日誌

学校の出来事

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO91

校長日誌 立川の空から NO91 (2015/02/05)
「全校朝会講話より」

 今西砂小付近は雪。ただ、今のところべた雪で積もっていません。しかし、この後気温が下がれば、積もるかも。となると、心配は明日の3年生の社会科見学です。引率は副校長先生。副校長先生は私同様、「晴れ男」のはずですが、果たして・・・。(3年生の明日の件については、後でHOでもお知らせします。)

 さて、今日は先々週の全校朝会での私の講話から。(今週の全校朝会は私が出張のため、副校長先生が講話をしました。)
 

おはようございます。1月ももうおしまいですね。ちょっと話はさかのぼりますが、皆さんは冬休みをどう過ごしましたか。家の人と旅行に行った人、田舎に帰った人、いろいろな経験をしたと思います。私は、どこにも行きませんでした。

ただ、映画を見ました。その映画とは、これです。知っていますか。そう。ベイマックスです。ベイマックスは、主人公のお兄さんが残したロボット。主人公の心が悲しみでいっぱいになったり、心が折れそうになったりしたときに、そばにいて心を癒してくれるのです。

映画を見ていて、私にもベイマックスがいたらいいなあ、って思いました。でも、ドラえもんがそうであるように、ベイマックスは残念ながらいません。

でも、映画が伝えたかったのは、「誰でもベイマックスになれる。」ということではないかと私は思います。

西砂小の皆さんは誰でも、友達に対しては、ベイマックスのように優しく、思いやりがあると思います。でも、友達ではない人に対してはどうですか?クラスの誰か、学年の誰か、他の学年の誰かが元気がなかったり、悲しそうにしていたり、つらそうな様子だったりしたときに、どうしていますか?

場合によってはそっとしておくことも大切です。でも、同じ学校の仲間なんです。元気がないなあ、悲しそうだなあ、つらそうだなあ、と感じたら、皆さんがベイマックスになってください。「大丈夫?」「どうしたの?」「何があったの?」って声をかけましょう。場合によっては、何も声をかけないで、ただそばにいてあげることもよいかもしれません。

思いやりがある人、優しい人が多い西砂小学校に、ベイマックのような人がもっと増えていけば、西砂小学校は、もっともっと素晴らしい学校になっていきますね。


 今、「ベイマックス女子」というのがはやりだとか。さりげなく男子を支えてくれる女子をいうようです。ベイマックス女史、ベイマックス男子がどんどん出てくると良いですね。西砂小は、ベイマックス女史と男子が輩出される可能性が大です。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から No90

校長日誌 立川の空から NO90 (2015/02/4)

「通学路点検」
 1月も終わりです。記念すべき校長日誌100号達成まで後10号。果たして後2ヶ月弱で達成できるでしょうか。(応援してほしいとは言いませんが、応援していただけるような日誌であるために、自分がやらなくてはいけないことを続けていく、ということをお約束します。※イチローの言葉を借りました。)
 さて、今日は通学路点検の話題。
 下の写真をご覧ください。



 昨年の10月はじめに立川市教育委員会、市役所道路課・交通対策課・工事課、立川警察署及び西砂小学校(代表清水副校長)で通学路点検を行いました。
 通学路点検は、「児童の安全な登下校のための危険箇所の点検」を目的としています。
 西砂小学校周辺の点検で、「横断歩道のない場所を横断しないこと」等の指摘がありました。折に触れて子供たちには声をかけていますが、全校朝会でも全体に話をしていきます。ご家庭でも子供たちの交通安全のため、お子さんに声をかけてください。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO89

校長日誌 立川の空から NO89 (2015/1/26)

