日誌

学校の出来事

喜ぶ・デレ 校長日誌 西砂の空から NO164(2016/1/5)

校長日誌 西砂の空から NO164(2016/1/5)

 今日は、朝は少し寒かったように感じましたが、晴れているのに、富士山の姿は拝めませんでした。「富士山が見えない」→「寒くない」ということで、やはり、その後暖かくなりました。お昼に校舎外に出ると、まるで春。う~む、変です。やっぱり変です。

 感謝するということ

 さて、昨日のHP「西砂の空から」の話題で、「収穫の喜び」ということに触れました。その際、「収穫の喜び」という言葉から、アメリカの「感謝祭」を思い出しました。
 感謝祭について、ウィキペディアは、以下のように書いています。
「感謝祭は、イギリスからマサチューセッツ州プリマス植民地に移住したピルグリム・ファーザーズの最初の収穫を記念する行事であると一般的に信じられている。ピルグリムがプリマスに到着した1620年の冬は大変厳しく、大勢の死者を出したが、翌年、近隣に居住していたインディアンワンパノアグ族からトウモロコシなどの新大陸での作物の栽培知識の教授を得て生き延びられた。1621年の秋は、特に収穫が多かったので、ピルグリムファーザーズはワンパノアグ族を招待して、神の恵みに感謝して共にご馳走をいただいたことが始まりであるとされる。イギリス人の入植者もワンパノアグ族も秋の収穫を祝う伝統を持っていて、この年のこの出来事は特に感謝祭と位置づけられてはいなかった。プリマス植民地で最初に祝われた1623年の感謝祭は食事会というよりもどちらかというと教会で礼拝を行って、神に感謝を捧げる宗教的な意味合いが強かった。」
 ニューヨーク日本人学校では修学旅行はボストンでした。(ボストン?!と驚かれるかもしれません。でも、ニューヨーク日本人学校からボストンまではバスで4時間弱。ということは、東京から日光移動教室までとほとんど同じです。)
 ボストンで訪れる場所に、プリマスの入植地を復元した、テーマパークがあります。そこでわかるのは、入植当時は、アメリカも貧しい生活をしていたということです。ですから、感謝祭には、大きな意味があるのでしょうね。
 今は、私たちが子どものころと比べても、圧倒的に豊かです。そして、子どもたちは、いろいろなものの生産現場から離れたところにいるように感じます。
 こんな現実だからこそ、「収穫する喜び」を味わうことは、貴重ですね。。そして、そんな貴重な経験ができる西砂地域にいることはありがたいことですね。
 感謝したいですね。

喜ぶ・デレ 校長日誌 西砂の空から No163 (2016/01/04)

校長日誌 西砂の空から No163 (2016/01/04)

 仕事始めの今日、1月4日も冬を忘れる温かさですね。
 ただ、今週の終わり、つまり始業式あたり(?)には、また冬に逆戻りとの予報が出ています。急に寒くなって、子どもたちが風邪をひかないか、今から心配です。
 さて、昨日、一昨日と「小中連携」について書きました。今日は、「立川市民科」について書きます。
 七中校区においての「立川市民科」の中核の1つが、「農業体験」です。西砂小は、近隣で農業を営む方々(保護者も多数)を講師に迎え、「農業体験」に取り組んでいます。その中で、今日は、4年生の大根の収穫を紹介します。

 収穫直後の4年生。私に向かって、成果を見せてくれました。この日、4年生のご家庭では、夕食は大根づくしだったのではないでしょうか。
 
 今年も七中校区では、「農業体験活動」に力を入れていきます。

喜ぶ・デレ 校長日誌 西砂の空から No162 (2016/1/3)

校長日誌 西砂の空から No162 (2016/1/3)

 小中連携が進む

 今日も暖かでしたね。三が日穏やかでした。
 始業式まであと5日。子どもたちの元気な顔を見たいものです。
 
 さて、昨日は「小中連携外国語活動」について書きました。
 昨年の小中連携で忘れてはならないのは、「部活動見学」です。新入生(現6年生)にとって、中学校生活で重要となるのは、「部活動」です。中学校入学前に部活動を見学することで、中学校生活への期待を高めることができるのです。
 七中は昨年から「部活動見学」を始めてくれました。西砂小の6年生で見学したのは50名ほどですが、皆満足していたようです。
 子どもたちが書いた感想のいくつかを紹介します。

・実際に見学してみると、思っていたよりも楽しそうでした。特に、何か体験できた部活は印象に残りました。今まで中学校の中に入ったことがなかったので、中学校に行くのが楽しみになりました。
・見学に行ってみたら、せんぱいとかやさしそうで、楽しそうでした!
・どんな部活があるか知りませんでしたが、いろいろな部活があって、どれも楽しそうでした。
・みんな上手で、楽しそうにやっていました。中学生になって、部活を始めるのが楽しみです。

