日誌

校長コラム

09.15.昨日お会いした素敵な方々(校長コラム)

10月6日(金)に、ニューカレドニアから18名の留学生が四中に遊びに来てくれます。四中生と一緒に授業を受けたり、給食を食べたりしながら、「日本の学校」を一日、体験してもらいます。主に、3年生が交流する予定です。
このことは四中生にとってもメリットがあるわけで、外国に興味をもつことで、自分の視野が広がり、この経験は将来きっと役に立つことでしょう。

さて、昨日、給食の栄養士の先生からこんなご提案をいただきました。
ニューカレドニアから来日する留学生に対して、「当日の給食のメニュー」や「箸の使い方」などについて、フランス語でレクチャーしていただけるとのことです。
栄養士の先生による直々の食育指導です。それもフランス語です。
とてもありがたいご提案に感激しました。もちろん、その場で正式にお願いしました。ありがとうございます。
それにしても、フランス語が話せるなんて素敵です!

同じく昨日のことですが、教育実習の様子を参観するためにご来校いただいた音大の先生から、生徒向けに出前授業を行っていただける旨のお話をいただきました。実施学年は未定ですが、今年度中の実施を予定しています。
実は、この音大の先生と教育実習についてお話をしていたところ、専門性の高さはもちろん、お人柄の良さが強く感じられ、「この先生が、四中生のために出前授業を行ってくださったら音楽好きが増えるだろうな」と思ったわけです。
教育実習とは全然違う話題であり、謝金の予算もないことから、図々しいと思いながらも、ご講演のお願いをさせていただいたところ、無償にも関わらずその場でご快諾いただきました。
ピアニストとして様々な場所で演奏されているからなのか、人とは違う魅力というかオーラを感じました。
そして、「人間はやはり人柄が大切なんだな」と改めて実感しました。

というわけで、昨日、お人柄の良い素敵な方々にお会いする機会がありました。
さわやかな1日でした。

09.13.一日校長(校長コラム)

2年生が職場体験学習を行っています。ご協力いただいている各事業者の皆様方に御礼申し上げます。

さて、今日は、「校長室」でも職場体験学習を行いました。
「一日校長」の名札を着けた生徒に校長の業務を体験してもらいました。
「校長って何しているの?」と訊かれることがよくありますので、校長の仕事を理解してもらう良い機会だと思います。

今日行った校長体験は以下の9点です。
1 学校施設の点検
2 予算執行の判断
3 全クラスの授業観察
4 来年度の学校経営方針の検討
5 来年度行う自然体験学習の検討
6 合唱コンクールの実施計画の確認
7 本校の近くにある古民家園の活用の検討
8 生徒の出欠状況の把握
9 市内中学校のホームページの確認

職場体験学習用に考えた子ども用プログラムではありません。リアルな校長業務そのものを体験してもらいました。
体験後の第一声は「疲れました」でした。
お金を稼ぐことは決して楽なことではありません。

先程の9点の仕事ですが、以下のように分類できます。
・今のこと(1、3、8、9)
・少し先のこと(2、6)
・来年度のこと(4、5、7)

「今のこと」にくわえて、常に、「未来のこと」も考える必要があります。そうでないと組織は衰退してしまいます。

ところで、今日、「一日校長」と一緒に訪問した古民家園では、ゆっくりと時間が流れていました。心が落ち着きます。

09.12.ゆっくり帰宅(校長コラム)

今日は、夜に市内の小学校で会議があったため、帰宅が遅くなりました。
夕食を食べるため小手指駅で途中下車しましたが、行きたかった中華料理のチェーン店は、閉店していて真っ暗でした。

近くの大型スーパーも来月、閉店してしまいます。
時代の変化を感じます。何だか寂しい気分になりました。

しかし、そんなことを言っていても仕方ありません。気を取り直して、急いで帰ることにしました。ギリギリ息子たちが寝る時間に間に合うかもしれません。
ところが・・・
小手指駅のホームで電光掲示板を見ると、次の電車は回送電車、その次は通過電車、さらにその次も回送電車。

今日はついていません。しかし、明日はいい日になることでしょう。ゆっくり帰ります。

09.11.校庭から校舎に投影(校長コラム)

12月に「冬のお楽しみプロジェクト」として、「プロジェクションマッピング」を行う予定です。
夜、教員手作りの映像を校庭から校舎に投影する計画ですが、校舎の窓枠に合わせた映像を制作する作業は簡単ではありません。完成までには、それなりの時間がかかりそうです。

