校長日誌

いしずえ

いしずえ68


■修学旅行のお土産の一番は「土産話!」と、薬師寺のお坊さんが
述べていました。私も『鹿寄せ』のシーンは何人もの人に伝えまし
た。担当の方がホルンを吹くと、5分後にはたくさんの鹿が集まり
ました。初めは奈良公園に生徒だけで、ホルンの音色だけが響いて
いました、そのうち、はるか遠くから鹿の群れが近づいてきました。
鹿の全力疾走は圧巻でした。春日大社の鹿は「神の使い」です。鹿
の身体をなでるのは、人のにおいがつくのでNGとのこと。動物園の
ふれあいコーナーとは違った学びができました。
                    (6月6日飯田芳男)

いしずえ67


■碁盤の目の京都市街地です。「京のてまり歌」を歌えば、30近
くの通りの名を覚えられます。丸太町通りから、えびす通り…いえ
いえ歩いてもなかなか覚えられません。ところで、3年生は何が修
学旅行の思い出になったでしょうか。どんな内容でも、セピア色に
なるまで、この二泊三日を大事にすることでしょう。うらやましい
です。私は、♪京の五条の橋の上…ではじまる「牛若丸」の歌を歌
いながら京都の町を振り返っています。「鎌倉殿の13人」にも助
けてもらいます。            (6月5日飯田芳男)

いしずえ66


■奈良で「せんと君」を探しましたが見当たりませんでした。京都か
らバスで奈良に向かう時、大和郡山市を通ることがあります。金魚の
町なので楽しみでした。電話ボックスの金魚鉢が圧巻でした。今年は
電車なので、車窓から平城宮跡歴史公園を見てみたいと思います。昨
夜、平城京に舞う風に乗って聖徳太子が登場する夢を見ました。日本
銀行券の聖徳太子が風に舞っていました。  (6月4日飯田芳男)

いしずえ65


■私が、生まれてはじめて新幹線に乗ったのは中学の時の修学旅行で
した。ゼロ系のひかり号はおもちゃでしか見たことがなく、東京駅の
ホームで本物を見たときは「おもちゃとそっくり!」だと思いました。
私が通っていた中学では、直接東京駅集合だったので、東京駅にたど
り着くまでに神経をすり減らしました。東京駅まで1時間、7月の暑
い時期、汗びっしょりで集合場所に着きました。私にとっては、真夏
の大冒険でした。             (6月3日飯田芳男)

いしずえ64


■気温の変化が激しい時、天気予報で「体調管理には気をつけて」と
言われます。私は、暑さも寒さも洋服で何とかなると思っています。
でも、お医者さんに「気温の変化に対応しようとする体全体の頑張り
は、ものすごいですよ」と教わりました。血液の流れ方などで、暑さ
寒さに順応できるようにしてくれているらしいのです。私は体をいた
わることをつい忘れがちです。健康に感謝しなくてはと思い直しまし
た。中学生の時、試験前はいつも体をいたわり過ぎ、よく眠る生徒で
した。「もっと頭を酷使しなさい」と母の小言が忘れられません。
                     (6月2日飯田芳男)

いしずえ63


■6月になりました。梅雨の時期です。梅の実の熟する頃の雨ですか
ら先人のネーミングのうまさに敬服です。さだまさしさんは「つゆの
あとさき」という歌を歌っています。歌詞には、「梅雨のあとさきの
トパーズ色の風は…」とあります。どんな色でしょうか。考えさせら
れます。                 (6月1日飯田芳男)

いしずえ62


■立川駅を降りて「日活通り」を歩くことがあります。「日活はどこ
に?」と目をキョロキョロさせています。『立川の歴史散歩』によれ
ば、南口には、名画座 東宝 東映 新東宝 大映そして日活と六館
あったようです。清瀬市に住んでいた父親は自転車で立川まで映画を
見に来ていたようです。「映画のまち立川」と称されていたのが嬉し
いです。                (5月31日飯田芳男)

いしずえ61


■今年も今日で150日経ちました。元日に宣言した今年の目標が守
られていません。おおいに反省しています。読もうと思って購入した
本は、いまだに読破できていないものが20冊!自宅のテーブル上に
積読(つんどく)状態です。家族から不評です。せめて掃除はしっか
りやろうと気を引き締めました。ゴミゼロの日でもある5月30日の
決意は守ります。            (5月30日飯田芳男)

