校長日誌

いしずえ

いしずえ447


■ある先生は、校外学習の前「リュックは重いものを上に詰めるよ
うに」という指導をしていました。背中に当たるところと、底には
柔らかいものを詰め、背中とリュックを密着させると良いとのこと
でした。その先生にある日私が「プラスチックごみはかさばります
ね」と言ったら「お湯をかければ小さくなるよ」と教えてくれまし
た。調子に乗って「枝豆のゆで上がりの色を良くしたい」と言うと
「沸騰点を上げるといいよ。塩をひとつまみね。」と即答。さらに
「私、雨男なんですけど。」と悩みを打ち明けると、「人間は天気
を決定する技(わざ)はもたない」と返答。人生には良き出会いが
あるものです。           (6月19日飯田芳男)

いしずえ446


■私はペットボトルでお茶を飲むことも多いのですが、今朝は、
急須でお茶を入れました。茶柱が立ちました。祖母は生前いつも
「茶柱が立つのは縁起が良いことだが、人に言ってはいけない」
と言っていました。祖母は「番茶が茶柱が立ちやすい」と言って
ほぼ毎朝挑戦していました。茶柱が立つたびに自慢げに私に告げ
ていました。あくまで根拠もない他愛ない私事です。
                  (6月18日飯田芳男)

いしずえ445


■土曜日の電車内で感じたのは、平日、休日に限らず、混雑してい
る車内でリュックを前に抱える姿が、すっかり定着したということ
です。前で抱えるとコントロールしやすく周囲に迷惑をかけにくい
ですね。そしてコロナの関係でしょうか、あくまで私の感覚ですが
つり革につかまる人が微増しているように思いました。また、エス
カレーターの手すりに手をかける人も多くなったように思います。
私はつり革も、手すりも利用します。ハイ、加齢の関係です!
                   (6月17日飯田芳男)

いしずえ444

s
■教室に一番早く入っていた生徒が「おはよう」と言っていました。
てっきり教室に他の生徒がいるのかと思ったら、その生徒だけでし
た。誰もいなくても、教室へのあいさつができる真摯な姿に感心し
ました。私は時々スーパーマーケットやデパートの店員さんが、買
い物客がいるスペースからバックヤードに入る時、振り返ってから
おじぎをする光景を目にします。その姿も「さすがだな」と思って
います。誰にでも敬意を表せる人になりたいです。我が身を振り返
り猛省しています。          (6月16日飯田芳男)

いしずえ443


■中学の時、私はいつも『勉強ってどんなことすればいいの?』
と大騒ぎでした。担任の先生に何度も「勉強って何をすればいい
のですか」と聞いていました。先生は理科の先生でした。毎日て
いねいに私に助言してくれました。漢字や英単語が書けるように
なることから、どんなふうに感じた?とか、何と何の薬品を使う
と色が変化するか、小学生にわかるようにかいてごらん等。言わ
れ続けるうちに、中1が終わる頃には「課題をもち、解決するこ
とが勉強なんだ」と気がつきました。恩師は90歳!ずっと元気
でいてほしいです。         (6月15日飯田芳男)