ところで、プロジェクションマッピングは、校庭にプロジェクターを置いて、そこから遠く離れた校舎に向けて映像を大きく投影するわけですから、実施するにあたって、「プロジェクターの性能」を無視することはできません。
プロジェクターから発する光の明るさは、ルーメン数で表しますが、100ルーメンから10,000ルーメンまで様々なプロジェクターが市販されています。
プロジェクションマッピングを行うためには、ルーメン数の値がそれなりに大きいプロジェクターが必要です。

そこで、四中のプロジェクターの性能(明るさ)を確認するため、今晩、暗くなるのを待って、制作途中の仮の映像を校舎に投影してみました。
その結果ですが、映像をくっきり映すことができました!四中にある既存のプロジェクターで明るさは十分です。とりあえず一安心です。

09.09.ふたつの人生(校長コラム)

大学生の頃、駄菓子屋でアルバイトをしていました。通常は1〜2名体制で店舗を運営しますが、平日の夜は、たいてい1人体制でした。
私は、運営会社の社長に気に入られていて、「宮本くんがいると売上が伸びるなあ!」とよく褒められました。
実際、1日の売上が平均5万円程度のお店でしたが、私がいる日は、7万円程度売り上げていました。
もちろんこれにはカラクリがあって、美味しくて、比較的単価が高い「アーモンドおかき」という商品を多めに仕入れて、店の前を通る人たちに試食してもらい、すると、この「アーモンドおかき」は絶品であるため試食した人はたいてい購入してくれて、売上が上がります。
また、社長に了承していただいた上で、閉店時刻を繰り下げて、売り上げが7万円になるまで店を開けていたこともあります。
その頃は、アルバイトではありますが、「仕事って楽しいなあ!」って思いました。
他にも、色々な業種でのアルバイトを経験しましたが、その頃の私は、「休みの日も含めて、夜遅くまで一生懸命働いている人たち」が皆かっこいいと感じていました。

大学生の頃の私は、当然のことながら、「今は“大学生の顔”をしていて、いずれ就職したら“”仕事人の顔”になる」と考えていました。
今思うと、そのときの考え方は決して間違いではありませんが、世の中、そんな単純な仕組みではないと思います。
大人は、“仕事人の顔”(仕事での顔)のみで生きているわけではありません。

私には「3つの顔」があります。
・仕事での顔(校長)
・家庭での顔(父親)
・地域での顔(自治会、地域行事の運営)

その時々で、服装、顔つき(表情!?)が若干違うかもしれませんが、どの顔も、私そのものです。
そして、いずれも大事にしています。
仕事では、人に対して恥ずかしくない、嘘をつかない正しい行動を心がけています。
家庭では、なるべく子どもたちを関わる時間を多くもつようにしています。
地域では、全力で関わっているという状況ではありませんが、きちんと地域の活動に参画するよう心がけています。
とはいえ、仕事、家庭、地域の両立は言葉で言う程、簡単なことではありません。
正直、いつも苦戦しています。

そして、疲れたときや上手くいかないときには、「家庭や地域は無視して、仕事だけに集中したい・・・。」「仕事を休んで息子たちと関わりたい・・・。」なんて思うときがあります。たまにですが・・・。

そして、そんなときは、ある地方銀行の「ふたつの人生」というCMを思い出します。
かなり昔のCMですが、インターネットで検索してみたら、今でも見られました。

こんなCMです。
画面が左右2つに分かれていて、別々の日常が流れます。
画面左側は、仕事に全力で取り組む女性が映し出され、あるとき、自分とは違う生き方をしている、スーパーにいる親子連れを見て、あこがれというか、もどかしいような表情を見せます。
一方、画面右側は、子育てに全力で取り組む女性が映し出され、自分とは違う生き方をしている、忙しそうに仕事をしている人を見て、こちらも、あこがれというか、もどかしいような表情を見せます。

同一人物ですが「仕事に比重をおいた人生」と「家庭に比重をおいた人生」を対比できる演出です。しかし、最後は、どちらの女性も旧友と再開して、明るい表情を見せます。
今が幸せであったとしても、「隣の芝は青い」ということでしょうか。