いしずえ60


■語呂合わせでわかるように、今日はこんにゃくの日です。コンニャ
クイモはサトイモ科です。球状の茎からコンニャクをつくると言われ
ていますが、私は体験したことがありません。群馬のコンニャクパー
クに行ってみたいと思っています。毎年述べているのですが、祖母は
私に「コンニャクは胃の砂をとるから、いっぱい食べなさい」としき
りに言ってました。私は人生で一度も砂を食べたことはありません!
                    (5月29日飯田芳男)

いしずえ59


■先日校長室の前を小鳥が通り過ぎました。しばし私とたわむれて去っ
ていきました。幸せを運んできてくれたと思っています。それにしても
この鳥の種類は何だったのでしょう。セキレイ?間違っていたら失礼!
                     (5月28日飯田芳男)

いしずえ58


■今日は「小松菜の日」です。江戸川区の特産品です。小松川という
地名にちなんでつけられました。一説には八代将軍吉宗がつけたと言
われています。カルシウムはホウレンソウの3倍です。我が家で飼っ
ているジュウシマツはホウレンソウを食べません。小松菜オンリーで
す。ポパイにはホウレンソウが似合います。カルシウムの量について
はポパイには内緒です!         (5月27日飯田芳男)

いしずえ57


■立川駅は北口も南口もペデストリアンデッキがあります。なかなかペ
デストリアンデッキという単語が出てこなくて困っています。駅舎に広
場と歩道橋の機能を持たせた高架歩道と訳されています。英語のようで、
略称「ペデ」だそうです。立川駅のペデストリアンデッキは有名です。
でもすらすらっとこの単語がでてきません。手帳に書いてあるので時々
受験生のようにページをめくっています。記憶力増強の「効果」歩道が
私のペデストリアンデッキです。      (5月26日飯田芳男)

いしずえ56


■小学校4年生の担任をした時、ある児童に「運動会も遠足も読書も、あ
とで作文があるから嫌い!」と言われて落ち込んだことがあります。私も
子供のころ作文が苦手だったので、「作文の書き方」をていねいにアドバ
イスしました。あわせて、行事のあとの作文をやめてみました。そして、
国語の時間に10分だけ書く時間を取りました。ルールは「作文用紙三行
まで。」「書けなくても宿題にしない」「書き出しは全員○○」をルール
に取り組みました。数週間で児童から作文の苦手意識は消えました。作文
の書き出しを「先生あのね。」「○○さんあのね。」にしたからです。子
どもは伝えたいことがあると書き始めます!  (5月25日飯田芳男)

いしずえ55


■伊達政宗の命日が今日なので、今日は伊達巻の日です。お正月にいただ
く伊達巻は、卵焼きといっても少しおしゃれな部類に入ります。伊達政宗
は卵焼きが好物だったという説もあります。伊達政宗の卵焼きには、ヒラ
メの肉が入っていたようです。ところで、「伊達(だて)」には「かっこ
いい」という意味があるようです。ですから、かっこいいことが目的のレ
ンズのないメガネは、ダテメガネと呼ばれます。余談ですが、昔は書物は
巻物でした。伊達巻も巻物。試験の前に食べると縁起がいいそうですよ。
言ったのは祖母です。聞き流してください。 (5月24日飯田芳男)

いしずえ54


■私が中学の時の運動会では、先輩方の仕事ぶりがカッコよくて「いつかは
自分も」と思っていました。3年生になった時はあこがれの放送担当となり
ました。担当の先生にもらったBGMメロディーが入ったカセットテープは、
私の「ザ・中学」がつまっています。昨日は一中のグランドに『栄光の架け
橋』がながれていました。「選曲の苦労もあったのかな?」と思いながら、
選手に声援をおくらせてもらいました。今も口ずさんでいます。ちっちゃな
ちっちゃな声で…。              (5月23日飯田芳男)

いしずえ53


■「力を合わせて!」と多くの場面で先生方は言います。教育活動では一番
的を得た言葉です。体育大会で言えば、一人一人の心配りが、大会運営の原
動力です。腰をかがめて小石をどけてくださる方や、自転車の整理をされて
演技がみられない方々のおかげもあって運営されました。陰に日向に心を寄
せてくださる皆さんのおかげで感動を味わえることができました。笑顔も、
くやし涙も後悔も「良き校風」という風にとけ合っていました。
                       (5月22日飯田芳男)