 部活動見学を企画運営してくださった七中に感謝します。来年度は、見学にとどまらず、体験も視野に入れてくださっているようです。
 小中連携がさらに進みますね。

喜ぶ・デレ 校長日誌 西砂の空から NO161 (2016/1/2)

校長日誌 西砂の空から NO161 (2016/1/2)

                                                     

 今日は1月2日。世間はどっぷり正月です。ですが、私がニューヨーク日本人学校にいたときには、1月2日が始業式でした。え?三が日なのに、始業式?と驚かれる方もいらっしゃることでしょう。しかし、アメリカでは1月2日は、会社では普通に皆働いています。

そして、学校も普通に勉強しているのです。そう。アメリカでは11日だけが祝日。12日は、ごく普通の日なのです。12日が始業式となると、日本人学校の3学期は長いのかというと・・・。ご心配なく。終了がその分早いのです。

 

さて、脱線しました。今日は、小中連携外国語活動の話題です。昨年27年、2015年は、立川市にとっても、七中校区にとっても、小中連携がより一層密接になった年です。その中でも、「外国語活動」は、大いに進展しました。

出前授業とは別に、各校区の中学校の英語科の先生が、校区の小学校で担任やALTとともに外国語活動を行ったのです。下の写真はけやき台小学校(九中校区)で行われた、小中連携外国語活動の研究授業の様子です。

参観したのは、各校区の小中連携外国語活動の担当の先生方。(各小学校の外国語活動の担当の先生と各中学校の小中連携の英語科の先生)。
 研究授業終了後には、先生方で協議会を行いました。

 校区の小中学校の先生方が、授業について、今後の外国語活動について熱く語りました。

七中校区の先生方も熱く語り合いました。

 今年も外国語活動をはじめ、いろいろな場面で小中連携を推進していきます。


喜ぶ・デレ 校長日誌 西砂の空から No160(2016/1/1)

校長日誌 西砂の空から No160(2016/1/1)冬休み中は子どもたちの話題がなくなります。そこで、ちょっぴり脱線を。ニューヨーク日本人学校やアメリカ生活の経験をこれから少しずつ紹介していきます。

 今日の話題は、「ニューヨークは寒い」。

元旦は暖かです。暖かいのはうれしいのですが、冬なのに暖かなのは、やはり異常気象を心配してしまいますね。
 ちなみに、ニューヨークがつい先日22度になったという報道がされていました。 
 マンハッタンを、半袖で闊歩するニューヨーカーの姿が映像で流れていました。
 こういうニュースを見ると、ついつい「ニューヨークと東京が同じ緯度にある」ような気がしてしまいます。
 実は、私もニューヨークに行く前はそう思っていました。しかし、さにあらず。実は、ニューヨークの緯度は、津軽半島と同じあたりなのです。だからこそ、22度という気温は異常なのですね。
 実際、私がニューヨークにいたときには、津軽半島と同じ緯度の寒さを実感しました。(※注:私がいたのは、正確にはニューヨークではなく、コネチカット州のグリニッジです。マンハッタンから北東に車や列車で1時間弱の距離です。ですから、ニューヨークよりさらに寒い!)
 どれくらいの寒さかというと、3年間での最高記録はマイナス25度!
 マイナス25度というと、「寒い」という言葉はあてはまりません。「すごく寒い」でもあてはまりません。「めっちゃ寒い」でもあてはまりません。
 で、どんな言葉があてはまるかというと、「痛い」です。
 ニューヨーク日本人学校では、朝、スクールバスを教員総出で出迎えます。外へ出る時刻は7時半頃。この時点でマイナス25度。発熱の下着を身に付け、ダウンやベンチコートを羽織り、厚手の手袋に耳あての重装備で外へ出るのです。しかし、マイナス25度はそんな重装備をあざ笑うかのように、肌を刺します。特に、顔。教育者ですから、さすがにフェイスマスクをするわけにはいきません。その顔を寒さが襲い、結果が「痛い!」となるわけです。

でも、今となっては、こんな体験もいい思い出です。
 
 西砂の子どもたちのためには、「暖冬」が良いかもしれませんが、地球規模で考えると、やはり冬は寒い方が良いのかもしれません。



 ちなみに、零下となると、子どもたちは外で遊ぶことができません。アメリカでは、零下の戸外で遊んだり、体育をしたりすることが法律で禁じられているのです。私が子どものころは、しばしば日本でも零下になっていました。でも、外で目いっぱい遊びました。

 さすがにマイナス25度では遊ぶのは無理としても、マイナス2~3度くらいなら外で遊んだり、体育をしたりはいいのではないかと思ったりもしましたが、さすがに法律です。当然従いました。「郷に入りては郷に従え」ですね。