この「2つの人生」についてですが、「どちらが幸せか?」というような話ではないと思います。
人は、「仕事」「趣味」「ボランティア活動」「地域行事」「育児」「家事」「介護」等、今の環境や年代によって「やるべきこと」が違います。複数やらなければいけない状況も少なくありません。
したがって、「仕事だけ」「家庭だけ」「遊びだけ」といったように、やるべきことを限定するのではなく、「今できること」「今やらなければいけなこと」を複数組み合わせながら、完璧にはできなかったとしても、コツコツ地道に努力する、その積み重ねが「人生」だと思います。

09.08.台風対応(校長コラム)

今日、生徒会役員選挙がありました。立候補者数が定数を超えているため全員当選とはいきません。
しかし、立候補した生徒はみんな立派でした。「全員、当選させてあげたい!」、それが本音です。

さて、今回の台風は、風が強くないため、今日は、特段、登校時間や下校時間は変更せず、朝から通常どおり授業を行いました。
とはいえ、四中付近の道路は、水たまりができやすく、雨の日は歩くのに苦労します。

台風や降雪など悪天候の日に、無理に急いで登校して、事故に巻き込まれてしまったら大変です。
したがって、今日に限り、「いつもどおりの時間に家を出発したのに、学校に着くのが遅れてしまった・・・。」という場合は、全学級で、「遅刻」ではなく「出席扱い」にしました。安全第一です。もちろん、寝坊した人は「遅刻扱い」ですが・・・。

09.07.牛乳用ストローの廃止(校長コラム)

台風情報を注視していますが、現状では、明日の授業は通常どおり行う予定です。
なお、生徒の安全が確保できないと判断した場合は、登下校時刻の変更、臨時休業等の措置を行いますが、その際は、「ホームページのトップ画面」及び「マチコミメール」にてお知らせいたします。

さて、昨年のことになりますが、練馬区に住む小学3年生の児童が「給食の牛乳のストロー廃止」を訴え、オンライン上で約3万人の署名を集めて話題になりました。
地球環境のことを考えた素晴らしい行動力です。

今年度に入って、東京都内では、「プラスチックストローがない牛乳パック」を給食で導入する自治体が増えています。ちなみに、立川市では、既に導入済みです。
給食の牛乳は200mLの小さな容器に入っていますので、家庭にある1Lの大きな牛乳パックとは異なり、指で引っ掛けて開けるのが難しい構造です。
そこで、開発されたのが「プラスチックストローがない牛乳パック」です。
プッシュパネルを音が鳴るまで押し込むことで、開けて飲みやすい構造に改良されています。

本校でも、環境に配慮して、2学期以降、全学級で「給食の牛乳のストロー」を廃止しました。
ストローの廃止については職員からの提案です。
海洋汚染につながるプラスチックごみを一人ひとりの努力で削減していく必要があります。地球のためにできることを考え、行動することが大切です。
なお、牛乳パックから直接飲むことに抵抗のある生徒は、マイカップを持参することも可能です。

09.05.今日も西武線4連続(校長コラム)

今日、立飛ホールディングス様に打ち合わせのお時間を頂戴しました。立川市で不動産業を営む大企業です。今後、立飛ホールディングス様の力をお借りできれば、教育効果の高い取組が色々と考えられます。ただし、現時点では何も決まっていません。今日はあくまで顔合わせです。

ところで、私は、四中から自宅に帰るまでに、西武拝島線、西武国分寺線、西武新宿線、西武池袋線に乗ります。まさかの西武線4連続です。
それぞれ乗車時間が短いため、居眠りしたり本を読んだりする時間はありません。
しかし、乗り換え時に、駅の階段を上がったり下がったりするので適度な運動になり、健康には良さそうです。
そんな西武線の中吊り広告に、クイズが載っていました。
私は正解にたどり着くまで30秒かかりましたが、中2の息子は即答してました。若さには叶わないということでしょうか・・・。
ちなみに、このクイズにある吾野(あがの)駅近くには知人の家があり、田無駅も以前働いていた職場が近いため馴染みがあります。そして、小川駅は毎日、乗り換えのために利用しています。

09.04.スキー教室で利用するバス会社(校長コラム)


体調を崩す生徒が増えています。本日、保護者の皆様宛にマチコミメールを送信しましたので、内容のご確認をお願いします。

さて、来年1月に立川市の姉妹都市である長野県大町市で1年スキー教室を行う予定です。
「行き先」と「担当旅行会社」は市内全校で同一ですので、学校単独で、宿やゲレンデを選定するようなことはありません。
とはいえ、安全にスキー教室を実施するためには、現地の安全対策を入念に確認する必要がありますので、先日、本校の担当教員2名が日帰りで現地の様子を確認してきてくれました。

