Hello 校長室

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柔道の道(Hello 校長室 10月18日)

 ロサンゼルス五輪の柔道男子無差別級で金メダルを獲得し、国民栄誉賞を受賞した山下泰裕さんの現在の様子が朝日新聞に掲載されていました。頸髄を損傷し2年間のリハビリに励み、現在は電動車いすで公共の電車やバスを利用しているとのことです。記事に「柔道の道は、畳の上で学んだことを日常生活や人生で発揮していくこと、真の柔道家かどうかが試されていると思う。どれだけ(競技が)強いか、ではない。私は人生の最後まで柔道家でありたい」とありました。11月には東海大学特任教授として授業に復帰するそうです。現在の山下泰裕さんの様子を知り、正直びっくりしました。自分に置き換えたときに、果たしてどんなことを思い、心を前向きにできるか、自分にとっての「道」とは何か、考えさせられました。

 

一語一会(Hello 校長室 10月17日)

 朝日新聞の夕刊に一語一会の記事が掲載されています。言葉には力があります。昨日は京都産業大ラクビー部監督の広瀬佳司さんの恩師からの言葉が掲載されていました。「ちっぽけな人間だと思って、謙虚にやりなさい」1995年ワールドカップ(W杯)で日本代表に選ばれましたが、ニュージーランドに17-145で敗れました。その中で前を向かせてくれたのが当時大学ラクビーの大西健監督からの言葉だったとありました。私が生徒に伝えていたことでどんな言葉が残っているのだろうかとふと感じました。生徒が何を求めているのか、生徒の心に届く言葉を伝えられるように努力をしていきたいと思います。

 

マイアミの奇跡から(Hello 校長室 10月16日)

 1996年アトランタオリンピックの男子サッカーで日本代表はブラジルに1-0で勝ちました。マイアミの奇跡といわれています。GK の川口選手が何十本のシュートを止め、一瞬のチャンスを生かしての得点。あれから31年、国際親善試合で3-2の逆転勝ちに時代を感じると共に日本サッカーの発展を強く感じました。森保監督もワールドカップ出場を目指していた現役時代からワールドカップ優勝を目指せる位置にまでチームを成長させている、成長している現実に感慨無量のことと思います。勝負の世界ですから色々と批判もされてしまう監督の仕事ですが、かげながら応援しています。

 

 

ケニアで学校を運営する(Hello 校長室 10月15日)

 昨日の東京新聞のこの人の欄にケニアで学校を運営する早川千昌さんの記事がありました。「人はなぜ生まれ、なぜ生きるのだろう。この答えを探すために、18歳の時に世界中を放浪。・・・どうして世界中で戦争が起き、虐げられる人がいるのか。人と出会いながら知りたかった。キベラ・スラムに来た時、答えがあると直感した。過酷な生活でも、誰のことも恨まずに助け合って生きている。この人たちをもっと知りたい。子どもたちへの炊き出しから始まり、1999年に学校を設立した。」と記されていました。人それぞれに生き方があります。この早川さんのもつ課題意識や行動力にびっくりです。「人と出会いながら知りたかった」という言葉に学ぶことが多いと感じました。

 

学校公開日(Hello 校長室 10月14日)

 10月も中旬を迎えます。今週の土曜日は学校公開日になっています。合唱コンクールに向けての練習している姿を公開したいという思いからです。第4小学校の運動会と重なってしまっているので保護者の方にご足労をおかけします。19日の日曜日は本校で柴崎町の運動会が行われます。学校に訪れる機会の多くなる週末です。

 

励まし(Hello 校長室 10月13日)

 どのように励ますのがよいのか悩むことは多々あります。朝日新聞に「励まし」の記事がありました。人には「下方比較」といってより悪い事態と比べて自分の気持ちを持ち上げる習性があります。もっと大変な人たちはたくさんいる等話す場合ですが効果的な励ましではないことが多いようです。スポーツの世界で「ペップトーク」という励ましの手法があります。ペップとは活力や元気の意味で、短くて分かりやすく、肯定的な言葉を使い、人の魂を揺さぶりその気にさせるトークのことを言います。2023年のWBC の大谷翔平選手の言葉「僕から一個だけ。憧れるのはやめましょう・・・勝つことだけ考えていきましょう」はペップトークとして完璧と述べています。受験コーチング協会代表理事の鈴木詩織さんは「結果ではなく、プロセスにフォーカスすることが大事」と指摘しています。受験直前に「きっと受かるよ。大丈夫」と声をかけるのはかえってプレッシャーになる。「今までがんばったのをみてきたよ。力を発揮できるように応援しているよ」等の声かけがいいのだと書いてありました。また「受験生に何と声かけしたらよいか」と迷うならなにも言わないほうがいい。「余計な一言を発するぐらいなら、美味しい食事を作ってあげたほうがいい」と伝えています。私はよく「大丈夫」と言ってしまうことがあります。プレッシャーを与えていたかもしれません。励ましも一人ひとりに応じて、また場面によっても違うものかもしれません。言葉でなくてもそばにいるだけでよいかもしれません。励ましについて色々と考えさせられました。

