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校長日誌
いしずえ
いしずえ511
■私は中学生の頃「口答え」をしてよく親に怒られていました。挙句の果てに
「うるせぇ」「めし」「金くれ」で過ごした時代があって、今更ながら親に詫
びている次第です。「口答え」を辞書で調べると「目上の人に言い返すこと」
とありました。辞書的には「言い返したっていいじゃん」ですが、我が家では
壮絶なドラマを作っていました。「落ち着いて話せば良かった」と今でも反省
しています。昨日、幼稚園の前で仲直りをしている園児さんに出会いました。
「おこちゃってごめんね」「うん いいよ」と言う会話に、私の冒頭の黒歴史
を一層反省した次第です。 (8月22日飯田芳男)
いしずえ510
■小学校の時、自由研究を模造紙に書き、なんとなく研究をした雰囲気にひ
たっていました。ところで、模造紙というのは化学パルプを原料とした大判
の洋紙です。大学の授業で教授が「大蔵省(現財務省)印刷局の認定和紙を
模造した紙なので、模造紙と言う」という話をしました。でも岐阜県出身の
友人は「B紙」と呼んでいました。富山県では「ガンピ」と言うそうです。
ともあれ、いつもいろいろな場所で大活躍している模造紙が、「模造」と言
う呼び名では気の毒だなあと感じて数十年です!!(8月21日飯田芳男)
いしずえ509
■子供の頃、扇風機だけの夏を過ごしていました。旅行にも行かず(行けず)
ごくごく変化のない夏休みでしたが、扇風機の風と蚊取り線香の匂いは鮮明
な思い出となっています。我が家の一年中垂れ下がった風鈴は、8月中は大
活躍でした。秋になり、扇風機も蚊取り線香もきちんと保管してあげました。
真冬の風鈴はどんな気持ちだったのでしょう?? (8月20日飯田芳男)
いしずえ508
■今年も231日が過ぎました。先日はテレビでおせち料理の紹介をしてい
ました。「早いなあ」と思いましたが準備に余念がない方々のおかげで世の
中が動いているのですね。さて日の出が5時台になりました。自然界の動き
は言葉の情報発信がありません。五感をフル活用し移ろいを楽しみたいです。
(8月19日飯田芳男)
いしずえ507
■昨日諏訪の森公園で、自由研究とおぼしき課題に取り組んでいる児童に出
会いました。セミの鳴き声を録音して種類別に分析するようです。心の中で
「がんばれ」と声援をおくりました。研究は、取り上げたきっかけ、比較、
分析、仮説の検証があれば満点です。そこで思い出したのは、私が5年生の
時の「アブラゼミ24匹」の標本です。24個入りのお菓子の箱を使ったの
が取り上げたきっかけでした。比較も分析も仮説もなし! ポップなビート
で逃げだしたい♪思い出です。 (8月18日飯田芳男)
いしずえ506
■酷暑の日々ですが、朝晩が何となくひところの暑さとは違うかなと思いま
した。まったく個人的な感想ですが、そう思うと昨夜は虫の鳴き声が聞こえ
たような気がします。季節の移ろいは誰にも平等です。時間の経過もまさに
同様です。「主張作文、まだやってない」と思っても時間を巻き戻すことは
できませんね。私の耳はいつもジージー虫が鳴いてます。加齢による耳鳴り
です。40年分くらい時間を巻き戻したいです!!(8月17日飯田芳男)
いしずえ505
■台風の被害に遭われた皆さんにはお見舞い申し上げます。また、帰省の予
定変更を余儀なくされた皆さんもお気の毒です。心中お察しします。帰省の
家族のお出迎え、お見送りはドラマのワンシーンのようで心が動きます。い
つも他人事とは思えず目頭を熱くしています。「会いたいけどなかなか会え
ない」っていう気持ちは心を耕してくれるのですが「せつなさ」というおま
けも、もれなくついてきます。 (8月16日飯田芳男)
いしずえ504
■あまんきみこさんの作品『ちいちゃんのかげおくり』には、戦争の悲惨さ
や家族の絆が描かれています。影おくりは「自分の影を十数えて空を見上げ
ると、その影が空にうつる」というものです。私は、『広い空が(焼夷弾や
爆弾などで)楽しい所でなくなっていった』という文がせつなくて、授業で
はとりあげませんでした。でもある児童が、「いつも青空」が一番だよねと
発言しました。以来、学級通信のタイトルにしてきました。
(8月15日飯田芳男)
いしずえ503
■今日は2014年に制定された水泳の日です。私はプールで泳ぐことが多か
ったのですが、料金が安かったのが理由でした。清掃工場の余熱の利用だった
ので一年中利用できました。その割には泳力は向上しませんでした。ターンの
練習は一生懸命でした。ドラマ「金メダルへのターン」が好きだったからです。
しかし、ドラマのテーマを勘違いしていました。黒歴史そのものです。
(8月14日飯田芳男)
いしずえ502
■旧盆はおおむね13日から16日と言われています。我が家では7月に行
います。私が中学生までは、迎え火や送り火を焚いていました。友人が珍し
そうに見ていました。お盆の時期は、全国的には、各地やや異なるようです。
多摩地区の一部は、7月31日から8月2日だと亡くなった父が教えてくれ
ました。ともあれ、時期を問わず、『毎日』家族や友人とおだやかに過ごせ
るのが一番です。 (8月13日飯田芳男)