日誌

校長コラム

11.17.プレミアムな金曜日(校長コラム)

平日は仕事をして、土日は息子たちの野球の手伝いをするのが、私の通常の一週間の流れです。仕事は楽しく、特に土日が待ち遠しいというわけではありませんが、それでも金曜日の夜はホッとします。

そんな金曜日と土日のみ営業する洋菓子店が本校の学区域内にあります。金曜日の仕事帰りにこれまで何度か行ってみましたが、閉店時間を過ぎてしまったり、品切れや臨時休業だったり、いつも購入することができませんでした。そういうわけで、この洋菓子店がずっと気になっていましたが、今日、ついに訪問することができました!初めて店内に入りました。

砂川九番にあるお店で、民家と見間違えるような建物です。

店内はとてもおしゃれで、もともとは国分寺駅前で営業していた人気店です。洋酒をたっぷり使った都会的な味わいが特徴です。

洋酒が入っていない焼いたケーキもありますが、味付けはあくまで大人向けです。

いつもと違う高級な味わいにふれ、プレミアムな金曜日になりました。今日は疲れたので早めに寝ることにします。

11.15.職員室のデジタル化(校長コラム)

「授業中、生徒はタブレット端末を使う。先生は電子黒板で説明する。」、そんな光景がすっかり定着したように思います。この2〜3年で「教室のデジタル化」が一気に進みました。
現在、立川市民科で、3年生の販売班の生徒が“立川らしさ”をPRする食べ物の開発に取り組んでいますが、実は、タブレット端末を使えば、生徒が考えたレシピを校長室内にいたまま確認できます。便利な世の中になりました。

ところで、四中では、教室だけではなく、「職員室のデジタル化」も進めています。
大人(教職員)の話ですが、職員室では、これまで、「職員の出勤状況」「今日と明日の予定」「職員への連絡事項」等を副校長席の後方(正面)にあるホワイトボードに手書きで表示していました。先日から、これをデジタル化して、「職員の出勤状況」は、職員のPCで確認できるよう変更するとともに、「今日と明日の予定」と「職員への連絡事項」については、職員室内に新設した大型モニターで表示しています。大型モニターを用いることで、文字が大きくなり、とても見やすくなりました。また、職員室内が一気に「ハイテクな雰囲気(!?)」に変わった感じがします。

 簡単なようですが「どの学校でもできる」と言う話ではありません。教員が様々なアイディアを出し合いながら試行錯誤を重ねた結果、「教員のタブレット端末からいつでも、大型モニターの表示内容を変更できる設定」が実現しました。また、モニターの取付には、用務主事の溶接技師も活かされています。いずれも私には真似できない仕事です。さすがです。

学校におけるデジタル化については、「授業(生徒関係)」と「校務(学校の仕事)」の両面で、今後も進めていきます。

11.14.ミニ企画の準備状況(校長コラム)

新たなミニ企画として、立川第四中学校オリジナル企画「サンタを探せ」を準備中です。今年4月に行った「校内クイズ大会」の第2弾として、地味に(静かに)実施する予定です。クオリティーは前回より格段に上がっています。

休み時間の過ごし方は人それぞれですが、「特にやることがない」「何か楽しいことはないかなぁ」「新しいことが好き」という生徒は、ぜひ参加してみてください。ただし、あくまで休み時間に楽しんでもらうことが目的ですので、ネタバレは禁止です!

実施にあたって、「鍵付きの宝箱」を演出用に用意したかったため、100円ショップやインテリアショップに複数行ってみましたが見付かりませんでした。インターネットでは、それらしい物が売っていましたが、安くなかったので、結局、「鍵付きの宝箱」は諦め、「300円で買った袋」と「ダイヤル式の南京錠」で代用することにしました。まあ、これはこれでいい感じです。

なお、景品は、前回の「校内クイズ大会」用に準備した消しゴムがまだ残っていますので、これを使用します。品質は悪くありません。

一方で、今回は景品用に、別の文房具も発注しました。ただし、納品まで時間がかかりそうです。

期末テストが終わって、発注した文房具が届いたら、「サンタを探せ」を開始します。お楽しみに。

11.13.学校の組織体制(校長コラム)

インフルエンザが流行しています。
体調が優れない生徒も少なくなく、注意が必要です。

今日は、インフルエンザの対応に加えて、校長室で、「来年度の教員の仕事分担」を考えていました。
当然のことですが、教員の仕事の大半は「授業」を行うことです。国語の先生は国語の「授業」を行い、数学の先生は数学の「授業」を行います。
しかし、学校で行う教育活動は「授業」だけではなく、「学校行事」「委員会活動」「部活動」など実に様々です。
したがって、教員の仕事も多岐に渡ります。校長は、この多岐に渡る教員の仕事をコーディネートしなければいけません。

例えば、「生徒会担当=生活指導担当」、「総合的な学習の時間の担当=進路指導担当」という学校があります。
あくまで一例ですが、私は、「生徒会担当」は企画力に長けた先生に任せて、「生活指導担当」は教育相談や教育支援に長けた先生に、「総合的な学習の時間」は学年主任の先生に、そして、「進路指導担当」は3学年所属でデータ処理を得意とする先生に任せようと考えています。
そうすると、必ずしも、「生徒会担当=生活指導担当」、「総合的な学習の時間=進路指導担当」とはならないので、今の組織体制のままでは仕事を割り振ることができません。

仕方がないので、来年度の組織体制を一から見直すことにしました。
「学校経営方針」「学校の組織体制」「職員の仕事分担」の順に考えていきました。
職員一人ひとりの顔を思い浮かべながら、時間をかけて検討しています。職員一人ひとりの得意分野が発揮される組織体制を構築しなければいけません。
それぞれの職員の力が100%発揮されたら、教育活動が一気に充実します。すごい学校になります。

11.10.スキー場までのバス(校長コラム)

本日、1年生の保護者の皆様を対象にスキー教室の保護者説明会を開催しました。ご多用の中、スケジュールを調整してご来校いただきました保護者の皆様、ありがとうございました。

保護者会の冒頭での私の話と重複しますが、今日は、貸切バスのことについて書こうと思います。

今年のスキー教室は、立川市の姉妹都市である長野県大町市で実施しますが、現地までは、貸切バスで移動します。
高速道路での事故は絶対に許されません。
7年前に、東京都羽村市にあるバス会社がスキーツアー中に事故を起こし、15名の大学生の尊い命が失われました。事故を起こした65歳の運転手は、大型バスの運転は不慣れだったようです。
また、直近では、昨年、埼玉県飯能市にあるバス会社が横転事故を起こし、乗客が亡くなっています。こちらは、若い運転手ですが、やはり経験不足で、研修体制を含めた会社の姿勢が問われます。

コスト削減のために安全が犠牲になってはいけないわけで、バス業界、旅行業界、そして学校行事であれば、学校が、「安全を最優先に考える」姿勢を忘れていはいけません。
「バスの手配は旅行会社に任せています」「大手の旅行会社なら安心です」、そういう無責任な態度には呆れて物が言えません。学校は、「保護者から大切な子どもたちの命を預かっていること」を常に自覚する必要があります。

今年度行う四中のスキー教室では、以下の条件を満たしたバスを使用します。
・セーフティバス(3つ星認定)である。
・審査の厳しい東京バス協会に加盟している。
・経営者、運行管理者がともに経験豊富で法令を遵守している。
・会社として安全運行を特に重視している。
・高齢ドライバー、年齢に関わらず大型バスの経験が少ないドライバーは乗務しない。

こういうことは、バスに限った話ではありません。
「見えないところこそまじめに行う」、そういう学校でありたいと思います。