「見守り」
 西砂小の子供たちを見守ってくださっている方々がいます。
 まず、シルバー人材センターの方々。特に1年生の下校の見守りをしてくださっています。
 次に、立川警察の方々。以前ほど頻繁ではありませんが、今でも時々パトカーで巡回してくださっています。(先週の金曜日もパトカーがパトロールしているのを私は見ました。)
 最後に、PTA校外委員の皆さん。夕方にベストを着て、パトロールをしてくださっています。今の時期、夕方は特に寒くなるので、本当に頭の下がる思いです。
 学校では、私が朝腕章をつけて、自転車でパトロールをしています。(私の場合、パトロール兼あいさつ運動です。)
 上記以外にも、地域の方が自主的に見守りをしてくださっています。
 さらに言うと、保護者の方々の朝の見守りもあります。下の写真をご覧ください。

 朝8:20頃、西砂小学校の角に立ち、子供たちが安全に横断できる見守りをしてくださっている本校保護者です。このような保護者がたくさんいらっしゃいます。
 おかげで、子供たちの「安全・安心」が守られています。
 子供たちを見守ってくださっている皆さんに感謝!

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO88

校長日誌 立川の空から No88 (2015/1/25)
「あいさつ運動?」

 6年1組があいさつ運動に取り組むことを発信したことを前号でお知らせしました。
 先週、その取り組みが実行されました。
 
 西門の前に6年1組の子供たちが立ち、登校してくる全校の子供たちにあいさつをしました。
 あいさつにあふれる学校、子供たちが自主的・自発的に「あいさつ運動」を考え、実行する学校って素敵ですね。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から No87

校長日誌 立川の空から NO87 (2015/01/22)
「あいさつ運動」
 火曜日の全校朝会で6年1組の子供たちが朝礼台に立ちました。
 6年1組で「西砂小学校のために」「何が出来るか」を考えた結果、「あいさつが大切だ。」ということで、「あいさつ運動をしよう!」という結論に達したことを全校に発信してくれたのです。

 3人の6年生は、原稿なしで、堂々と全校に発信できました。さすが6年生!

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO86

校長日誌 立川の空から NO86 (2015/01/21)
「全校朝会講話から」
 最近、世界中で暴力が目立っています。残念なことです。
 私は、暴力を子供たちの周りからなくしていく決意をし、月曜日の全校朝会で以下のような話をしました。

おはようございます。今日は、「暴力」についてお話しします。

暴力とは、「人をなぐる・叩く・ける」や「人のものをわざと壊す」などを言います。私は前に「いじめは絶対にダメ」と言いました。いじめと同じで、暴力は絶対に許されません。

つい最近、フランスのパリの新聞の会社でたくさんの人が殺されるという事件が起きました。いろいろな理由が言われていますが、どんな理由だったにしろ、人を殺す、傷つけるという暴力は絶対に許されません。

暴力をふるっていけないのは全員です。先生方がみなさんに暴力をふるってはいけないのはもちろん、皆さんのお父さんやお母さんもみなさんに暴力をふるってはいけません。つまり大人全員が暴力をふるってはいけないのです。

では、子供は暴力をふるってもよいのでしょうか?もちろんダメですよね。友達をなぐったり、叩いたり、けったり、友達のものを壊したりは暴力で、絶対に許されません。子供同士で暴力をふるってはいけません。では、子供が大人に暴力をふるってよいのでしょうか?もちろん、ダメですね。皆さんがお父さんやお母さん、先生方、大人の人たちに暴力をふるってはいけません。

つまり、大人でも子供でも、誰でも暴力はいけないのです。ひどい暴力は刑事事件となります。場合によっては、警察が入ることもあります。それくらい暴力はいけないことということですね。