ところで、スキー教室の実施にあたっては、バス会社の選定も重要です。
高速道路や雪道を長時間走るわけですから、どこのバス会社でも良いと言うわけには行きません。「旅行会社に任せておけば大丈夫」という考え方は、無知であり無責任です。
バスを選定する際は、「バスの内装が豪華」「バスガイドが保安要員として乗車する」「バス車内にトイレがある」といった付加価値にこだわるのではなく、「嘘をつかない、正直で真面目なバス会社」を選ぶ必要があります。

四中では、バス会社の選定を旅行会社に一任しません。生徒の安全を第一に考え、特に、安全運行に取り組むバス会社を選定します。地味な話かもしれませんが、本校のこだわりの1つです。

09.01.コロナと熱中症に注意(校長コラム)

全国的に新型コロナウイルスの感染者数が増加しています。
これまでの経験から、全国的に感染者数が増えると、中学校内での感染者数も増加します。このことは、今後も同様の傾向だと思います。
現状、本校では学級閉鎖等の対応は予定していませんが、各クラスの欠席状況(欠席理由、欠席期間等)を把握しながら、随時、必要な対応をとっていきます。

私はお盆休みの期間に発熱しました。体調を崩したり、台風の影響で旅行をキャンセルしたり、今年のお盆休みは、予定どおり過ごせませんでした。そして、治った後も1週間程度、頭痛に加えて、疲れや眠気が取れない日が続きました。十分な睡眠時間を確保しても眠い・・・、困ったものです。今は回復しました。
コロナと熱中症に気をつける日々がしばらく続きそうです。

08.31.お化け屋敷を体験(校長コラム)

暑い日が続いています。
涼を求めて(?)校舎内で「四中お化け屋敷」を行ったら楽しいのではないか・・・、夏休みからずっとそんなことを考えています。
実施の可否は後で考えることにして、取り急ぎ、「四中お化け屋敷」計画のヒントを求めて、杉並区にある「お化け屋敷」に行ってきました。

遊園地等にある施設とは異なり、実際に人が住んでいた民家を改修した「お化け屋敷」です。かなり怖そうです。
この「お化け屋敷」は、集合から解散まで約1時間のプログラムとなっていて、ストーリー性があります。参加者は、「賃貸住宅を探していて、物件の内見を行う」という設定です。

待ち合わせ場所の地下鉄丸ノ内線方南町駅に不動産屋さんに扮したスタッフさんが迎えにきてくれ、内見する賃貸住宅(お化け屋敷)まで案内してくれます。
そして、実施に内見がスタートするわけですが、ここから恐怖の時間が始まります。時間内に無事、脱出できればクリアーです。

当初、家族と行こうと思ったのですが、ホラー系はNGということで、副校長と以前、役所に勤務していた際の同僚に付き合ってもらいました。

ネタバレNGですので、写真や詳細は割愛しますが、ハラハラした1時間でとても楽しかったです。そして、無事クリアーできました!

本題の「四中お化け屋敷」についてですが、すぐに実施する予定はありませんので、生徒のニーズ等も把握しながら、ゆっくり考えてみようと思います。
今日で8月も終わりです。早く涼しくなると良いのですが・・・。

08.30.人脈の広がり(校長コラム)

朝、「来賓・職員用玄関」に飾られたひまわりの花を見ると、気持ちがおだやかになります。そして、元気をもらった気がします。


さて、私は、本校は1年目ですが、校長になって4年目になります。
もともと学校関係者の知り合いは少なくありませんが、校長になって、地域や民間企業の皆様との関わりが一気に増えたように感じます。
次々と人脈が広がっていきます。
このことは大変幸せなことであり、まわりの方々に恵まれていることに感謝する気持ちを忘れないようにしようと思います。

前任校では、コロナ禍で教育活動が大幅に制限された際、VR(バーチャルリアリティ)を取り入れた教育活動を企画しました。そこで、VR業界の方と知り合い、その後、その方からのご紹介もあって、「年末に四中でも取り組むSASSEN(光る剣で戦うチャンバラ)」「HADO(ARスポーツ)」「かくれんぼの日本代表選手」等、これまで知ることがなかったとてもユニークな取組をされている方々と出会いました。

四中でも同様に人脈が広がっています。
先月、保護者の方から教えていただいた音楽に関するの出前受業(教育プログラム)を参観させていただきました。子どもたちが生き生きとダンスに取り組む様子に感動しました。実に魅力的なプログラムだと思います。