 

ボランティア活動(Hello 校長室 10月12日)

 昨日、富士見町青少健が主催する「親子で楽しむ会」が第4小学校の体育館で行われました。本校にボランティアの募集が来ていました。

 当日は6名の生徒が参加し様々な催しのお手伝いを行っていました。午前中はバスケットボール部の練習を終えてから駆けつけてくれた男子生徒もいてとても感心しました。

 

 ちょっとでもいい、誰かのために力を尽くすことが喜びや幸せを運んできてくれることを感じてもらえると嬉しく思います。

 

こつをつかむ(Hello 校長室 10月11日)

 こつをつかむのこつを漢字で書くと「骨」と書きます。これは物事の骨子や要点という意味合いからきています。「こつをつかんだ」ということは骨まで染み入ったという感覚なのかなとも思いました。普段はひらがなで書いている言葉を漢字で表すと「こうなるのか」と感心している私です。

 

秋(Hello 校長室 10月10日)

 日の出が遅くなり、朝も肌寒くなってきました。秋といえば、読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋等いわれています。読書はお勧めしたいところです。図書館でも様々な取組が始まると思います。1年生はPOP の作品を掲示していました。柴崎図書館に掲示してもらうように図書担当の先生にお願いしています。生徒の皆さんにとっての○○の秋を楽しんでほしいと思います。

 

自己改善力(Hello 校長室 10月9日)

 10月7日の朝日新聞にプロサッカーと大学という見出しの記事があります。プロサッカー選手の三苫選手について記しています。「彼が違ったのは自分の課題を常に解決する自己改善能力だったと思います。・・・1年生の時は、いいときは誰が見てもすごいねという活躍をするけど(ボールに関わらず)試合から消えてしまう時間も多かった。体の線が細いという課題があり、体重を4年までに6~7キロ増やすと決めていました。そのために週2回は筋トレをし、試合中のスプリント(ダッシュ)回数の目標や、疲労をとるルーティンまで明確にしていました・・・選手としてこうなりたい、という姿が明確だったからこそ、成長していくために時間が使えたのだと思います・・・」とあります。自分を成長させるために具体的に何をするか、目指すゴールを明確にしてコツコツ取り組む姿がプロになっていくために必要なことを教えてくれていると思います。プロになれなくても、同じ気持ちで勉強や部活動等に取り組む一中生であることを期待しています。

↑ボランティアの募集をしています。富士見に住んでいる生徒の皆さん、時間があったら申し込んでください。

 

情報をどう捉えるか(Hello 校長室 10月8日)

 外国人観光客を巡り、奈良のシカに暴行していると世間では話題になりました。昨日の朝日新聞の夕刊には、その事が事実かどうか現地に行っての情報の(そのような事実は見られない)記事が掲載されていました。それぞれがそれぞれの立場から物事を捉え発言することはあります。一つの情報だけを鵜呑みにしてはいけないことを教えてくれていると思います。SNS 上で配信されているものが全て真実ではない場合もあります。情報をどう捉えるか、一度立ち止まって考えていこうと思います。

↓ 修学旅行スローガン

学校部活動の地域連携・地域移行事業(Hello 校長室 10月7日②)

 東京女子体育大学での施設を活用しての地域連携・地域移行事業が始まっています。中学1年~3年生対象です。開設されるクラブは陸上競技部、ソフトテニス部、ダンス部です。専門の指導者に指導してもらえます。入会金や月会費があります。希望される生徒は1階南校舎にパンフレットがありますのでお取りください。

立川市小学生科学展(Hello 校長室 10月7)