暴力には、言葉の暴力もあります。相手が傷つくようなひどい言葉をいうことを言葉の暴力と言います。言葉の暴力も絶対にダメですよね。

 皆さんは暴力を見たら、聞いたら、どうすればよいのでしょうか。

子供同士の暴力であればまず皆さんが止めてください。止められないと思ったら、先生方に助けを求めてください。

大人から子供への暴力については、副校長先生や校長先生に助けを求めてください。

先生方は、いろいろな人たちと力を合わせて、皆さんにとって一番良い方法を考えて行動していきます。

皆で力を合わせて、暴力もいじめもなくしていきましょう。


喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO85

校長日誌 立川の空から NO85 (2015/01/20)
「避難訓練」

 毎朝寒いですね。今朝も西砂小学校周辺の畑は、霜柱が立っていると言うより、土が凍っている感じでした。お笑い芸人風にいうと、「カッチカチやぞ。」といったところでしょうか。
 そんな寒い朝ですが、日中はポカポカ。そんな中、昨日避難訓練がありました。
 想定は地震。1月19日に地震想定の避難訓練ですから、私の講話はもちろん、阪神淡路大震災です。
 阪神淡路大震災を体験した知り合いからこんな話を聞いたので、子供たちに紹介したのです。
「揺れが起きた瞬間、目が覚めた。そのとき、目の前の食器棚から皿がガラスを突き破り、まっすぐ横に飛んだ。」
 それくらいの大きな揺れだったと言うことです。
 私(内野)は、震災翌年に神戸付近を訪れました。1年たってもまだ地震の爪痕は大きく残っていました。衝撃でした。
 神戸の知り合いは、私にこんなアドバイスをくれました。
「棚など倒れやすい家具は、必ず固定すること。家具の下敷きになった人がどれくらいいたことか。」
 東日本大震災でも同じですが、被害を受けた人たちの話は貴重です。活かしたいものです。

 ところで、昨日の避難に要した時間は4分47秒。机の下に隠れた後、揺れが収まったという想定で、「避難開始!」の声をかけてから、避難し、全員の人数確認が終わったのが4分47秒。避難完了のめどの時間は5分以内ですから、630人という大人数の児童数を考えると、合格でしょう。
 子供たちは私の話を静かによく聞いていました。こちらも合格です。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO84

校長日誌 立川の空から No84 (2015/1/17)

「師弟対決」
 土曜日の夜は私にとってくつろぎの時間です。何をしているかというと、読書かテレビ視聴です。今日はテレビ視聴で「ピアノ王決定戦」を見ました。
 そこで桐朋学園大学の師弟対決が実現しました。
 結果は、師匠である新垣隆さんの負け。
 では、弟子に負けた新垣さんは悔しかったでしょうか?全く悔しくなかったといったら、うそになるかもしれません。でも、私は悔しい反面、うれしかったのではないかと思います。
 教師というのは、自分たちの教え子が自分たちを乗り越えていくのが喜びなのではないかと思うからです。
 去年の暮、私の教え子ではないのですが、親しくしていた同僚の教え子と研修会で出会いました。もともと頑張り屋の子でしたが、今は立派に成長していました。話し方を聞いていると、私の若いころよりもしっかりしています。
 直接の教え子ではないとはいえ、教師として立派に成長したことをうれしく思いました。
 教え子が自分を乗り越えていくことはうれしいことですが、同時に、自分が教え子にとって、高いハードルでありたいとも思います。
 教師として、日々研鑽して、教え子が「自分はまだまだ○○先生には及ばない。もっともっと努力していい先生になろう!」と決意するような、そんな教師でありたいと私たちは思います。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO83

校長日誌 立川の空から NO83(2015/1/14)

「昨日までの自分を超えろ」
 先日テレビでサッカー日本対パレスチナを見ました。その時のCMは私にとってインパクトのあるものでした。HONDAのCMなのですが、テーマが「昨日までの自分を超えろ」だったのです。この言葉は、私が3学期の始業式で子供たちに話し言葉と同じです。
 ただ、当然ですが、全体の言葉は私の言葉とは比べ物にならないくらいインパクトがあります。そのCMを紹介します。
頑張っていればいつか報われる

もち続ければ夢は叶う
そんなのは幻想だ
たいてい努力は報われない
たいてい正義はかてやしない
たいてい夢はかなわない
そんなこと現実の世の中ではよくあることだ
けれど、それがどうした?
スタートはそこからだ。
技術開発は失敗が99%
新しいことをやればかならずしくじる。
腹が立つ。
だから寝る時間、食う時間を惜しんで何度でもやる。
さぁきのうまでの自分を超えろ
きのうまでのHondaを越えろ
負けるもんか

