日誌

2016年2月の記事一覧

主体的な学び

福井県の中学校の先生が本校を訪問されました
学び合いの授業を見ていただきました

 2月12日(金曜日)の午後、福井県敦賀市立中学校のお二人の先生が、本校を訪問されました。特に少人数指導を進めている「英語」と「数学」の授業を見ていただきました。生徒相互の交流の場面となる学び合いの様子をみていただき、関心をもってくださいました。福井県は、秋田県と並ぶ学力の高い県として有名です。また、福井県は学力のみならず体力も全国のトップクラスです。私たちの方が、その取り組みなどについて、学ばせていただきたいです。
 さて、写真で紹介をしている授業は、数学です。この様子を特段長く見ていただきました。授業は、生徒が自ら課題意識をもって臨み、2人から5人程度の少人数のグループで、相互に自分の考えを伝え合い、支え合い、学び合いながら理解を深めていく、まさに主体的な学びの姿(これが今言葉としては有名になっているアクティブ・ラーニングにつながるものです)が見られました。先生役になっている生徒がいたり、図形の問題で分からないところを調べるために、席を離れて教室の後ろに行き、立体模型で確認し合ったりと、自分が納得いくことができるような形態になっています。
 学習の理解度は生徒一人一人に違いがあります。各自が授業で、「何を」「どのように」理解することが必要なのかという『見通し』と自分が何が分かっていて、何が分かっていないのかを知り(メタ認知)、そのため自分が考えるべき学習課題は「何か」という「課題意識」をもって授業に臨んでいます。そして、その解決に向けて生徒が相互に「対話」による交流を通して学んでいきます。さらに、最後に各自が『振り返り』を行い、「何が分かり」「何が分かっていないのか」などの自分自身の理解度を確かめ、家庭で進める学習内容や次の授業の自分の課題を見出すという「主体的な学び」の姿がここにはあります。