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2015年6月の記事一覧

第3回学校公開日 6月20日(土曜日)

 6月20日(土曜日)は、今年度3回目の「学校公開日」でした。当日は、109名の保護者の皆様、そして地域の方、立川市教育委員会の方にもご参観いただきました。ありがとうございます。また、保護者にいただいたアンケートでは、私たち教員にとりまして励みになるお言葉をいただき、ありがとうございます。これからも生徒が学習に前向きになれるような授業を進めていくよう努力をしていまいります。

 参観者の内訳 1年:55名 2年:31名 3年18名 6組:5名  計109名

【保護者アンケートより〕
〔1年〕英語の授業を見させていただきました。楽しそうにやっているところもあり良かったと思いました。家に帰ってから習った英語を使ってみたくなり、いろいろ発音しています。間違っている時もありますが、興味を引き出してもらっているのが、ありがたいです。
〔1年〕本日は時間の都合で1年3組の英語だけ参観させていただきましたが、とっても楽しく、また、素晴らしい授業で感動しました。少人数も良かったですし、クラス全員しっかり参加し、授業にしっかり取り組んでいました。進め方もと~っても良かったです。先生ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。
〔1年〕理科(生物)の授業が楽しくて、あっという間に時間が過ぎたという感じでした。音楽の歌を聞いて歌詞を書き込んでいくというやり方がクイズのようで、楽しく感じました。
〔1年〕みんな落ち着いて授業を受けていて、しっかりと学んでいる印象を受けました。私語もなく、素晴らしいと思います。先生の教え方も一方的ではなく、分かりやすいものでした。(理科)
〔1年〕数学の先生が私にもプリントを配ってくださったので、今日の学習の内容が分かり、私も問題を解くことができました。生徒の作業中に保護者は立っているだけという時間が一番辛いので、ご配慮くださり、ありがとうございました。
〔1年〕授業の時間、クラスの生徒たちは静かに聞いていてびっくりしました。
〔2年〕数学の授業を参観させていただきました。先生の説明が分かりやすく、黒板の使い方も美しかったので、私も受けたくなる授業でした。ありがとうございます。
〔3年〕生徒が真面目でおとなしい。


学年の昇降口に受付があります。授業一覧、アンケート用紙も置いてあります。 

6組の授業の様子です。とても集中していました。

6組の家庭科の授業で作った生徒の作品の一部です。ていねいに仕上げました。

3年理科の授業です。この場面は、授業のはじめに前の授業の確認を行っているところです。このように授業のはじめには、前の復習や今日行うことを理解します。

1年の理科の授業です。画像を使用して生徒が視覚的に理解できるように進めます。

1年の数学・少人数授業の一つの教室の様子です。ここは各自で問題に取り組んでいるところです。授業は個別に取り組む場面とグループで意見交換をする場面があります。

数学の一時間の授業の流れが生徒に示されています。この時間がどのような学習方法で進められるのか、各自が「見通し」をもちます。自分で問題を解いた後は、友達の解き方を参考にできるという流れが分かります。意欲を引き出す一つの方法です。

1年の国語の授業です。本校の授業では、思考力・判断力・表現力等の育成のため、各自で考えた後は、少人数で意見交流を行います。他の人の考えを聞き、自分の考えを修正したり、深めたりするためです。ここでは、4人1組になり、根拠に基づいて表現方法について、確かめている場面です。生徒はとても積極的に発言していました。4人1組が意見を交換しやすいです。

2年社会です。地図が掲示されていますが、それだけではなく、テレビ画面にも映像や文字が映し出されています。視覚的な授業展開により、生徒の意欲を引き出しています。また、生徒の意見を引き出しながら授業は進められていました。

3年の技術の授業です。コンセントを作成していました。やる内容が一人一人分かっているので、黙々と作業に集中しています。その中、不明なことは生徒相互に聞いたり、教員に聞いたりして、確認しながら作業は進められます。

3年の美術の授業です。美術の授業は、一人一人工程表を作っていて、自分のやることを一人一人が理解していることから、作業にも生徒自身が「めあて」をもって取り組めています。本校では、生徒自身が授業の「見通し」をもち、「振り返り」をすることを重視しています。生徒の学習意欲を喚起するためです。

 保護者にいただいたアンケートの内容にあるとおり、本校の授業は教師の一方的な説明で進められることはありません。とかく中学校では説明型の授業が多いと言われますが、本校では生徒の意欲を引き出すことや、思考力・判断力・表現力等を育成していくことを重視していることから、そのような授業の方法はとっていません。それが、今、文部科学省の中央教育審議会等でも審議されている中で指摘されている主体的・協働的な授業(アクティブ・ラーニング)、能動的な授業でもあります。しかし、一面的に見ると教師の説明を静かに聞いているというスタイルではないことから、授業中に話をしていると見えてしまうことがあるかもしれませんが、勝手なおしゃべりをしているのではありません。よりよい解決方法を見出すために、他の生徒と交流をして、学び合っているのです。