 昨日、会議のために立川市役所に行きましたら立川市小学生科学展示が立川市役所1階で展示されていました。

 「揺れと上からの力に強い形とは」「割れにくいシャボン玉をつくるには?」「かゆみが最速でおさまる方法」等、様々な取組が掲示されています。「研究の動機」がそこにあるのかと感動して読んでいました。普段は見過ごしやすいことに不思議さを感じる視点は素晴らしいです。疑問をもつ心を失わないようにしないとと思いました。

 

火中の栗(Hello 校長室 9月6日)

 昨日の朝日新聞の天声人語は「ずる賢い猿が暖炉の前で猫に頼む。「火の中から栗を引っ張り出して」言いくるめられた猫は灰をかきわけ、やけどをしながら前脚で焼き栗を取り出すが、猿に食べられてしまう。17世紀の仏詩人、・ラ・フォンテーヌの寓話は「火の中の栗を拾う」の由来になった」もとは「利用される、損をすること」を指し、負のイメージが強い。だが日本に伝わると、他人のために難儀を引き受ける肯定的な行為へと意味が変わった」・・・と掲載されていました。元々はそのような意味があることをはじめて知りました。良いと思って行動してもそれを誰かに利用されたり騙されたりすることはあるかもしれません。それでも前に進まないといけない時はあるかもしれません。思慮深く行動していきたいとこの記事から感じました。

↓ 東本願寺

柴﨑町文化祭(10月5日③)

昨日と本日、柴﨑町文化祭が柴﨑学習館で開催されました。

本校からは1.2年生の美術の作品が展示されていました。

PTA 会長の小菅さんの写真も掲載されていました。

 吹奏楽部は演奏を行いました。また立川市吹奏楽団との合同演奏発表も行いました。

立川市吹奏楽団との合同演奏

地域に貢献している一中生はすてきです。

 

女子バレーボール地区新人戦の様子(10月5日②)

 本日、本校の体育館で女子バレーボール地区新人戦がありました。予選リーグは3チームで争います。2試合とも序盤までは競り合いながらも終盤に離され勝つことができませんでした。サービスなど練習したことが試合で発揮できてきています。伸びる要素は悔しさです。悔しさをもって練習できるかどうか、次の目標に向かってチャレンジしてほしいと思います。

 

信念(Hello 校長室 10月5日)

 久しぶりにテレビドラマ「女王の教室」を見ました。2005年に天海祐希さんが小学校6年3組の担任教員あくつ先生として主演をつとめたドラマです。「なぜそんなに教員として頑張れるのか」の問いに「教育は奇跡を起こすことができる」と答えています。子どもたちの可能性を信じ子どもたちは必ず変われることができる信念をもっています。人として教育の軸をもつことの大切さを教えてくれていると思います。女王の教室で行われている教育方法は認められるものではありませんが、あらためて教育における信念とは何か、教えられた気がしました。

↓ 清水寺に向かう交差点にいる警備員の方(人が多いため交通安全のため配置されていると思います)

力を誰かのために(Hello 校長室 10月4日②)

 本日、立川一小の運動会に本校の一小卒業生の中1の生徒がお手伝い(ボランティア)として参加しました。懐かしい先生に会えて嬉しいと共に中学生としての自覚の中で自分の力を尽くしてくれました。

 部活動があったり用事があって参加したくてもできなかった人もいるかもしれません。できる時に、またやろうと思った時に勇気を出して取り組んでください。

 明日は吹奏楽部が柴崎町文化祭で演奏します。柴﨑学習館で午後に行われます。地域に貢献している本校の生徒です。

 

貢献する(Hello 校長室 10月4日)

 本校の目指す生徒像の一つに「貢献する」があります。今日は第一小学校の運動会があります。そこで運動会をお手伝いするボランティアを一小の卒業生(中1対象)に募集しました。自分の力を地域のために尽くしたい思いで参加を希望した生徒がたくさんいたことに嬉しく感じます。人数が12名と指定されていましたので、今回できなかった生徒の皆さんはすみません。その気持ちはとても大切ですのでこれからも何かの機会に発揮してほしいと思います。自分の力を誰かのために、地域のために尽くすことは大きな喜びです。その経験を積み重ねていくことで自己肯定感も増してきます。またこの取組は今年度から小中連携教育の一つとして始めたものです。地域の皆様も中学生の活躍に声をかけていただければ幸いです。

↓京都 鴨川