その際、偶然にも、会場内で、立川市内にある大手プラモデルメーカー様との出会いがありました。さらに、その関係で、同じく立川市内にある不動産関係の大企業様との縁もあり、来週、ご挨拶に伺う予定です。

これからも「人との縁」を大切にしていきたいと思います。
そして、地域や民間企業様と連携しながら、子どもたちの「地域を愛し大切にする気持ち」を育んでいきたいと考えています。

ちなみに、成長している民間企業にはいくつかの共通点があるように感じます。それは、「偉そうでなく、皆、丁寧で謙虚である」「人や地球を大切にしている」「現状に満足していない」の3点です。
そんなこともあり、成長している民間企業の皆様と一緒に話をしていると、とても楽しいです。そして、勉強になります。

08.29.学校施設の修繕(校長コラム)

2学期が始まり保健体育科の授業では、水泳指導を再開しています。気づいた生徒も多いと思いますが、プールの更衣室にLEDの電灯を新設しました。あわせて、夏休み中に本校用務主事が壁の補修や床の清掃もしてくれましたので、更衣室が以前より明るくきれいになっています。


また、旧コンピューター室も多目的室としてリニューアルしました。中に入った生徒はまだいませんが、今後、学年集会等で使用する機会があることでしょう。


というわけで、本校用務主事が頑張ってくれていますが、実は、材料費が想定以上に高騰しており、修繕に必要な部材を揃えることが難しくなってきました。対策を考えなければいけません。

08.28.初の個展(校長コラム)

3年前に本校を卒業された方が30日(水)まで個展を開いています。会場は、立川タクロス(立川駅近くのヤマダ電機のビル)1階のminiギャラリーです。
当時の学年所属の教員は先日、観に行ったようですが、私は、今日、仕事帰りに寄ってみました。
展示されている絵画を1点ずつ観ていきましたが、細かく丁寧な描写で、じっくり見れば見るほど、その作品の世界に引き込まれる感じがします。これまで様々な受賞経験があるとのこと、なるほど、どの作品もセンスが光ります。初の個展開催とのことです。おめでとうございます!

08.26.男女を区別する学校文化(校長コラム)

多様性が尊重される世の中です。もちろん学校も例外ではなく、生徒一人ひとりの個性を大切にしていく必要があることは言うまでもありません。
人に合わせるのではなく、人と違う意見や考え方であっても、自由に堂々と主張できる雰囲気を大切にしていきたいと思います。

ところで、学校には、男女を区別する文化が根強く残っているように感じます。
例えば、本校の標準服は、性別に関係なくズボンやスカートを選択できるようになっていますが、新入生向けに作成された標準服のチラシには、「男子はズボン」「女子はスカート」でなければいけないといった一部、誤解を与えるような表記が見られます。修正が必要です。


また、朝礼、学校行事、写真撮影時の際に、男女別で整列する場面が見られます。
昨日の始業式も最初は、男女別かつ背の順で整列しました。


これも、男女混合名簿による出席番号順に変更しました。


世の中の流れに合わせて学校も変わらなければいけません。そして、何よりも大切なことは、苦しい思いをしている生徒を少なくすることです。

08.25.今日のランチ(校長コラム)

今日の始業式では、サッカー部、吹奏楽部、卓球部、陸上競技部の表彰を行いました。日頃の地道な努力の成果だと思います。
さて、今日は午前中のみの活動でしたが、来週からは本格的に授業がスタートします。そして、立川市の中学校でもいよいよ食缶給食が始まります。
昨日、給食開始に向けて、職員の動きを確認するためのシミュレーションを行いましたが、とても美味しそうな給食でした。今から楽しみです。


ところで、今日は、まだ給食が始まっていませんので、久しぶりに外食しました。
幸小学校の近くにある一軒家のカフェでランチをいただきましたが、おもちゃや絵本も置いてあり、自宅にいるようなアットホームな雰囲気のお店です。2回目の訪問です。ヘルシーかつ豪華で幸せな気分になれるとても美味しいランチです。

08.23.ES従業員満足度(校長コラム)

多くの企業では、利益に加えてCS(顧客満足度)を追求しています。しかし、職員が疲弊していたり、職員が仕事にやり甲斐を感じられなかったりしている職場は長続きしません。
従って、企業運営はCS(顧客満足度)とES(従業員満足度)を一体化させて考える必要があります。

