Hello 校長室

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マイアミの奇跡から(Hello 校長室 10月16日)

 1996年アトランタオリンピックの男子サッカーで日本代表はブラジルに1-0で勝ちました。マイアミの奇跡といわれています。GK の川口選手が何十本のシュートを止め、一瞬のチャンスを生かしての得点。あれから31年、国際親善試合で3-2の逆転勝ちに時代を感じると共に日本サッカーの発展を強く感じました。森保監督もワールドカップ出場を目指していた現役時代からワールドカップ優勝を目指せる位置にまでチームを成長させている、成長している現実に感慨無量のことと思います。勝負の世界ですから色々と批判もされてしまう監督の仕事ですが、かげながら応援しています。

 

 

ケニアで学校を運営する(Hello 校長室 10月15日)

 昨日の東京新聞のこの人の欄にケニアで学校を運営する早川千昌さんの記事がありました。「人はなぜ生まれ、なぜ生きるのだろう。この答えを探すために、18歳の時に世界中を放浪。・・・どうして世界中で戦争が起き、虐げられる人がいるのか。人と出会いながら知りたかった。キベラ・スラムに来た時、答えがあると直感した。過酷な生活でも、誰のことも恨まずに助け合って生きている。この人たちをもっと知りたい。子どもたちへの炊き出しから始まり、1999年に学校を設立した。」と記されていました。人それぞれに生き方があります。この早川さんのもつ課題意識や行動力にびっくりです。「人と出会いながら知りたかった」という言葉に学ぶことが多いと感じました。

 

学校公開日(Hello 校長室 10月14日)

 10月も中旬を迎えます。今週の土曜日は学校公開日になっています。合唱コンクールに向けての練習している姿を公開したいという思いからです。第4小学校の運動会と重なってしまっているので保護者の方にご足労をおかけします。19日の日曜日は本校で柴崎町の運動会が行われます。学校に訪れる機会の多くなる週末です。

 

励まし(Hello 校長室 10月13日)

 どのように励ますのがよいのか悩むことは多々あります。朝日新聞に「励まし」の記事がありました。人には「下方比較」といってより悪い事態と比べて自分の気持ちを持ち上げる習性があります。もっと大変な人たちはたくさんいる等話す場合ですが効果的な励ましではないことが多いようです。スポーツの世界で「ペップトーク」という励ましの手法があります。ペップとは活力や元気の意味で、短くて分かりやすく、肯定的な言葉を使い、人の魂を揺さぶりその気にさせるトークのことを言います。2023年のWBC の大谷翔平選手の言葉「僕から一個だけ。憧れるのはやめましょう・・・勝つことだけ考えていきましょう」はペップトークとして完璧と述べています。受験コーチング協会代表理事の鈴木詩織さんは「結果ではなく、プロセスにフォーカスすることが大事」と指摘しています。受験直前に「きっと受かるよ。大丈夫」と声をかけるのはかえってプレッシャーになる。「今までがんばったのをみてきたよ。力を発揮できるように応援しているよ」等の声かけがいいのだと書いてありました。また「受験生に何と声かけしたらよいか」と迷うならなにも言わないほうがいい。「余計な一言を発するぐらいなら、美味しい食事を作ってあげたほうがいい」と伝えています。私はよく「大丈夫」と言ってしまうことがあります。プレッシャーを与えていたかもしれません。励ましも一人ひとりに応じて、また場面によっても違うものかもしれません。言葉でなくてもそばにいるだけでよいかもしれません。励ましについて色々と考えさせられました。