校長日誌

いしずえ

いしずえ512


■今日は二十四節気の処暑です。暑さが一段落すると言われています。そうは
言っても日差しが強く、蒸し暑い一日です。カレンダーには『富山でススキが
開花する』とあります。ススキは中秋の名月を愛でる格好のアイテムです。私
は『幽霊の正体見たり枯れ尾花』ということわざから、尾花=ススキと知りま
した。そしてこのことわざを「怖い怖いというだけでなく良くみてみよう」と
理解しました。一中生の皆さん、校長先生を怖い怖いと思わず良く見てみよう。
                        (8月23日飯田芳男)

いしずえ511

■私は中学生の頃「口答え」をしてよく親に怒られていました。挙句の果てに
「うるせぇ」「めし」「金くれ」で過ごした時代があって、今更ながら親に詫
びている次第です。「口答え」を辞書で調べると「目上の人に言い返すこと」
とありました。辞書的には「言い返したっていいじゃん」ですが、我が家では
壮絶なドラマを作っていました。「落ち着いて話せば良かった」と今でも反省
しています。昨日、幼稚園の前で仲直りをしている園児さんに出会いました。
「おこちゃってごめんね」「うん いいよ」と言う会話に、私の冒頭の黒歴史
を一層反省した次第です。            (8月22日飯田芳男)

いしずえ510


■小学校の時、自由研究を模造紙に書き、なんとなく研究をした雰囲気にひ
たっていました。ところで、模造紙というのは化学パルプを原料とした大判
の洋紙です。大学の授業で教授が「大蔵省(現財務省)印刷局の認定和紙を
模造した紙なので、模造紙と言う」という話をしました。でも岐阜県出身の
友人は「B紙」と呼んでいました。富山県では「ガンピ」と言うそうです。
ともあれ、いつもいろいろな場所で大活躍している模造紙が、「模造」と言
う呼び名では気の毒だなあと感じて数十年です!!(8月21日飯田芳男)

いしずえ509


■子供の頃、扇風機だけの夏を過ごしていました。旅行にも行かず(行けず)
ごくごく変化のない夏休みでしたが、扇風機の風と蚊取り線香の匂いは鮮明
な思い出となっています。我が家の一年中垂れ下がった風鈴は、8月中は大
活躍でした。秋になり、扇風機も蚊取り線香もきちんと保管してあげました。
真冬の風鈴はどんな気持ちだったのでしょう?? (8月20日飯田芳男)

いしずえ508


■今年も231日が過ぎました。先日はテレビでおせち料理の紹介をしてい
ました。「早いなあ」と思いましたが準備に余念がない方々のおかげで世の
中が動いているのですね。さて日の出が5時台になりました。自然界の動き
は言葉の情報発信がありません。五感をフル活用し移ろいを楽しみたいです。
                       (8月19日飯田芳男)