校長日誌

いしずえ

いしずえ491


■今日は満月です。月齢が15.7、しっかり満月です。今月は珍しく満月がもう
一度見られます。31日が月齢15.1で満月です。この満月はブルームーンとも
スーパームーンとも言われています。31日の満月は、見かけ上、今年最大と
のことです。ところで、満月の日は、満潮と干潮の差が大きくなる大潮です。
この時の海面の高さの差が潮汐(ちょうせき)です。月の引力による現象です。
でもうまく説明できません。相撲の朝潮関のことは説明できます!
                         (8月2日飯田芳男)

いしずえ490


■8月1日になりました。高校時代に担任が「8月のカレンダーの進み具合は
新幹線と同じくらい速い」と言ってました。私は「休みがあと1か月もある」
と思うタイプですが、友人は逆でした。何事も計画的に丁寧に取り組んでいま
した。どっちがいいかは明らかです。ところで、7月のカレンダーをピリッと
やぶりました。時々やぶったカレンダーがかわいそうで対話をしてしまいます。
年をとるってこういうことなのかを実感する今日この頃です。
                         (8月1日飯田芳男)

いしずえ489


■左の写真が水をあげる前のホウセンカです。右は水をあげて3時間たった
ホウセンカです。今年は雨が少なく生き物には受難の夏です。小学校は、鳥
や動物がいて管理が大変です。エサはひとまとめでも良いのですが、水やり
はまとめてできず苦労しました。市内でヤギを飼っていた学校にいたときは
近所の方々にもお世話になった思い出があります。そのヤギの思い出といえ
ば、5月の連休の日、ヤギに「今月は何月?」とたずねたら「メェイ」と答
えが返ってきたことです。賢いです。      (7月31日飯田芳男)

いしずえ488


■立川の花火大会は大盛り上がりのようでした。一中生の皆さんも楽しんだ
ことでしょう。さて、お祭りや盆踊りもたけなわです。私が子供の頃、盆踊
りが大好きで、一年中盆踊りがあったらいいなと感じていました。でも翌日、
盆踊り会場は、さびしくてたまりませんでした。会場の狭さに驚き、昨夜は
ホントにここで盆踊りが行われていたのだろうかと、腕組みをして、コナン
のように考え込んだ私でした。ところで、その頃、盆踊りのフィナーレは
「おばQ(キュー)音頭」でした。先日職員室で「最近、おばQ音頭を聞かない
なあ」とつぶやきました。若手教員の「ン?」という冷ややかな表情が見て
取れました。                 (7月30日飯田芳男)

いしずえ487


■私が小学校の教員になった頃、夏休みのきまりで「朝10時までは友達の
家に行かない」という一文がありました。私が子供の頃にもあったきまりで
す。当時は違和感を感じませんでしたが、今考えるとクスッと笑える変なき
まりです。そのころ、我が家もふくめ友達の家には、チャイムや呼び鈴がな
く、たずねてきた友達は「い い だ く ん」と絶叫していました。こち
らも妙なイントネーションで「ちょっと待ってて」返事をします。返事と言
うより「叫ぶ」というイメージです。酷暑の折り、つい思い出してしまった
恥ずかしい思い出です。            (7月29日飯田芳男)

いしずえ486


■酷暑の中ではスイカを食べたくなります。私が中学生の頃は、この時期
ひんぱんにスイカを食べていました。冷蔵庫が小さいので、切ったらテー
ブルに置きっぱなしでした。ぬるいスイカの味が思い出です。我が家は、
スイカに塩をつけていました。小皿に盛った塩を、それぞれが指でなすり
つけ(?)ます。内緒にしてください。恥ずかしい思い出です。食べ終え
るとカブトムシにあげます。でもあまり食べてくれません。白くなるまで
食べ、ヘロヘロの皮だからです。「かぶりつき体験」をおすすめしたいの
で、生徒にスイカを差仕入れたいですが時代が許さない??です。古き夏
の思い出も、人生の教材です。       (7月28日飯田芳男)

いしずえ485


■暑い日が続いています。景色がゆらゆら見える「かげろう」現象を連日
鑑賞しています。強い直射日光で地面が熱せられると、地面付近が暖めら
れ、密度分布にむらができるそうです。そこを光が通過し、揺れ動く様子
を『陽炎(かげろう)』というそうです。しかし、この現象は春が多く、
陽炎は春の季語です。陽炎には意味が数種あって『明け方の日の出頃、空
が赤みを帯びて見えるもの』を意味することもあるようです。そうすると
本校校歌の1番『かげろうもゆる武蔵野に…』は、何かものごとが始まる
スケール感を、陽炎に例えたかなと推察していました。でも、校歌は4番
まであります。しっかり春夏秋冬を歌っています。1番の歌詞の陽炎は、
「春」を伝えていたのです。私が鑑賞している「かげろう」現象は加齢に
よるものだと納得しました。         (7月27日飯田芳男)

いしずえ484


■以前はどこの学校にも百葉箱がありました。私は小学校の時、あの箱の中
に誰かが住んでいると思っていました。箱の中には気温計が入っています。
箱は、別称『八重の花びら』とも言います。辞書によっては「ひゃくようそ
う」で出ているかもしれません。私が中学生の時は、百葉箱に気温計と気圧
計が入っていました。ある日、理科委員の私が測定していると、理科の第二
分野の先生が「飯田は牛もつを食べたことがあるか?」と声をかけてきまし
た。「ないです」と言うとほほ笑みながら去って行きました。20年後焼肉
屋さんで見た『牛の胃はひだひだになっています。百葉と言います。』とい
う看板に、私は釘付けになりました。      (7月25日飯田芳男)

いしずえ483


■部活や図書館の開館、学習教室、そして面談と暑い中の来校に敬意を表し
ます。先週からセミの声を聞きます。セミも懸命に夏を生きています。セミ
しぐれもすてきですが、暑いときは赤城しぐれかな?個人の見解です。
                       (7月25日飯田芳男)

いしずえ482


■近隣の小学校も終業式のようで、荷物をいっぱい持ち帰る児童に出会いま
した。小学校の『お道具箱』は、案外かさばるので私も担任の時は、計画的
に持ち帰らせていました。小学校1年生のあさがおや、2年生のホウセンカ
やミニトマトは、保護者会で持ち帰っていただいた記憶があります。さて、
今週から夏休みの学校も多いようです。私の地元ではラジオ体操が始まった
ようです。私が子供のころは、ラジオ体操の前にカブトムシやクワガタをと
るのが日課でした。そればっかりなので、とてつもなく長い42日間でした。
一中生はどんな夏休みになるのでしょうか。数年後『中学の夏』を懐かしん
でほしいですね。               (7月24日飯田芳男)