このCMの言葉は、子供たちというより、大人を元気にする言葉ですね。
子供たちに「去年までの自分、昨日までの自分を超える」と話した私も、「去年までの自分を、昨日までの自分を超える」ように日々努力を重ねていきたいと思います。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から No82

校長日誌 立川の空から NO82(2014/1/13)

「マラソン大会」
 3連休の中日、11日(日)に西砂川地区体育会主催の「マラソン大会」が行われました。本校からも、児童はもちろん、保護者も多数参加しました。
 その様子を写真で紹介しましょう。

写真左:開会式。体育会会長と七中校長があいさつをしました。
写真右:低学年の部スタート直前の緊張感。

写真左:スタート直後。写真右:ゴール直前。みんな力の限り走りました。

写真左:高学年の部スタート。野球部大活躍。写真右:中学生と大人の部。教職員代表で、清水副校長先生が参加しました。

写真左:副校長先生のゴール。見事最後尾でした。
写真右:安協の方々が、外回りをする参加者の安全を見守っていました。感謝!

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から No81

校長日誌 立川の空から NO81 (2015/1/12)
「表彰」

 全校朝会や始業式・終業式の場で、表彰をします。「表彰」は、「連携・発信・自尊感情」という私の学校経営の3つの重点のうち、自尊感情を醸成できる場と考えます。もちろん、クラスの場で、担任が表彰し、クラスの仲間に祝福されるのも自尊感情を高められると思います。しかし、全校の前で表彰され、全校の仲間に祝福されると、より自尊感情は醸成されると思います。さらに、表彰を見ていた子供たちが、あこがれをもち、「自分も頑張ろう」というモチベーションを高める契機となることも見逃せません。

 さて、3学期の始業式が終わった後、表彰を行いました。3人の6年生を表彰しました。何の表彰かというと、「平成26年度東京都明るい選挙ポスターコンクール」です。2人が佳作、1人が入選でした。入選したのは、宮下真凛さん。なんと宮下さんの入選したポスターは、縮刷され、はがきになりました。
宮下さんの表彰状を読み上げる校長。


表彰状の入った筒をもって、記念撮影。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO80

校長日誌 立川の空から No80 (2015/1/10)

「3学期始業式 校長講話」

おはようございます。そして、あけましておめでとうございます。

先生方は、皆さんのインフルエンザを心配していました。もし、まだインフルエンザが流行っていたら、体育館で始業式はできないからです。

 でも、良かった。インフルエンザはおさまっていて、こうやって体育館で始業式ができるのです。

 さて、皆さん。こういうことわざを知っていますか。

「一年の計は元旦にあり」

 一年の計画は元旦に立てなさい、何かを始めるときには、きちんと計画・目標を立てなさい、という意味です。今日は元旦ではありませんが、ぜひこの一年の計画・目標を立ててみてください。

 計画・目標を立てるときに気を付けてほしいことがあります。それは、まずは具体的なものにすることです。前にも皆さんに言ったと思いますが、「今年は国語を頑張る」とか「縄跳びを頑張る」とか「学芸会を頑張る」などは、計画や目標としてはふさわしくありません。なぜなら、その計画・目標が達成できたかどうかを決められないからです。「頑張った」は、ちょっとやってできたという人もいれば、めちゃくちゃ頑張ってもできていないという人もいます。ですから、計画や目標を

立てるときには、具体的に。例えば「国語の音読を毎日3ページやる」とか「縄跳びを毎日100回跳ぶ」など数字を入れると良いでしょう。

 もう1つ。計画・目標を立てるときには、人と比べたり、競争したりしないことです。例えば「○○君に国語で勝ちたい」とか「○○さんに算数のテストで勝ちたい」などと、人と比べたり、競争したりすると競争相手とトラブルになったり、競争相手が自分よりずっと力があると、うまくいなくて自分が苦しくなります。
 それよりも、「去年の自分や昨日の自分と比べて、少しでも前に進んでいるか」を考えてください。
「去年の自分、昨日の自分より一歩でも、半歩でも前に進もう」が今年の合言葉ですね。


