日誌

2016年11月の記事一覧

喜ぶ・デレ 校長日誌 西砂の空から No294 (2016/11/29)

校長日誌 西砂の空から No294 (2016/11/29)

 先週の火曜日の全校朝会で「いじめ講話」をしました。
 今回の講話は、直前に問題となっていた、「原発避難の子供へのいじめ」です。 

 今日のお話は「いじめ」についてです。

 皆さんの中にもニュースで見た人もいると思います。福島から避難してきた子がいじめに遭ったというお話です。

 この子は福島県の原子力発電所の事故から小学校2年生の時に避難してきました。福島県から横浜まで遠くへ避難しました。どんないじめだったのでしょう。いくつかわかっています。

 まず、ばい菌扱いされました。名前に菌をつけて「○○菌」と呼ばれたのです。校長先生で言えば、「内野菌」ですね。ひどい言葉ですね。ひどいちくちく言葉です!!許せませんね。

 次に、こんなひどいことも言われたそうです。「おまえ、避難するとき、お金をもらっているんだろう。もらった賠償金を払え。」と。結局この子は何度も払わされて、全部で150万円をとられたそうです。ひどい話です。

 ここまで来ると、もはやいじめではありませんね。そう。犯罪です。いえ、お金を取られるいじめを受けたら犯罪というのはおかしいですね。なぜなら、「いじめは犯罪」だからです。

 さて、いじめられた子供はどうしたのでしょう?この子は、このように書いています。

「今まで何回も死のうと思った。でも、震災でいっぱい死んだから、つらいけど、生きるときめた。」

 良かった!生きると決めてくれて。死を選ばなくて。

私たち西砂小学校の先生方は、「いじめられている子どもを守ります!安心してください。絶対に守ります。」

 だから、いじめられたり、暴力を受けたりしたら、「先生に相談してください!」「いじめを見たら、聞いたら、先生に言ってください!」「暴力をふるわれたら相談してください!」

「誰でもいいからです。担任の先生に相談しづらかったら、学年の先生でも、他の学年の先生でも、保健室の先生でも、スクールカウンセラーの先生でも、いいです。相談してください!先生方に相談しづらかったら、お家の人でもいいです。とにかく、相談してください。

 みんなで協力して、ちくちく言葉を西砂小からなくしていきましょう!みんなで協力して西砂小からいじめをなくしましょう!みんなで協力して西砂小から暴力をなくしていきましょう!みんなで協力して安心できる西砂小にしていきましょう!みんなが楽しい西砂小にしましょう!

喜ぶ・デレ 校長日誌 西砂の空から NO293 (2016/11/29)

校長日誌 西砂の空から NO293 (2016/11/29)

 今日も朝は寒かった割に、日中はポカポカ陽気です。でも、日本中で、インフルエンザは着実に猛威を振るい始めています。体調が悪い時は無理をさせてないでください。
 さて、今日の給食です。

今日の給食メニュー:ごはん、鰆のごまみそ焼き、白菜と小松菜のおひたし、沢煮椀、リンゴ、牛乳
美味しゅうございました。

※沢煮とは、広辞苑によると、「肉・魚介・野菜など各種の材料を取り合わせて、煮汁を多くしてごく淡泊に味付けをした煮物」だそうです。校長の初耳学でした。(すみません。無知で。)
ちなみに、沢煮の「沢」は、たくさんの沢(たく)で、いろいろなものを煮込むので沢煮だそうです

喜ぶ・デレ 校長日誌 西砂の空から No292 (2016/11/29)

校長日誌 西砂の空から No292 (2016/11/29)

  就学時健康診断

 昨日の午後、「就学時健康診断」がありました。
 本校に入学予定と他校に入学予定の就学前児童が120名近く集まりました。
 受付をしようとする就学前児童とその保護者が西砂小学校の1階廊下にずらりと並ぶと壮観な光景でした。
 事前の打ち合わせで(昨年度の反省も活かし)、「なるべく長時間お待たせしないようにしよ」として、教職員総動員で目一杯動いた上、5年生児童も頑張ってくれたのですが、結局最後は4時となってしまいました。
 お待たせしてしまった皆様、申し訳ございませんでした。終了後、片付けをして、4時半から教職員で反省会をして、来年度へ向けて「開始から2時間以内に終了できるように改善を図っていく」こととしました。
 西砂小学校に入学予定の児童と保護者の皆様、次にお会いできるのを楽しみにしています。

喜ぶ・デレ 校長日誌 西砂の空から No291 (2016/11/29)

校長日誌 西砂の空から No291 (2016/11/29)

 おはようございます。
 今日は晴天の予報。朝から北風が服の中まで入ってくるようで寒いです。
 昨日朝、西門で挨拶運動をしていると、2年生がやってきました。「おはようございます!」と挨拶をしたとたん、強い風が吹き抜けました。その瞬間、木々の葉が舞い散りまりました。
「うわ~っ!落ち葉~っ!」
と歓声を上げる2年生。
 一人の男の子がその中のもみじを拾い上げて、自分の右目にあてて、一言。
「校長先生、見て。落ち葉だよ。」
 たわいもないしぐさ、やりとりですが、これぞ小学生。これぞ低学年。
 大人だったら、舞い散る落ち葉を見て、「あ~っ、寒っ!!」と小さく叫んでお終いでしょう。
 落ち葉を見て、感動できる、そんな心を大切にしたい、と思ったひとときでした。

喜ぶ・デレ 校長日誌 西砂の空から No290 (2016/7/17)

校長日誌 西砂の空から No290 (2016/7/17)

 ちょっと話がさかのぼります。先月の18日、50周年が終わった直後の朝会での私の講話です。
 今日は、50周年記念式典のお話です。1年生から4年生までは式典に参加しなかったので、式典の様子を知らせます。「大成功!」でした。式典に来てくださった皆さんが褒めてくださいました。例えば、56年生の式典の最中の態度すばらしいとか、合唱が美しいとか、6年生の和太鼓がとっても上手だとか、5年生の群読の声がすごく出ていたとか、たくさんありました。

 ところで、式典はどうして成功したのでしょうか。それは、「西砂小学校の伝統」と言えると思います。西砂小の子供たちは、いつも話を聞く態度が素晴らしい。こういうことを伝統と言います。

 また、5・6年生が「簡単に満足しなかった」ということも成功の原因です。5・6年生は式典の練習を重ねていくとき、「もっともっとよいものを!」という気持ちで取り組んでいました。さらに、5・6年生は、「練習を何度も何度も繰り返し」ました。やっぱり、練習って嘘をつかないんですね。

 さて皆さん。次は学芸会です!

 50周年の5・6年生のように、「練習を繰り返しましょう。」練習をなぜするのか?学芸会では、みんなと一緒ですが、セリフを言うときは、孤独です。不安になります。「自分の中に自信を作るために」練習をするのです。

 また、5・6年生のように、「簡単に満足しないこと」も大切です。少し上手になっても、それで満足しないで、「もっともっとうまくなろうという気持ち」をもって練習に励んでください。

 見ている人、お家の人たちは、皆さんのセリフや演技のうまさに感動するのではありません。見ている人たちは、皆さんの一生懸命さに感動するのです。

 最後の最後で大切になるのは、その一生懸命さです。頑張ってみんなで学芸会を成功させましょう