いしずえ52


■昨日会った教え子が「45歳になった」と言っていました。私が「明日、
体育大会なんだよ」と言葉を返すと、「僕は運動会等の学校行事に、いつも
みんなと同じ方向を向いてませんでしたが、今は自分の子供に、みんなと
同じ体験って、いつもできるとはかぎらないよ、って言ってます。」と言い
ながら笑っていました。私もなんだか嬉しくなりました。立ち話でしたが、
教え子は別れ際に、「学級通信の『いつも青空』は取ってあります。」と、
言ってくれて、恥ずかしながらそちらも嬉しかったです。でも「くもり空」
の今日です!                 (5月21日飯田芳男)

いしずえ51


■ツバメが低く飛ぶと雨になると言います。体育大会の日を目前にすると、
ツバメが飛ぶ高さも気になります。今日私が見たツバメはとても高いところ
を飛んでいました。少しホッとしました。足どり軽く歩いていると、諏訪の
森公園で、かわいい猫が体を休めていました。見ると前足(手?)で顔をな
でまわしています。ウ~ン、あれ?まさか『猫が顔を洗うと雨になる』って
言われてなかったかな?と不安に。いえポジティブな私は、「気象予報士の
猫はいない!」と思い直しました。天気は科学ですから…。でも、てるてる
坊主を作っちゃおう!!           (5月20日飯田芳男)

いしずえ50


■体育大会が近づきました。うれし涙を流したいですが、勝ち負けがあるので
くやし涙が出てしまうこともあるかもしれません。でも私は、皆さんが達成感
を味わえたらそれだけで嬉しいですね。ところで、うれし涙とくやし波は味が
ちがうようです。電車の雑学クイズで知りました。くやし涙は味が濃く、うれ
し涙は薄味なんだそうです。交感神経と副交感神経の影響だとか。では、海の
水がしょっぱいのはなぜでしょう?私はお魚さんのうれし涙のせいだと確信し
ています。                   (5月19日飯田芳男)

いしずえ49


■小学校1年生を担任すると毎回たずねます。「いただきます」と「ごちそう
さま」では、どちらが好き?と。意見は分かれます。「これから食べたくなる」
から「いただきます」が好きと、「お腹がいっぱいになった」から「ごちそう
さま」が好きと半々です。でも、いじわるをして「いただきます」と「ごちそ
うさま」はどちらがえらい?と質問すると、なかなか答えがでません。「様」
がつくから「ごちそうさまだね」と私が言っても不満そうです。そのとおりで
すね。どちらがえらいなんて決められませんね。ふわふわ言葉は、みんな友達
みんな良き仲間です。さて、17日の放課後は体育大会の準備でした。先生も
生徒も、陰日向なく黙々と働いていました。雨は上がっていました。一中生の
心はいつも青空です。              (5月18日飯田芳男)

いしずえ48


■教員になりたての頃、運動会のゴールテープを用意する係になりました。前
々日の運動会予行までに用意すればいいやと、なまけていたら校内のどこにも
ありません。引継ぎノートを見ると、「ぼろぼろになったので来年は購入して
ください。納品まで2週間かかります。」と。半泣きで体育主任に申し出て、
怒られながら用意したのが包帯です。包帯を使ったのは教育史上私だけ?かも
しれません。どうか内密に!          (5月17日飯田義雄)

いしずえ47


■私が小学校での担任の時は、児童に「いかに速く走るか」を指導したもので
す。こんな私でも。伝えたのは「地面と上手に付き合うこと」でした。朝も、
放課後も必死に指導しました。先日、陸上のトップアスリートも同じことを言
っていたので驚きました。一中の短距離走の指導に口をはさもうかと錯覚して
しまった私です。                (5月16日飯田芳男)

いしずえ46


■1972年、昭和47年の今日、沖縄が本土復帰となりました。私が通って
いた中学校では、全学年が社会科の先生と一緒に、沖縄に関する学習を、アナ
ログ的ですが冊子にまとめました。50年経っても昨日のように覚えています。
当時の音楽の先生は、沖縄出身の先生でした。5月15日の先生の笑顔も忘れ
ることがありません。              (5月15日飯田芳男)

いしずえ45


■体育館横のキリの木は、葉の緑が鮮やかです。一か月の変化は大きいです。
一中生の皆さんの成長をみているようで嬉しいです。青葉繫れる頃になりまし
た。顔を上げると緑が目に入り心が豊かになります。(5月14日飯田芳男)