フリップボードを持って子供たちに話をしました。

他の人と競争する目標設定ではなく、あくまでも昨日までの自分より前進することを目標としてほしいものです。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO79

校長日誌 立川の空から NO79 (2015/1/8)

 皆さん、あけましておめでとうございます。
 新年初めての校長日誌。ちょっとUPしないでいたら、カウンターが12000を超えました。更新していないのに、ご覧いただくのは心苦しいので早速UPすることとします。

本校の屋上からの眺めです。どうです。絶景でしょう?
真っ白に雪をかぶった富士山と青々とした奥多摩の山々。正面は、私の好きな大岳です。
正月らしい写真を堪能していただけたでしょうか。
今年もよろしくお願いします。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO78

校長日誌 立川の空から NO78 (2014/12/31)

「終業式③」
 前号で2年生のスピーチの良さを1つ書きました。
 もう一つ書かなくてはいけません。それは、「上達論」です。
 2年生のスピーチには、「上達論」があります。
 2年生は、「一輪車」・「九九」・「鍵盤ハーモニカ」が上達した理由として、「一生懸命練習したこと」を挙げています。
 私は、以前全校の子供たちに「継続は力なり」を説きました。基礎基本の力は、「繰り返し」と「継続」がキーワードです。3人とも「繰り返し」と「継続」で見事に上達することを証明してくれました。
 もう1つ。「支援の言葉の重要性」です。何か上達するときには、個人の「繰り返し」と「継続」という努力とともに、教師や親や友達のアドバイスの言葉が重要になります。
 今回、一輪車が上達する際に、「遠くを見て」というアドバイスが有効だったことがスピーチで語られました。私は、一輪車に乗れませんし、指導もできませんが、「遠くを見て」という言葉は有効であることはなんとなくわかります。一輪車初心のときには、おそらく、恐怖心から「下を向いてしまう」のでしょう。下を向くと、猫背になって、重心がずれていまうのでしょう。そこで、「遠くを見て」ということで、視線が上がり、背筋が伸び、ひいては重心が安定するのはないのでしょうか?
 これはまさに上達論です。
 というわけで、2年生のスピーチは、いろいろな点で素晴らしいものでした。

 さて、あと数時間で平成26年も終わりです。
 皆さんのおかげで本校のHPの閲覧数は、10000を超えることができました。
あらためて感謝します。来年もご愛読をお願いします。

 皆様、良いお年をお迎えください。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO77

校長日誌 立川の空から No77(2014/12/31)
「終業式③」
 いよいよ大晦日。大晦日にHPを更新する学校は西砂小学校くらいでしょうか。
 でも、カウンターを見ると、冬休みになってもHPをご覧くださっていることがわかります。今年については、冬休み中も更新していきます。
 さて、終業式の私の言葉の後は、子供たちの言葉。今回は2年生各学級の登場です。(子供たちと保護者の皆さんの許諾を得ましたので、氏名と写真も掲載します。)2年生は、マイクを前に緊張の面持ちながら、ゆっくり、はっきり、大きな声でスピーチできました。

2学期がんばったこと

 2年組 野口みもり

 わたしは、2学き一ばんがんばったのが、一りん車と竹うまです。なぜかというと、一りん車は少ししかできなかったからです。竹うまは、学校にあるむかしあそびの道ぐだからです。

 わたしが、一りん車をれんしゅうしているとき、ともだちが

「遠くを見るといいよ。」

と言ってくれました。わたしはそれから遠くを見てれんしゅうをしました。そしたらある日校ていを一しゅうできるようになりました。

 2学きのおわりから、竹うまをはじめました。竹うまは、すぐにできるようになりました。なぜかというと、前に一どやったことがあったからです。

 わたしはこれから一りん車や竹うまをしている人にアドバイスをしていきたいです。一りん車は、ともだちが言っていたとおり、

「遠くを見るといいよ。」

と言って、竹うまは、

「つま先で立ってサクサクいくといいよ。」

とアドバイスしたいです。

 

