日誌

学校の出来事

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から No81

校長日誌 立川の空から NO81 (2015/1/12)
「表彰」

 全校朝会や始業式・終業式の場で、表彰をします。「表彰」は、「連携・発信・自尊感情」という私の学校経営の3つの重点のうち、自尊感情を醸成できる場と考えます。もちろん、クラスの場で、担任が表彰し、クラスの仲間に祝福されるのも自尊感情を高められると思います。しかし、全校の前で表彰され、全校の仲間に祝福されると、より自尊感情は醸成されると思います。さらに、表彰を見ていた子供たちが、あこがれをもち、「自分も頑張ろう」というモチベーションを高める契機となることも見逃せません。

 さて、3学期の始業式が終わった後、表彰を行いました。3人の6年生を表彰しました。何の表彰かというと、「平成26年度東京都明るい選挙ポスターコンクール」です。2人が佳作、1人が入選でした。入選したのは、宮下真凛さん。なんと宮下さんの入選したポスターは、縮刷され、はがきになりました。
宮下さんの表彰状を読み上げる校長。


表彰状の入った筒をもって、記念撮影。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO80

校長日誌 立川の空から No80 (2015/1/10)

「3学期始業式 校長講話」

おはようございます。そして、あけましておめでとうございます。

先生方は、皆さんのインフルエンザを心配していました。もし、まだインフルエンザが流行っていたら、体育館で始業式はできないからです。

 でも、良かった。インフルエンザはおさまっていて、こうやって体育館で始業式ができるのです。

 さて、皆さん。こういうことわざを知っていますか。

「一年の計は元旦にあり」

 一年の計画は元旦に立てなさい、何かを始めるときには、きちんと計画・目標を立てなさい、という意味です。今日は元旦ではありませんが、ぜひこの一年の計画・目標を立ててみてください。

 計画・目標を立てるときに気を付けてほしいことがあります。それは、まずは具体的なものにすることです。前にも皆さんに言ったと思いますが、「今年は国語を頑張る」とか「縄跳びを頑張る」とか「学芸会を頑張る」などは、計画や目標としてはふさわしくありません。なぜなら、その計画・目標が達成できたかどうかを決められないからです。「頑張った」は、ちょっとやってできたという人もいれば、めちゃくちゃ頑張ってもできていないという人もいます。ですから、計画や目標を

立てるときには、具体的に。例えば「国語の音読を毎日3ページやる」とか「縄跳びを毎日100回跳ぶ」など数字を入れると良いでしょう。

 もう1つ。計画・目標を立てるときには、人と比べたり、競争したりしないことです。例えば「○○君に国語で勝ちたい」とか「○○さんに算数のテストで勝ちたい」などと、人と比べたり、競争したりすると競争相手とトラブルになったり、競争相手が自分よりずっと力があると、うまくいなくて自分が苦しくなります。
 それよりも、「去年の自分や昨日の自分と比べて、少しでも前に進んでいるか」を考えてください。
「去年の自分、昨日の自分より一歩でも、半歩でも前に進もう」が今年の合言葉ですね。


フリップボードを持って子供たちに話をしました。

他の人と競争する目標設定ではなく、あくまでも昨日までの自分より前進することを目標としてほしいものです。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO79

校長日誌 立川の空から NO79 (2015/1/8)

 皆さん、あけましておめでとうございます。
 新年初めての校長日誌。ちょっとUPしないでいたら、カウンターが12000を超えました。更新していないのに、ご覧いただくのは心苦しいので早速UPすることとします。

本校の屋上からの眺めです。どうです。絶景でしょう?
真っ白に雪をかぶった富士山と青々とした奥多摩の山々。正面は、私の好きな大岳です。
正月らしい写真を堪能していただけたでしょうか。
今年もよろしくお願いします。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO78

校長日誌 立川の空から NO78 (2014/12/31)

「終業式③」
 前号で2年生のスピーチの良さを1つ書きました。
 もう一つ書かなくてはいけません。それは、「上達論」です。
 2年生のスピーチには、「上達論」があります。
 2年生は、「一輪車」・「九九」・「鍵盤ハーモニカ」が上達した理由として、「一生懸命練習したこと」を挙げています。
 私は、以前全校の子供たちに「継続は力なり」を説きました。基礎基本の力は、「繰り返し」と「継続」がキーワードです。3人とも「繰り返し」と「継続」で見事に上達することを証明してくれました。
 もう1つ。「支援の言葉の重要性」です。何か上達するときには、個人の「繰り返し」と「継続」という努力とともに、教師や親や友達のアドバイスの言葉が重要になります。
 今回、一輪車が上達する際に、「遠くを見て」というアドバイスが有効だったことがスピーチで語られました。私は、一輪車に乗れませんし、指導もできませんが、「遠くを見て」という言葉は有効であることはなんとなくわかります。一輪車初心のときには、おそらく、恐怖心から「下を向いてしまう」のでしょう。下を向くと、猫背になって、重心がずれていまうのでしょう。そこで、「遠くを見て」ということで、視線が上がり、背筋が伸び、ひいては重心が安定するのはないのでしょうか?
 これはまさに上達論です。
 というわけで、2年生のスピーチは、いろいろな点で素晴らしいものでした。