いしずえ44


■先日『面白うて やがて悲しき 鵜舟(うぶね)かな』(芭蕉)の句が報道
されていました。報道はちょうど長良川の鵜飼い開きの日でした。5月11
日から10月15日まで行われます。でも増水時はお休みです。しかし、あ
と1日お休みがあると言われています。中秋の名月の日が伝統的にお休みだ
そうです。1300年の歴史にロマンを感じます。さて、まもなくの体育大
会での大縄もロマンありです。汗と涙で鵜舟も浮かびます。
                      (5月13日飯田芳男)

いしずえ43


■去年の今頃、前任校で登校指導をしていたらカルガモが通りました。バス
通りを「車が気を付けて」通してくれていました。お母さん?のあとにピタ
リとついて歩いていました。一中生もしっかり歩調を合わせて、ムカデ競争
の練習に余念がありません。チームの一体感は素晴らしいです。私の心も洗
われていきます。               (5月12日飯田芳男)

いしずえ42


■今日は元日から数えて131日です。「一年の計は元旦にあり」と言って、
私は崇高な目標を立てましたが、軌道修正しないと達成できそうにもありま
せん。小説か文学書を30冊読破する予定が、まだ8冊しか読み終えていま
せん。また、漢検2級合格の目標は7年目になっても達成できません。目標
が達成できないと「自分はなんて意思が弱いのだろう」と自己嫌悪におちい
ってしまいますが、ある教育者は「すべての目標が達成してしまう人生は、
おもしろくない」と言っています。ホッとする名言です。その教育者という
のは私です!!                (5月11日飯田芳男)

いしずえ41


■私は中学の時、50メートルを追い風で6秒9という記録を出しました。
体力のピークです。ストップウォッチを押したのが学級で最もせっかちだっ
た友人だったことも功を奏しました。その後走力は急降下し、今では50メ
ートル走ではかる~く20秒を超えます!先日、誰もいない一中グランドの
トラックを、右回りで走りました。走りにくいですが頭がリフレッシュしま
す。うしろ向き歩きもやってみましたが気分爽快です。うしろ向きの生活も
たまにはいいですね。             (5月10日飯田芳男)

いしずえ40


■体育大会の練習が始まりました。コンディションは、良くなかったのですが
一中生はしっかり参加できました。私は出番を想定し入念にアップを繰り返し
ました。でも緊張しました。震えたのは寒さのせいにしましたが、本当は緊張
したのです。伝統ある体育大会を楽しみにしています。急にリレーでアンカー
をやるようになってもいいように秘密練習?を頑張ります!
                         (5月9日飯田芳男)

いしずえ39


■体育大会の練習が始まります。けがや熱中症にならないように当日を迎えてく
れることを願っています。前任校で、短距離走のラインをビシッと引いた担当者
が、「校長先生、短距離走のラインはいかがですか」とたずねてきました。私は
「携帯の位置情報でスタートが国立市で、ゴールが立川市なんだね。」と答えま
した。唖然とした顔ながら担当者はニコッと笑い「校長先生の視点は人と違うの
ですね」という返答。私は続けて「そんなにほめないでよ」と答えたら大笑いし
てました。ちょっとずれた会話になりました。今週もポジティブにいきましょう!
                          (5月8日飯田芳男)

いしずえ38


■ひと月前は先生方の名前を覚えるのに悪戦苦闘していました。50人以上いる
とは言え、教職員の名前を覚えるのに4週間もかかり、反省しています。一日に
一度も声をかけない教職員がいないように努力していますが、なかなか難しいで
す。もちろん、一中生の皆さんの名前を覚えるようがんばっております。声をか
けても驚かないでくださいね。            (5月7日飯田芳男)

いしずえ37


■私は規則正しい生活を心がけて、数十年経ちます。それがなかなか守れず、や
はり数十年経ちました。原因は大型連休や年末年始のお休みです。この「原因分
析」も実は数十年が経過しています。私の場合、規則正しい生活ができなくなる
原因は、ズバリ、意思の弱さです。今日から軌道修正をしてシャキシャキっと過
ごします。一中生のロッカーはしっかり整理整頓!私も見習います。
                          (5月7日飯田芳男)

いしずえ36


■鑑真が亡くなった日は、諸説ありますが763年5月6日です。多大な業績
を残してくれたのですが、船で唐に渡り、また日本に戻る渡航の苦労に触れる
ことで教科書の歴史は通り過ぎてしまいます。唐招提寺の創建は大きな意義が
ありました。でも鑑真が、彫刻や薬草にも詳しかったことまでは、私の経験で
は授業で扱うことがありませんでした。今日の私は、鑑真をさらっと学び直し、
連休明けをシャキッと過ごそうと思います。     (5月6日飯田芳男)

