Hello 校長室

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泥の河(Hello 校長室 8月24日)

 昨日は国立市の富士見第一団地の一角の小さなホールで「泥の河」という小栗康平監督がはじめて映画化した作品をみてきました。舞台は1956年、昭和31年で戦争の傷跡がまだ色濃く残る一方で、日本は朝鮮戦争の特需に乗って経済成長の道を歩みはじめている時代です。その中で大阪の河のほとりにある小さな食堂の子どもと廃品をあさっている学校にも行けない少年の交流を通して戦後10年経った日本の姿、格差が広がり社会の中でそれぞれが必死に生きる姿を写し出していました。白黒の映画であることも心に響いてきました。8月19日の朝日新聞に女優の加賀まり子さんが泥の河に出演した時のことを記した記事がありました。その事もあり、興味があったので見てきました。話は変わりますが、国立市には映画館がなく、映画が好きな方たちが集まって映画を上映する活躍をしているとのことです。9月13日から11月30日まで国立映画祭2025として全12企画を予定しているそうです。また機会をつくって見に行ければと思います。

 

 

立川市獅子舞芸能保存会(Hello 校長室 8月23日)

 諏訪神社・八幡神社の例大祭が始まりました。昨日は立川市獅子舞芸能保存会による獅子舞による宵宮の儀が行われました。

本日は16時から諏訪神社境内で諏訪神社奉納の儀が、明日の16時から八幡神社境内で八幡神社奉納の儀が行われます。獅子舞や棒使いには過去にサッカー部の教え子たちが活躍していました。昨日もサッカー部の教え子たちと出会い懐かしく語りあいました。棒使いを教えているのは教え子のお父さんで、お父さんもまた小学生の頃に棒使いをしていたことをはじめて知りました。昔は棒使いは富士見町、獅子舞は柴崎町に住んでいる人と決まりがあったとのことですが、今はなかなか担い手がいなくその決まりは関係なく行っているそうです。伝統芸能をどう継承していくか、人材をどのように育成していくか大きな課題となっています。2週間前から夜に毎日練習を積むため、仕事をしている人は難しく中学生にも参加して欲しいとの期待があります。教え子は自分の子どもを連れてきて将来は棒使いをやってもらいたいと話していました。

是非、立川市の伝統芸能を引き継ぐ獅子舞をやってみたい生徒は申し出てみてください。またどんな芸能なのかを本日と明日に行われるので実際に観て欲しいと思います。

 

 

ジョギング(Hello 校長室 8月22日)

 アキレス腱断裂から明日で5ケ月が経ちます。現在は月に1回診察とリハビリを行っています。ようやくジョギングをしてよい指示が出ました。アキレス腱は縫い合わせているのでとても太くなっています。切れた方の足だけで踵を上げることが少しできるようになりました。踵を上げることがこんなに難しいのか、アキレス腱やふくらはぎの筋肉の凄さをあらためて実感しました。もう少し涼しくなったらジョギングを始めようと思います。

 

新聞から(Hello 校長室 8月21日)

 8月15日の終戦の日を終えてからも今年は戦争に関する新聞の記事が多いのではないかと感じます。ハロー校長室も同じように戦争に関する事が多く、もしかしたらまた戦争に関することと思う方もいるかもしれません。「記憶をつなぐ、平和の継承」といわれる時に自分なら何ができるのか、そこを生徒には一番に考えて欲しい思いがあります。そのためにはまず「知ること」から始まるのではないか私は考えます。昨日の朝日新聞夕刊の時事小言の中で「私たちは、第2次世界大戦について、戦争の何を記憶しているのだろう」とありました。記事では日本国民の戦争経験に集中している、しかしそれだけでなく日本の外からも戦争を捉えこれまで見てこなかった戦争の姿を知ることだと伝えています。学べば学ぶほど探求していく姿勢になります。最初の一歩はやはり知らないと始まりません。戦争の記憶の継承、平和の継承、自分にできることを少しずつはじめてもらうことが未来を創っていくのだと思います。

 

交通信号の日(Hello 校長室 8月20日)

 本日は交通信号の日だそうです。1931年、東京・銀座や京橋などの交差点に、日本初の3色灯の自動交通網信号機が設置されました。信号機を思いついた人はどんなことを考えていたのか、海外から発想を得ていたのか想像してしまいます。信号機というと私の知っている校長先生が青ヶ島に初めて信号機を設置しました。青ヶ島の生徒が修学旅行で東京に来たときに信号機をはじめて見るのではなく、事前に安全な学習につなげることからと話していました。しっかり交通ルールを守って過ごしていきたいです。