校長日誌

いしずえ

いしずえ1006

■映画で「アイミタガイ」というタイトルを見つけたのですが、後日「相身互い」という言葉だと知りました。諸説あるようですが、おたがいに助け合うという意味があるようです。私の生活も「相身互い」の側面があります。明日は「おおみそか」です。二晩かけて一中生に福が宿るよう祈ります。

(12月30日飯田芳男)

いしずえ1005

■1924年、昭和4年の今日、上越線清水トンネルが開通しました。川端康成氏の雪国の冒頭「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」に登場するのが清水トンネルです。9702mの全長で完成まで9年かかったようです。群馬県(こうずけのくに)の土合(どあい)と新潟県(えちごのくに)の土樽(つちたる)を結んでいます。国境は「こっきょう」と読むか「くにざかい」と読むか?激論を交わした大学時代でした。

(12月29日飯田芳男)

いしずえ1004

■今日はディスクジョッキーの日だそうです。深夜放送で著名なアナウンサーの命日が、1984年の今日というのが由来です。私が中学生の頃、深夜番組に10円のハガキでリクエスト曲を書いて送り、採用されるのを競っていました。でも今では早朝の番組にお世話になっています。

(12月28日飯田芳男)

いしずえ1003

■正月飾りを売る教え子に会いました。「30日までに飾るものなので26日から30日までが忙しいです!」と、職人らしさがただよう、いなせな姿で語ってくれました。「子供のころは嫌だったんですけどね」と笑いながら、「先生、蕎麦屋のみっちゃん、洋品屋のけいちゃんにも会っていってね」と言われました。年末年始も休まず働く教え子に、敬意を表している次第です。

(12月27日飯田芳男)

いしずえ1002

■昨日は中庭に「メジロ」がたたずんでいました。まだ子供のようでした。職員の手の平でも、あわてることもなく、むしろきょとんとしていました。カラスに攻撃されないように植木の下に戻しました。その後、職員の話では親の鳴き声がしたら、親の元へ飛んで行ったとのことです。絶滅危機のレッドリストにあるメジロです。今日も無事でいることを願っています。

(12月26日飯田芳男)

いしずえ1001

■校内で「はくしょん!」と、くしゃみが聞こえました。私の担任時代には「はくしょん」と、くしゃみをしたら小さな声で「大魔王!」つぶやく児童がいました。二度目三度目のくしゃみをしないためのおまじないだとか。徒然草47段に登場する尼さんは、くしゃみをしたら「くさめ くさめ」とつぶやきます。遠方の子供が邪気に当たらないようにする「まじない」と学んだ記憶があります。私は「寒い寒い」のあとに「サミーソーサ」とつぶやきます。まねしないでくださいね。

(12月25日飯田芳男)

いしずえ1000

■サンタクロースの語源は諸説あります。その中で私が信じていたのは、中学の英語の先生に「4世紀に実在した神父『聖(セント)ニコラウス』に由来する。」と習ったことです。先生の発音は、「セェンタクロース!」あまりに美しく「サンタクロース」と聞こえました。教室がどっと沸きました!私にとってのサンタさんは『セントニコラウス』さんです。セピア色の思い出です。

(12月24日飯田芳男)

 

いしずえ999

■もういくつ寝るとお正月♪……、低学年を受け持つと歌わせていました。「お正月」を中学生は歌わないにしても、やがて訪れる楽しい日を夢見て待つのは一中生の皆さんも同じでしょう。次に来るべき楽しみを待つことは、心の栄養です。あと何日かな?と、数えないのも楽しい待ち方です。

(12月23日飯田芳男)

 

いしずえ998

■昨日は冬至なのでかぼちゃを食べてみました。両親が健在のころは行事食がひんぱんに登場していました。今になってみると大事にしたい「ならわし」だと思います。子供の頃は、冬至のかぼちゃより「♪お正月を写そう!」というコマーシャルを聴くことが大事にしていたならわしでした。