とっくんした九九

2の2 うの たばさ

 わたしが2学き一番がんばったのは、九九です。なぜかというと、はじめは、言えなかったけど、ならっているうちに、すらすらいえるようになったからです。家でもれんしゅうして、九九のけんていが早くおわりました。九九は一番がんばったので、だれよりも早く言いたいです。そのために、これからもいっぱいれんしゅうしたいです。

 せんせいが、一しょうけんめいおしえてくれたので、こんどはわたしが、がんばりたいです。

 3学きになっても九九をもっともっとれんしゅうしたいです。

 

 がんばった音楽会

 2年2組  ほり川 しょう太

 ぼくが2学き一ばんがんばったのは、音楽会の手ぶくろを買いにのけんばんハーモニカです。

 なぜかというと、ひくときの後の方の、ゆびばんごうがむずかしかったからです。

 子ぎつねが、一人で手ぶくろを買いに行くときのきょくです。

 先生が

「子ぎつねは、どんな気もちかな。」

と言ったので、ぼくは、

「一人で、さみしい気もちです。」

と答えました。だから、まちがえないで、さみしい気もちでふきました。

 中休みも、けんばんハーモニカをみんなでれんしゅうしました。

 家でも、いっぱいれんしゅうしました。

 音楽会では、けんばんハーモニカをもってやるので、いつもよりむずかしかったです。

 音楽会の二日目は、お母さんもお父さんも来たので、すごくきんちょうしました。

 けんばんハーモニカがうまくふけて、ダンスもじょうずにおどれたので、せいこうしたと思います。

 家に帰ったら、お母さんとお父さんがほめてくれました。うれしかったです。
 子供たちのスピーチ原稿をご覧になってお分かりのように、「結論(2学期一番頑張ったこと)→理由」という形になっています。これは、この一年私が先生方に伝え続けてきたことです。「論理的な考え方・話し方に強い子」・「『なぜ』に強い子」に育てるために、常に「結論」→「理由」の書き方・話し方をさせるようにすることが大切です。2年生はすでにこの話型が身についています。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から No76

校長日誌 立川の空から No76(2014/12/29)
「終業式?」

 放送室での終業式。まずは副校長先生。教室で着席しているであろう子供たちに向かって、「起立!」と号令。放送室からも教室の子供たちが椅子を引いて起立したのが分かりました。続いて、2学期終業式開会の辞。そして私の番となりました。子供たちの顔が見えない状態で話をするのは、昔のラジオニュースのアナウンサーになったような気持ちです。私は次のように話しました。

2学期終業式校長講話

平成261225()

今日で2学期も終わりです。今日はこれから先生方から通知表をいただきます。

先生方は、この通知表を書くのに、一生懸命皆さんの良さや課題を考えていました。今日は、その皆さんの良さ・伸びたところを低学年、中学年、高学年の先生の言葉から拾い出します。

 

まずは低学年です。

・百人一首の暗唱に一生懸命取り組みました。諦めずに繰り返し練習したため、緑札20枚をどんどん覚えてしまい、驚きました。

※「諦めない」は、テニスの錦織圭選手・サッカーのキングカズでお話ししましたね。諦めないことで力がつくのですね。

・給食の終わりの時間になると、進んで牛乳パックのゴミ袋を用意するなど、学級のために行動することが出来ました。

※自分がどう動けばみんなのためになるのか、よく様子を見て、予想することって大切ですね。

・国語の学習では、漢字練習に一生懸命取り組みました。そのため小テストは毎回100点を取りました。

※こつこつと努力することで力は伸びるのですね。

 

 

