大きな魚を描き、様々な色を使ってカラフルに仕上げています。魚の周囲には小さくいろいろな海の生物もいます。
楽しく眺めていたら、教室から出てきた1年生が、自分の絵を見てくれと、手を引いて自分の絵の所まで案内してくれます。今度は別の子が、見てくれと案内します。数名の子供の絵を見て、かわいいところ、これは何なのと聞くこと、魚の絵の色使いをほめること等、一言でもほめたり、感心したりすると満足そうな表情をします。子供たちをほめ、認めることは大切だと思いました。また子供たちはそれを強く欲している。そのことが情緒を安定させ、物事に立ち向かう意欲や元気を強くして行くことにつながると再認識しました。
繰り返し紹介します。 山本五十六(太平洋戦争当時の連合艦隊司令長官)の言葉から
A:「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
B:「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」
C:「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」
いつの世でも、人を(子を)育てるための大切な言葉だと思います。
*今回、Aについて正確な言葉をインターネットで調べていたら、BとCもありました。 B.Cを含む3段構成で、人の育て方を言っていることを知りました。
【校長室より】 ”書いた日付順に入れ替えました”は分割しました。
”ためていた日記を掲載しました。” の変更版 ”書いた順に入れ替えました。” は
1件毎に分割して掲載しましたので、個々の記事をご覧ください。
【校長室より】 「家族の団らんが大切」
学校便り等でも、多くこの言葉を使ってきた様に思います。
その訳をもう一度考えます。
1.今の時代、子供たちが、心身健全に育ちにくい環境になって来ている。遊び方、遊び道具、遊び場所等、しかし、子供たちに生き方を教えなくてはいけない。
2.私が子どもの頃、母親と祖母の仲がよくないと感じていた。時々けんかをすることがあった。すごくいやだった。泣いて止めたこともあった。
3.私が東京の大学に来て、年に2回ほど田舎に帰ることがあった。子どもができてからは、年に1回程度だった。その時、東京に戻る前日に、決まって父親が風呂場で大きな声を出して泣いていた。母親に、「一緒に帰ったら・・・」と、言われていた。
4.やがて父が亡くなり、母が一人で暮らす様になった。母が父の後を引き継ぐかの様に、私の家族や私が東京に帰る時は、必ず泣くようになった。
5.私に孫ができた。娘夫婦が仕事等を中心にして、いらいらしている様な時に限って、孫は皮膚の病気や体に異常をきたした。
6.長い間、学校の子供たちを見てきて、家庭での心配ごとを抱えている子共は、それなりの言動が有り、心配をしたことは幾度もあった。時には、放課後、家に帰りたくないと言って、行方をくらませ、夜⒒時頃まで教員で探したことも何回かあった。子どもは、家庭での心配ごとを引きずって生活します。
これらの経験から、「家庭の温かさ」「思いやり家族」がとても大切だと思う。子どもが幼いときほど大切です。義務教育段階終了までに、人の良さ、生き方等を親が子に話すことが必要と思います。何気ない家庭の団欒の中で、繰り返し、人としての生き方が子どもに見せられる、話せる家庭、そして子供たちが安心して生活できる家庭の中で、子供たちが心穏やかに、元気にすくすく育って欲しいと思います。家族の団欒の大切さがここにあると思います。
子供は、両親が全てです。家庭は、波静かな母港となってください。
個々の家庭がつながって、気軽に交流できる家族もすごくいいと思います。核家族化が進む中で、今、母親同士のつながりは大切です。これも経験したことですが、母親の育児にはかなりのストレスがあります。だからこそ、父親の協力、更には周囲の友人やご近所との関わりが大切と思います。(自分の反省を込めて)
【校長室より】 雑感 「低学年の絵がすばらしい」
1.2年生の廊下に、一人一人の夏休みの絵日記が掲示してあります。
家族であちこち行った体験が、絵と共にかかれています。特に注意を引きつけたのが、バッタの観察記です、足、羽、目等の鋭い観察。特に、2年生らしい何とも言えない絵がすばらしい。少し写実的になりながらも、人間的でかわいい。
保護者の皆様、これは私の反省からですが、この時期の、特に1.2年生までお子さんの作文や絵画をはじめとする作品は、保存されておくことをお勧めします。
お子さんが、20歳頃になった時、いや、お子さんが何かに困っているとき等の時に、取り出してきて見合うことで、家族愛の様なものが漂い、元気になれる様に思います。 アルバム等を時々家族で眺めるのも同じです。
我が家には、作品が無い(私が知らないだけかも知れませんが)。写真で一部保存してありますが、本物があれば面白いでしょうね。子供は、自分が幼い頃の両親の話が大好きです。特に、1.2年生の時の絵は、保存する価値があります。
【校長室より】 雑感 「読書」について
*ある読書家の心構えです・・・一泊の仕事で東京から、新幹線で大阪まで行くとき、行き、夜、帰りに読むために2冊用意する。ここまでは普通の人らしい。ある読書家は、更にもう一冊付け加え、3冊もって行く。なぜなら、電車が事故等で止まった時に読むためらしい。そこまで考えるある読書家です。
さて、本校では、火曜日に毎朝、お話サークル「おひさま」の皆さんが、すずかけ学級はじめ、全13学級に来て、読み聞かせをしてくださっています。子供たちの集中した聞き方も感心です。「おひさま」の方々の願いは、
「子供たちが、本に興味をもち、多くの本を自主的に読むようになって、知識を深め、心も豊かになって欲しい。」だと思います。保護者の方も、先生達も同じです。
26年度も、市教育委員会からの予算とは別の東京都言語能力向上拠点校としての予算から約6割の30万円程度で、児童図書を250冊程度購入します。今回は、「おひさま」サークルの方に、子供向けの本を推薦してもらいました。間もなく入荷します。(現在は、市の予算分の本300冊ほどが入荷しています。)
校舎内には、5年生3年生.4年生が一人一人、「おすすめ本」の紹介カード(B5版)作り、掲示しています。
本を読む習慣を作り、各種の図書館を利用する生活をして欲しいと思います。
秋の夜長に、テレビやゲーム等を少し止めて、読書してみませんか。
付け加え
子どもでも、何かに大きく悩み、引きこもってしまうことがある。子どもは、学校家庭・地域程度の人間関係で生活圏が狭く、逃げ場が無くなるらしい。そんなときには、「本に逃げろ!」と、言う人がいた。先日、小学生女子2名の悲しい事件があった。逃げ場が無かったのだろうか。本に逃げるのもいいと思う。本に逃げるとは、本の世界に浸りきって、学校へも行かない、外へ遊びにも行かない、孤独に、本を読み続ける。本を読んでいくうちに、生き方や考え方、様々なことに気が付き、新しい世界が広がって来る様に思う。大きく悩んだら、本に逃げよう。読書の良さの一面だと思います。しかし、悩まなくても本に親しもう。浸ろう。いろいろ感じ、考えることが大です。
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