日誌

学校のできごと

【校長室より】 雑感 「匹夫の勇(ひっぷのゆう)」

 (ひっぷのゆう:考えもせずすぐに乱暴なことをしたがる勇気)


 夏になると思い出すことがある。

 中学1年生の時だと思うが、「路傍の石」の本で、「匹夫の勇」の言葉を知った。なぜか今でも覚えている。それは、その後に似たことをしてしまったからです。

 ある大きなプールに行った。2段の飛び込み台があった。海辺で育った私は、友達に

 「簡単だよ、一番上の飛び込み台からでも飛べるよ」と、言ってしまった。

 上にのぼって、下を見ると、プールが小さく見える。怖くて、足がすくんだ。外れたらどうしよう。心配になってきた。

 足から勇気を出して「えいやー」と足から飛んだ。落ちたと言った方がいい。

 水深くしずんで、水面に上がって来るのに時間がかかり、苦しかった。大げさに言うと死にかけた。

 友達には、まあ、こんなものさ、と言いながらも、2度とやらない。良く考えてものは言わないといけない。そう強く思ったものだ。その時に、「匹夫の勇」の言葉を思い出した。もう40年以上も前のことだ。

【校長室より】 雑感  「びっくり! 全校でのジャガイモ収穫」

  50周年企画の「体験学習」の一つとして、ジャガイモ栽培・収穫・食事(カレー)があります。PTA会長の馬場さんの畑で栽培させてもらっています。今日は、全校児童の収穫日です。昨日の夕方に、50周年実行委員会の方々が、準備をされていました。そして、一株分のジャガイモの量を見せてもらってびっくり。これまで、学校では、高学年の理科学習で、ジャガイモ栽培をしていますが、プロの腕前では、こんなにたくさん?と、びっくりしました。

  9時、最初の3年生の様子を見にいきました。

  大きなジャガイモがゴロゴロ出てきます。歓声を上げながら、「もっと深く掘りなさい。

もっと出てくるよ」を聞き、どろんこになって手を動かしています。

  梅雨の合間のいい天気で良かったです。

  子供たちも二株ずつ抜いて持って帰りますが、結構な重さです。その重さもおいしいジャガイモ、と思って張り切ってもって帰るはずです。

10時半頃、1年生が両手にジャガイモを抱えて学校に帰って来ました。顔には汗と泥、長靴で、「手が痛い」と言っては、下ろして、歩き出す。

2日間に分けて持って帰らせるか、検討が必要です。

  馬場さん、そして実行委員、PTAの皆様に感謝です。ありがとうございました。

【校長室より】 朝会  「面と向かい合った言葉が大切」

  1年前に、「一つの言葉でけんかして、一つの言葉で仲直り・・・」言葉遣いの大切さを話しました。

  今日は、メール等の言葉遣いについて考えます。

  ある学級の女子Aさんは、仲間に一目おかれています。Aさんは、同じクラスの女子に時々メールを送ります。今回は、写真付きで、こういう短文でした。

  「この服、どう?」

  同じクラスのBさんは、早く返事を出そうと思って次の返事を出しました。

  「それって、似合わない」

   Aさんは、そのメールを見て、怒り、Bさんを無視するように皆にメールしました。

  Bさんは、Aさんが怒り、しかも無視するように皆に言ったことの理由が分かりません。まるでいじめられている様だと思い、悲しくなりました。

  ふと、気がつき、自分が発信したメールの内容を確認しました。

  「そうか、“?”が足りなかった。」本当は

  「それって、似合わない?」で、意味は、似合うと思うよ、であり、「似合わない?」と発音がだんだん高くなるように発する言葉だったのです。

  面と向かっていれば、語尾の疑問形やイントネーション等で、間違ったとらえ方をされることはなかったのです。  

  携帯電話、スマホ、PCメール等の盛んな時代です。

  正しく意味が伝わる工夫も大切ですが、相手を困らせるような書き込み文はやめるべきでしょう。何より大切にしたいことは、直接話し合う経験を子供のころから訓練することだと思います。

【校長室より】 <トピック> 「風船飛ばしの結果」

<トピック>  風船飛ばしの結果

  運動会当日の1245分頃、風船(メッセージ・野菜の種入り)を飛ばしました。

  午後3時半頃に、茅ヶ崎方面から、届きました、という第一報が入りました。

  その後も次々と連絡が入りました。後日まとめてお知らせいたします。

  *お知らせや励ましをくださった方々、ありがとうございました。 

【校長室より】 雑感 「創立50周年記念大運動会を終えて」


 みんな、よく走り、演技し、協力し、力を出し切りました。

 普段見られない自主的意欲的な姿が見られた児童も多くいました。

 本校の運動会の目標は、

 ★意欲的・自主的な活動を通して、自己肯定感や連帯感を育てる、です。

 ・学年、学級で、運動会に取り組む目標を決めました。

 ・仲間と励まし会いながら活動しました。

 ・東京女子体育大学の先生や学生に教わった通り、両手をしっかり振って走りました。

 ・高学年の意識を持って係活動にも努力しました。1年生のチェッコリ玉入れも全学年で踊り応援しました。

 ・50年の節目というこの機会で意欲的に頑張りました。

 ・保護者地域の方々の応援で、特に、高学年の組み体操はタワーもピラミッドも成功させることができました。

  この様な姿がありました。 目標達成です。熱中症が心配される中、1年生はじめ皆元気によく頑張りました。

  この結果を通して、子供達には、こんな気持ちや自信を持って、これからの日々の生活に生かして欲しい。

  ①やればできるという自信

 ②仲間と協力して完成させた達成感

 ③十小の新しい第一歩を踏み出したという意識