次に中学年です。

・書写で墨をこぼした友達がいたとき、雑巾をもってかけつけ、手を真っ黒にしながら掃除する姿に感心しました。

※人のために、手が汚れるまで掃除するって、すごいですね。こういう子が西砂小の子らしい子です。

・時間割担当として、下校前に必ず次の日の時間割を貼ったり、みんなへのメッセージを書いたりと責任感をもって仕事に取り組む姿が光っています。

※自分の仕事を責任もって取り組むことって大切ですね。

・困っている友達を見ると、さりげなく寄り添い助ける優しさは最大の長所です。

※思いやりのある子は、西砂小学校の教育目標でしたね。困っている人を助ける、それも「助けてあげるよ。」とみんなにわかるようにするのではなく、さりげなく助けるのは、まさに思いやりのある子ですね。

 

最期に高学年です。

・誰も見ていなくともすべきことをきちんとやり遂げる姿は、責任感の表れだと感心しています。

※人が見ていると頑張る、でも人が見ていないと手を抜くという人はたくさんいます。でも、人が見ていなくてもやるべきことをきちんとするというのは、高学年らしいですね。

・話をよく聞き、自分たちの生活をよりよくしていくためにどうしたらよいか、常に問題意識をもって生活していました。

※いつもお父さんやお母さん、先生方に言われてから動くのではなく、どうすればもっとよくなるのか自分で考えて行動する方が力が伸びるのは言うまでもありませんね。

・持久走週間で100周を超えるなど、目標に向かってひたむきに努力する姿は、全てに通じます。

※校長先生は以前、「100」を目標に何かを続けていると力がつく、と言いました。持久走で100周を成し遂げた人は、走る力だけでなく、心も強くなったことでしょう。

・自分から笑顔で元気よくあいさつしたり、礼儀正しい言い方をしたりするなど、時と場に応じた気持ちの良い行動がとれ、感心します。

※自分から元気にあいさつするというのは、校長先生が1学期からずっと皆さんに言い続けてきたことですね。5・6年生は皆さんのお手本になるようにしっかり挨拶していますね。

 

さて、通知表をもらうと、皆さんは「あ、国語の成績が上がった。」とか「あ~あ、算数の成績が落ちた。」とか喜んだり、がっかりしたりします。それは当然ですね。 

でも、喜んだり、がっかりしたりでおしまいではいけません。「どうして成績が上がったのか。」を考えてください。「家で勉強をコツコツやったから」とか「授業中一生懸命話し合いに参加したから」など理由があるでしょう。理由が分かったら、またその理由のようにしていけばよいわけです。逆に、成績が落ちてしまったものについてもしっかり理由を考えてください。「授業中話をしっかり聞いていなかったから」とか「あまり努力しなかったから」とか「宿題をちゃんとやっていなかったから」などいろいろ理由があるでしょう。理由が分かったら、先生方が通知表に書いてくださったことも参考にして、3学期はぜひ少しでも成績があがるように努力してください。

 子供たちの顔が見えない状態で、マイクを前に話す・・・どうも調子が出ません。でも、子供たちの顔を思い起こしながら、「伝わる」ように話しました。

 

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から No75

校長日誌 立川の空から No75 (2014/12/28)

 「終業式①」
 終業式の日。例年は、体育館で終業式です。しかし、今年は別。インフルエンザが流行しているからです。
 そこで、朝一(あさいち)で、各学級の欠席状況とインフルエンザり患状況を確認しました。すると、欠席状況とインフルエンザり患状況が昨日(24日)とあまり変わらないことがわかりました。
 結論。「この状況で終業式を体育館で行うのは、かえってインフルエンザを蔓延させてしまう可能性がある」と判断し、「終業式は各教室で放送にて行う」とことしました。
 関係教員と子供たちが放送室に集合し、異例の終業式が開始しました。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から No74

校長日誌 立川の空から NO74 (2014/12/27)
「死語愛好会」

 2学期が25日終了しました。
 様々なことがあった2学期でした。
 運動会、学校公開、研究発表、音楽会、連合音楽会・・・。
 「行事で子供たちは伸びる」を実感した学期でもありました。
 さらに、2学期からリニューアルした、本校の新HPは、その閲覧数がとうとう10000を超えました。これは、聞くところによると、市内小中学校で一番だそうです。
 西砂小学校の保護者や地域の皆様の、本校の教育活動への関心の高さを実感した2学期でもありました。
 
