日誌

学校の出来事

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO105

校長日誌 立川の空から NO105 (2015/03/20)
「全校朝会校長講話」
 今週の月曜日の全校朝会の講話を載せます。

おはようございます。今日は、「学力」について考えてみたいと思います。

「学力」って何ですか?と尋ねると、多くの大人が「読み書き計算」と言います。

つまり、しっかり音読できて、書いてある意味がわかって、しっかりと漢字の読み書きができて、しっかり計算ができることが「学力」、ということです。確かに、「読み書き計算」も「学力」の1つで大切です。でも、それは、一部です。

では、大切な学力とは何でしょうか?例えば学力とは、西砂小学校の目標にある「自分の考えをもつ」です。また例えば何か聞いたり、見たりしたときに、そのまま信じるのではなく、「これって本当?」と疑ってみて、「自分で確かめること」です。また例えば、「これは正しいのか、間違えているのか、自分はどう行動したらよいのか」、などを考えて、自分で決めることです。また例えば、「自分の考えを相手にわかりやすく伝えること」です。

といっても、わかりにくいですね。では、具体的な例をあげましょう。西砂小学校の例です。

3年3組のみんなが社会科で松明祭りについて勉強しました。講師として松明祭り保存会の高橋さんが来てくださいました。そこで、3年3組は、発見をします。それは、松明祭りを支えてくださる人が少なくなっていることです。普通ならこの発見でおしまいです。でも、3年3組の子供たちは違いました。「松明祭りを支える人が少なくなっているのなら、ぼくたち、私たちがポスターをつくって、宣伝をして、支えてくださる人を募集しよう。」と考えたのです。これが「自分の考えをもつこども」です。そして、さらにすばらしいのは、実際にポスターをつくったことです。これがそのポスターです。(※ポスターの実物を提示)

このポスターは、後で校舎内に掲示しますので見てください。

さて、今お話ししたように、これが「これからの学力」です。先生が、お父さんやお母さんが、誰かが教えてくれるのを待っているのではなくて、自分の考えをもって、自分から何かを変えていこうと行動すること、そういうのが「これからの学力」なのです。

3年3組の今回のこのポスターは、そういうことを教えてくれました。

皆さんも自分たちの頭で考え、自分の意見をもち、自分から積極的に行動していきましょう。


 

 

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から No104

校長日誌 立川の空から NO104(2015/03/18)
「卒園式」
 本日の午前中、松中幼稚園の卒園式に来賓として出席しました。
 驚いたことが3つあります。
 1つ目は卒園生の人数。なんと120名。西砂小学校の今年度の卒業生の数よりも多いのです。
 2つ目は、園児の態度の良さ。120名もの園児が修了証を受け取るので、当然時間がかかります。また、合唱や呼びかけもあるのです。10時に開式して、結局終了したのは、11:30。なんと1時間半も式が続いたのです。幼稚園生なので、私の予想では、園児たちは、飽きてしまって、歩き出したり、おしゃべりしたり・・・でした。ところが・・・園児たちは、なんと1時間半、持ちこたえたのです。すごい!
 3つ目は、本校に入学する子供たちの数。120名中、37名が本校に入学とのこと。
 
 最後に、松中幼稚園の卒園式は、先生方の想いが伝わってくる、温かい卒園式(先生方は涙、涙・・・でした)で、何よりとってもかわいかった(これが小学校と一番違うところ)です。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO103

校長日誌 立川の空から NO103(2015/3/18)

「交通安全」
 昨日の全校朝会で立川警察署の交通安全課のお巡りさんが、本校の子供たちに「交通安全の呼びかけ」をしました。
 このきっかけとなったのは、小学生の交通事故です。都内で小学生の交通死亡事故が続いたため、お巡りさんが直接子供たちに呼びかけたい、ということになり、本校を含め立川市の小学校へ出前講話をすることになったのです。

立川警察署による交通安全講話。

「交通事故が多発していること」
「急な飛び出しをしないこと」
「横断歩道を渡るときには、(横断歩道であっても)右を見て、左を見て、また右を見て、車が来ないことを確認してから渡ること」(※自転車で横断歩道を横断中にトラックに巻き込まれて死亡した小学生の例を念頭に話をしてくださったようです。)
などを丁寧にお話ししてくださいました。
 終了後、私が御礼を申し上げると、お巡りさんは、
「ほかの学校と比べて言うわけではないのですが、西砂小学校の子供たちはよく話を聞きますねえ。」
と感心しておっしゃってくれました。こういう命を守る、重要な話の際は、特に真剣に話を聞くことが大切ですね。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から No102