このことは、企業のみならず学校経営でも同様です。
学校でも今、働き方改革を推進していますが、忘れてはいけないことは、ES(従業員満足度)は、労働時間(待遇)の改善のみでは向上せず、「仕事の目標」「仕事の魅力」「人や職場の雰囲気」も関係しているということです。

教員のES(従業員満足度)とは、「子どもとの関わりを通じて感じるやり甲斐」、そして、「子どもの成長そのもの」です。
従って、先生たちが子どもたちと向き合える時間を確保して、先生も生徒も自然と笑顔になれるような学校にしなければいけません。それがまさに働き方改革です。

「四中でいつまでも働きたい!」「四中が好きだ!」と思う職員が多い職場にすれば、その気持ちが子どもたちにも伝わり、子どもたちも四中を好きになり、あたたかい雰囲気が生まれます。そして、大人も子どもも気持ちよく生活できるようになります。
労働時間が短い職場が理想ではありません。人から大切かつ必要とされて、人間らしく、やり甲斐をもって働ける職場が理想です。
そういう職場づくり、そして、生徒と同様に、あるいはそれ以上に職員を大切にすること、それが私の仕事です。
校長が「職員のために頑張ることと」と「生徒のために頑張ること」は同じことです。

08.22.教員研修(校長コラム)

本日、立川市の全中学校の教員を対象に「教科ごとの研修会」が開催されました。四中の先生たちも全員参加しました。
私の専門教科は数学ですが、今日は、都合により、昭島市郷土資料室で行われた理科の研修会に参加しました。
アキシマクジラ(鯨)の化石を初めて見ました。とても大きく迫力があります!


ところで、先日、オバケ屋敷について色々と調べてみましたが、方南町駅近く(杉並区)にある「民家を活用したオバケ屋敷」がどうも気になります。四中で何か企画する際のヒントが見つかるかも知れません。
というわけで、来週、仕事が終わった後、ちょっと見てきます。チケットも買ってしまいました。

08.21.3年生の立川市民科授業(校長コラム)

現在、2学期以降に行う立川市民科のカリキュラムづくりを行っています。対象は3年生です。3学年主任も準備に多くの時間を割いてくれています。まだ検討段階であり確定ではありませんが、生徒が次の4グループのいずれかに属して活動する計画を考えています。

・学校周辺のおすすめスポットを巡るお散歩コースを考えるグループ
・地元の魅力を広めるための食品(菓子)を開発、販売するグループ
・多摩モノレールの魅力や安全性について調べ、発表するグループ
・調べ学習やプラモデル製作をとおして、地元のプラモデルメーカー“コトブキヤ”について紹介するグループ

先日の打ち合わせでは、株式会社壽屋様から、生徒用にプラモデルをご提供いただけることが決まりました。


3年生は2学期早々に、この立川市民科に関するガイダンスを行う予定です。生徒が地域の魅力をたくさん見付ける、そんな取組にしたいと思います。

08.18.冬のお楽しみプロジェクトの資金(校長コラム)

2学期に予定している“冬のお楽しみプロジェクト”では、「SASSEN」「プロジェクションマッピング」「演劇✕体験型ミステリー」を行いますが、当然、「実施にかかる費用」のことを考えなければいけません。

レジャーとして行うのであれば、いくらまでお金を払うかは個人で考えればいいことですが、学校で行う活動の場合は、「教育効果」や「費用対効果」等を慎重に検討する必要があります。
この“冬のお楽しみプロジェクト”は、年度当初に予定していたわけではありませんし、あくまで、通常の教育活動に「ちょっとプラス」するお楽しみ企画です。
したがって、保護者の皆様に費用をご負担いただくことは適切でないと考えました。

つまり、本校で行う“冬のお楽しみプロジェクト”は「保護者負担ゼロ」の取組です。
この考え方は私が校長をしている限り今後も変わることはありません。

ではどうするか・・・。
まず、「プロジェクションマッピング」は、教員の手作りですので費用はかかりません。
次に、「演劇✕体験型ミステリー」は、劇団との調整、企画は本校で行いましたが、東京都教育委員会の事業として実施することで、費用は東京都にお支払いいただきます。現在、プロの演出家が本校オリジナルのストーリー(ミステリーのトリック)を考えてくれています。
「SASSEN」については、補助金を申請していましたが、昨日、無事、審査を通過した旨のご連絡を頂きました。

取り急ぎ、“冬のお楽しみプロジェクト”を2学期に予定どおり実施できる目処が立ちました!