 さて、終業式の日の話題。
 いつものように、副校長先生と打ち合わせをしようとしたところ、副校長先生が小さく「あっ!」と叫びました。
 「どうしたんですか?」
と私が尋ねると、副校長先生曰く、
「帳面を忘れました。」
とのこと。
 私は思わず爆笑。読者の皆さんは帳面って、わかりますか?
 ちなみに、私は放課後職員室で先生方に問いかけました。
「帳面って、わかる?」
 若い先生方は皆
「????」
と?が頭の上に浮かんでいるのがわかりました。
 その?を推測してみると、
「ちょうめん?超麺?超越した麺?」
「ちょうめん?超イケメンの略?」
という感じでした。
 すると、ベテランの先生が
「ノートのことですよね。」
と正解を言ってくれました。
 若い先生方は
「あ~っ!ノートのことなんですね。」
と納得。
 私が
「帳面って言葉、聞いたことない?」
と尋ねると、若い先生方は皆首を横に振りました。
 それはそうでしょう。帳面って、今や死語ですね。
 そんな死語を発してくれた副校長先生。私は親しみを覚えました。
 2人で「死語愛好会」を結成し、これから二人だけの時は、死語を思いっきり使いたいと思います。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO73

校長日誌 立川の空から NO73 (2014/12/24)

「走る、走る、俺たち!」

 今日はクリスマスイブ。いつもは帰宅が遅いお父さん方も、今日は早い帰宅でしょうか。
 かくいう私は、校長室で仕事中です。「なんで!?」とおしかりを受けてしまいそうですが、今日のカウンターを見て、「やらなくてはっ!」と思ってしまったからです。
 今日のカウンターは、なんと、なんと、10000超え!!
 これが学校のHPでなかったら、HPのトップに花火を打ち上げるところでしょう。
 
 で、今日の話題。題名を見て、「校長先生の年齢がわかるわ~っ。」と言われそうです。(校長先生仲間にもよく「内野先生は、いまの若者が絶対にわからない言葉を扱うよね。」と言われています。というのも、「アベック」などという死語をたびたび使うからです。そういえば、今は「カップル」というのだそうですね。)

 さて、今月1日から12日まで2週間にわたって、持久走が行われました。1年生から6年生まで(先生方も)全校で校庭を走ったのです。その様子を写真でお知らせしましょう。

写真左:スタート直前の様子。やる気がオーラとなって伝わってきます。
写真右:スタート直後の様子。すごい勢いでみんなが走ります。安全に配慮して、スタート位置は2つ。さらに、走る場所も低学年と高学年で変えました。

写真左:見てください。このうれしそうな顔。嫌々ではなく、意欲的に走ることで効果は倍増。
写真右:朝礼台から俯瞰で撮ってみました。630人が走る様子は壮観です。

明日から冬休みですが、ご家族でジョギングを楽しんでみたらいかがでしょうか。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO72

校長日誌 立川の空から No72 (2014/12/22)
「うどん作り③」

  今日は冬至。冬至にふさわしい、寒い朝となりました。前号に続き、寒さを和らげてくれる、うどん作りの様子を紹介します。
 
写真左右:ボランティアのお母さん方。子供たちが作ったうどんをゆでたり、うどんつゆを作ったり、薬味を作ったり、と従業かつ、様々な仕事をしてくださいました。

写真左:たっぷりのお湯でうどんをゆでます。写真右:ゆであがったうどんを前に、他の班が出来上がるのを待ちます。全く文句ひとつ言わないところが6年生。

写真左:「いただきます。」をした直後。待っていた分、すごい勢いでうどんを取りました。写真右:黙ってひたすらうどんを食べる6年生。「おししい?」と尋ねられると、無言で頷きました。

種まきから始まり、うどんを食べて終わった今回の活動。子供たちは、西砂川地域を愛する契機となったと思います。