校長日誌 立川の空から NO102 (2015/03/17)
「20000アクセス達成!」
 
 本校HPの閲覧数が20000を超えました!
 いや~、めでたい、めでたい!皆さんの応援に感謝、感謝、感謝です。
 もうすぐ平成26年度も終わりますが、これからも西砂小学校のHPをご愛顧ください。
 次に目指すは30000アクセスです。

 さて、今日の話題は、「万引き防止」。現在、世界一治安が良いと言われている日本でも、万引きが増加しています。万引きのために、廃業に追い込まれるお店もあります。(実際、私が知っている店で、万引きのため廃業になったのが2店あります。)
 万引きが増加すると言われている中高校生の前に、つまり小学生の内に、「万引きは犯罪であること」、「被害を受けた店は、大打撃を受けていること」等を知らしめる必要があります。
 本校では先日の全校朝会にて、立川警察署が万引き防止の講話をしてくださいました。

子供たちは、立川警察書の方々の「万引きは絶対ダメ」というお話を、静かに、しっかり聞いていました。
子供たちが、自分たちが万引きしないことはもちろん、周囲で万引きしようとしている仲間を止めてくれれば、立川警察書の方々も話した甲斐があったというものでしょう。
(※このお二方は、西砂小学校の周辺をパトカーでパトロールしてくださっています。)

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO101

校長日誌 立川の空から NO101(2015/3/11)
「地震に備える」
 昨日の全校朝会では東日本大震災に関わる講話をしました。

 おはようございます。今日は3月10日。明日は3月11日です。3月11日といえば、東日本大震災が起きた日。15000人以上が亡くなり、2000人以上が行方不明となった東日本大震災から4年目がたちました。

明日は、震災があった2時46分に立川でサイレンが鳴ります。サイレンが鳴ったら、遊びの途中でも遊びをやめてサイレンを聞きましょう。今日は、お亡くなりになった方々のために黙祷をささげましょう。皆さん、目をつぶってください。下を向きます。(※15秒ほど黙祷)

はい。目を開けてください。

 

さて、東日本大震災は、1000年に一度の大地震です。ということは、1000年前に東日本大震災のような大地震があったと言うことになります。本当でしょうか。

実は、その証拠があります。百人一首の歌に残っているのです。紹介します。この歌です。

 

「ちぎりきな かたみに袖をしぼりつつ 末の松山 波こさじとは」

 この歌の中の「末の松山」は、宮城県にあります。今から1000年以上前に大きな地震が起きて、大津波が宮城県を襲いました。大きな被害があったのですが、津波は、末の松山まで来ませんでした。

それから1000年以上たった、2011年の3月11日、皆さんもよく知っている、東日本大震災が起きました。すごい津波が東北地方を襲いました。それでも、末の松山には波は来ませんでした。それが「波こさじとは」という言葉になるのです。百人一首の歌は1000年前から津波の恐ろしさを教えていたのですね。

津波の恐ろしさを教えるといえば、有名な言葉があります。それは「津波てんでんこ」という言葉です。「津波が来たら、一人一人がてんでんばらばらになって、早く高台に逃げろ」という意味です。この言葉を知っていて、命が助かった人がたくさんいます。昔の人の言い伝えって、大切なのですね。

 さて、明日3月11日で、東日本大震災から4年です。たくさんの命がなくなっています。地震は必ず来ます。なくなった、たくさんの命を大切にするためにも、皆さんは家の人とと一緒に地震への備えをしてください。

 この本(※「3・11を忘れない」)にも「地震に対する10の備え」が載っています。

 いくつか紹介しましょう。「①家具類の転倒・落下・移動防止対策をしておこう」。この話は前にしましたね。「②消火の備えをしておこう。」地震で怖いのは、火事です。火事が広がらないように、家に消火器はありますか。すぐ火を消せるような水が入ったバケツはありますか。「③非常用品を備えておこう」懐中電灯や、ラジオなどともに、水や食料の準備も大切です。「④家族で話し合っておこう」地震が起きたとき、家の中のどこに逃げるのかとか、外に出ているときには、どこに集まるとか、家族でよく話し合っておきましょう。

 今日、明日で家族で話し合って、是非対策をして、大切な命を守れるようにしましょう。