いしずえ35


■昭和22年の今日、一中の開校式と入学式が行われました。開校式に臨む皆さ
んの誇らしい表情を想像するだけで、歴史の重みを感じます。物事は、始まれば
終わりますが、一中の歴史にはつねに明日があります。歩みが止まらないことに
大きな意義があります。               (5月5日飯田芳男)

いしずえ34


■今日は、2007年に制定された「みどりの日」です。緑と言えば小学校1年
生の男子に「黒板を見て」と言ったら、「先生、黒くないよ」と言われた思い出
があります。なかなかするどい視点でした。その後下駄箱と言おうと思ったので
すが「靴箱」と言い直しました。いろいろな思いがよぎる一日になりそうです。
                          (5月4日飯田芳男)

いしずえ33


■今日は憲法記念日です。憲法の効力がスタートした日です。国の最高法規に
ついて考えてみる一日にしたいです。私が小学校6年生の担任の時「あなたの
家の憲法1条は?」を発表し合う授業をしたことがあります。今では完璧なプ
ライバシーの侵害ですね。でも、ほほえましい最高法規ばかりでした。飯田家
の憲法1条は「夜は家族でけんかはしない!」でした。祖母の提案でした。そ
んな祖母は、93歳で亡くなるまで「みんな仲良くするのが一番のきまりだ」
と言っていました。私もそれが最高法規だと思います。(5月3日飯田芳男)

いしずえ32


■新年度が始まり、ひと月たちました。この頃私は、立川駅の改札を北口に行く
間違いがなくなりました。私は学生時代も教員になっても、4月は教室を間違え
ることがたびたびありました。小学校3年の担任から6年の担任になった時は、
3年の教室に「おはよう。一時間目は体育になりました。」と板書し、青ざめた
経験があります。でも、私は失敗も人生の良き「いしずえ」となり得ると思って
おります。                     (5月2日飯田芳男)

いしずえ31


■今日は日本赤十字社が創立された日です。国際赤十字社は1864年に創立さ
れています。小学校5年生の国語で、創立者アンリ・デュナンを指導したことが
あります。デュナンはスイスの実業家です。ある児童は、この授業をきっかけに
医療関係の仕事についたと言っていました。教員の仕事は責任重大ですね。でも
元担任としては、教え子の誰もが健康で活躍してくれていることが嬉しいです。
                         (5月1日飯田芳男)

いしずえ30


■連休中も一中生は、勉強に部活に活躍してますね。立派です。このゴールデン
ウイーク中も、いえ失礼しました。「大型連休中」でした。初任の時「学校の先
生は、映画等の業界発祥の言葉ではなく、大型連休と言いなさい」と先輩の先生
に指導を受けました。この時期に毎年思い出すエピソードです。「体操着!」も
指導されました。体育の時間に着るから「体育着」ですね。先輩の忠告はありが
たいです。                    (4月30日飯田芳男)

いしずえ29


■「え~今日は天皇誕生日じゃないの~!」と、毎年私はつぶやいています。今日
は昭和の日です。昭和の一中生も、令和の一中生も先人が築いた「いしずえ」に、
しっかり根を張り生活しています。一中生の皆さん、明日からもゆっくり一歩前へ。
                          (4月29日飯田芳男)

いしずえ28


■学校のつつじは、北校舎と南校舎の間で輝いています。ネパールでは国花になっ
ています。花びらが小さいと「さつき」と呼ばれます。この区別はなかなか難しい
です。離任された先生のために「こんなに一生懸命咲いてます!」というアピール
が嬉しいですね。赤のつつじの花言葉は「恋の喜び」です。先生方との思い出はい
つまでも「喜び」ですね。つつじは筒状につながる咲き方が名前の由来です。人と
のつながりも大事にしたいです。           (4月28日飯田芳男)

いしずえ27


■4月22日の読売新聞『こどもの詩』欄の記事です。保育士さんが「暗くなって
きたね。早く帰ろう。おばけが出ると怖いもんね」と言うと、3歳男子が「え~、
おばけは よのなかに出るんだよ」と答えたという内容です。ふつうなら真夜中と
言うのですが、「よのなか」と覚えてしまったのでしょう。3歳男子君としては、
「真夜中!」と訴えたつもりでしょう。楽しい間違いですね。私は3歳の頃、「蚊
に食われた」というところ、「カニに食われた」と言っていたそうです。自分で言
うのも何ですが、かわいい間違いです。若い頃からポジティブでした。
                          (4月27日飯田芳男)