 さて、あと数時間で平成26年も終わりです。
 皆さんのおかげで本校のHPの閲覧数は、10000を超えることができました。
あらためて感謝します。来年もご愛読をお願いします。

 皆様、良いお年をお迎えください。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO77

校長日誌 立川の空から No77(2014/12/31)
「終業式③」
 いよいよ大晦日。大晦日にHPを更新する学校は西砂小学校くらいでしょうか。
 でも、カウンターを見ると、冬休みになってもHPをご覧くださっていることがわかります。今年については、冬休み中も更新していきます。
 さて、終業式の私の言葉の後は、子供たちの言葉。今回は2年生各学級の登場です。(子供たちと保護者の皆さんの許諾を得ましたので、氏名と写真も掲載します。)2年生は、マイクを前に緊張の面持ちながら、ゆっくり、はっきり、大きな声でスピーチできました。

2学期がんばったこと

 2年組 野口みもり

 わたしは、2学き一ばんがんばったのが、一りん車と竹うまです。なぜかというと、一りん車は少ししかできなかったからです。竹うまは、学校にあるむかしあそびの道ぐだからです。

 わたしが、一りん車をれんしゅうしているとき、ともだちが

「遠くを見るといいよ。」

と言ってくれました。わたしはそれから遠くを見てれんしゅうをしました。そしたらある日校ていを一しゅうできるようになりました。

 2学きのおわりから、竹うまをはじめました。竹うまは、すぐにできるようになりました。なぜかというと、前に一どやったことがあったからです。

 わたしはこれから一りん車や竹うまをしている人にアドバイスをしていきたいです。一りん車は、ともだちが言っていたとおり、

「遠くを見るといいよ。」

と言って、竹うまは、

「つま先で立ってサクサクいくといいよ。」

とアドバイスしたいです。

 

とっくんした九九

2の2 うの たばさ

 わたしが2学き一番がんばったのは、九九です。なぜかというと、はじめは、言えなかったけど、ならっているうちに、すらすらいえるようになったからです。家でもれんしゅうして、九九のけんていが早くおわりました。九九は一番がんばったので、だれよりも早く言いたいです。そのために、これからもいっぱいれんしゅうしたいです。

 せんせいが、一しょうけんめいおしえてくれたので、こんどはわたしが、がんばりたいです。

 3学きになっても九九をもっともっとれんしゅうしたいです。

 

 がんばった音楽会

 2年2組  ほり川 しょう太

 ぼくが2学き一ばんがんばったのは、音楽会の手ぶくろを買いにのけんばんハーモニカです。

 なぜかというと、ひくときの後の方の、ゆびばんごうがむずかしかったからです。

 子ぎつねが、一人で手ぶくろを買いに行くときのきょくです。

 先生が

「子ぎつねは、どんな気もちかな。」

と言ったので、ぼくは、

「一人で、さみしい気もちです。」

と答えました。だから、まちがえないで、さみしい気もちでふきました。

 中休みも、けんばんハーモニカをみんなでれんしゅうしました。

 家でも、いっぱいれんしゅうしました。

 音楽会では、けんばんハーモニカをもってやるので、いつもよりむずかしかったです。

 音楽会の二日目は、お母さんもお父さんも来たので、すごくきんちょうしました。

 けんばんハーモニカがうまくふけて、ダンスもじょうずにおどれたので、せいこうしたと思います。

 家に帰ったら、お母さんとお父さんがほめてくれました。うれしかったです。
 子供たちのスピーチ原稿をご覧になってお分かりのように、「結論(2学期一番頑張ったこと)→理由」という形になっています。これは、この一年私が先生方に伝え続けてきたことです。「論理的な考え方・話し方に強い子」・「『なぜ』に強い子」に育てるために、常に「結論」→「理由」の書き方・話し方をさせるようにすることが大切です。2年生はすでにこの話型が身についています。