いしずえ26


■20日の東京新聞は「全然火通ってないなあ」というご主人のつぶやきを取り上
げていました。『手羽元のカリカリ焼き』をご主人に提供されたので、きっと奥様
は、しっかり火を通したつもりで、さぞ気になったことでしょう。私も記事を読み
ながら「でも生焼けだったのかな」と勝手に想像してしまいました。ところが予想
外の展開でした。ご主人は野球を見ながら「全然ヒット打ってないなあ」と言った
のでした。何とも楽しい聞き違いで、クスッと笑えました。その後、このご夫婦が
どういう会話をしたかは想像しないようにしました。  (4月26日飯田芳男)

いしずえ25


■21日の東京新聞に「ついゆりかごの歌を口にしてしまった」という投稿が載って
いました。ねんねこ~ ねんねこ ねんねこよ♪という歌詞ですが一中生の皆さんは
知っているでしょうか。投稿された方はこの子守唄を口にしたことに『ある日、突然
に幸せな日々の記憶を呼び覚ましてくれた。』と述べています。一中の生徒の皆さん
の日々も、これから『幸せな日々』がどんどん上書きされていきます。私も皆さんか
らピュアな気持ちをいただき、最良の日を更新していこうと思います。
                           (4月25日飯田芳男)

いしずえ24


■先日中央線をながめつつ「中央線から見た一中はどんな景色だろう?」と思い、
中央線に乗り込み立川駅を目指しました。電車が立川一中にさしかかったら、車掌
さんに、「すいません。スピードをゆるめてもらおうかな」等とカメラ片手に準備
万端です。立川駅まであとひと駅。今「西立川駅」です。一中生の皆さん、お気づ
きですね。なんと私は青梅線に乗車していたのです!  (4月24日飯田芳男)

いしずえ23


■小学校低学年では「たんぽぽ」という曲がよく歌われます。「青い空を夢に見な
がら野原に咲いた花なので、このたんぽぽをぜひあなたにあげたい」という内容の
歌詞に和まされます。初々しい一中の1年生が学校に慣れたころ、たんぽぽは綿毛
になって舞い上がり、どこかで私たちを見守ってくれています。
                          (4月23日飯田芳男)

いしずえ22


■昭和45年度の卒業生が造園したミニ緑地に、足を止めてしまいました。昭和
45年は大阪万国博覧会が開催されました。その時の一中生の中には万博に行か
れた方も多いと思います。一中にはこのような、卒業記念関係のスポットがいく
つかあります。私も卒業年度を確かめながら楽しんでいます。「昭和」を語るの
は得意です!                   (4月22日飯田芳男)

いしずえ21


■私は、一中の「ふじ」の色合いを気に入っています。濃すぎず薄すぎずとい
ったところです。私は中学の時、日曜日の朝8時からの15分番組、近鉄提供
の「真珠の小箱」を欠かさず見ていました。とにかく奈良のことしか放映しな
い番組です。番組の中で「奈良の人は、聖徳太子がふじ色を大事にしていたこ
ともあって、ふじの花を可愛がっている」と知りました。私もふじ色が好きで
名刺にも使用しています。それにしても興味深い番組でした。
                        (4月21日飯田芳男)

いしずえ20


■4月20日はジャムの日です。私はいちごジャムしか知らなかったのですが、
給食をきっかけに、マーマレードやあんずのジャムも好きになりました。最近
はコッペパンにジャムをぬってくれるパン屋さんを見かけます。なつかしくっ
てつい購入してしまいます。コッペというのはフランス語です。クーペに由来
するようで「切られた」を意味するそうです。あんずはアプリコッペ?い~え
アプリコットです!               (4月20日飯田芳男)

いしずえ19


■今日は「よい句」の日だそうです。一中の「ふじ」が咲いたところで芥川龍
之介の一句をお借りします。『藤咲くや 日もうらうらと 奈良の町』奈良を
柴崎と詠み変えたいくらいですが、名句はそのまま鑑賞したいですね。さて、
給食の牛乳はストローレスになりました。飲み味はいかがでしょうか。
                        (4月19日飯田芳男)