(12月22日飯田芳男)

いしずえ997

■今日の新聞で「冬支度(ふゆじたく)の楽しみ」の内容を読みました。記事で登場する方が、里山で暮らしてみて「寒さに耐える」「冬を乗り越える」のではなく、「冬の寒さはお恵み」という考えを知ったそうです。保存食づくりや薪(まき)わりも楽しみながら準備するのが「支度(したく)」だそうです。「春を待つ」知恵をいただいた気がします。

(12月21日飯田芳男)

いしずえ996

■学校の木々は生徒の活動をすべて知っています。中庭のヒマラヤスギは、長年にわたって一中生にやすらぎを与えてきました。冬になり、職人さんが幹の栄養確認や枝葉の健康観察をしてくれました。春が待たれます。

(12月20日飯田芳男)

いしずえ995

■「あわてんぼうのサンタクロース」につられて、サンタさんが登場する時期です。小1の担任をしていた時、私は、サンタになったり、赤鼻のトナカイになったり多忙でした。サンタの格好をして集団下校に立ち会ったこともありました。当時の校長先生に「公道を歩かないで」とご指導を受けたのも思い出です。「サンタは苦労す!」でした。

(12月19日飯田芳男)

いしずえ994

■今日の給食はラーメン、明日はカレー、あさってはパエリアです。このクリンナップは「王、長嶋、クロマティ」です。喜んでいる生徒も多いでしょうが、残念ながら召し上がれない生徒もいるのでしょう。でも心はいつも青空!ゆっくり歩いていきましょう。

(12月18日飯田芳男)

いしずえ993

■今日の給食の鱈(たら)が登場しました。「魚へんに雪」まさに今が旬の魚です。鱈は大食いな魚です。思わず「たらふく」という言葉も浮かび「鱈腹」と書くことも納得できます。確かに漢字の由来は鱈のような、大きなお腹を意味するようですが、語源は諸説あるようです。でもタラと言えば、私がイメージするのは漫画「サザエさん」のフグ田タラオ「タラちゃん」ですね。いつまでも3才でいてほしいです。

(12月17日飯田芳男)

いしずえ992

■我が家は家族全員が働いているので、家事は気がついた者が行います。でも時々食べ終わった食器が積んだままになります。「高尾山」と呼んでいます。これから洗濯する洗濯物が、かごに山積みになることがあります。「富士山」と呼んでいます。洗濯後取り込んだ衣服も山になり「エベレスト」と呼んでいます。今夜は私が家事当番です。人生、山ばかりです。

(12月16日飯田芳男)

いしずえ991

■今日はザメンホフの日です。私が子どもの時『方言と共通語』という作品で、エスペラント語について学びました。世界共通語を作り出したザメンホフの偉大さに触れたのが小学生の時でした。教員になって、児童生徒へのひとこと欄に「ザメンホフに学べ!」と書く先生に何度か出会いました。私と同じ世代の先生方でした。

(12月15日飯田芳男)

いしずえ990

■元禄15年の12月14日(1703年1月30日)は、赤穂浪士が吉良上野介の屋敷に討ち入った日です。高校の時「赤穂浪士たちが討ち入り前に牛肉を食べていた」という授業を今でも覚えています。討ち入りの因果関係を調べようと今日だけは意欲的です。でもいっこうに学習に深まりが見られません。

(12月14日飯田芳男)

いしずえ989

■小学校4年生を担任していた時、12月の朝の曲は「♪茶色の小びん」でした。音楽門外漢の私は、合奏の構成などでも、いつも児童に私のほうが教えられていました。それでも若き飯田先生は、授業参観で果敢に音楽を公開しました。「飯田先生はリコーダーがじょうずで、りこうだね。」の言葉で授業を終えました。あの日も12月13日。寒さが身にしみる日でした。今日の給食「あぶら麩丼」は、心にしみるほど美味です。

(12月13日飯田芳男)

いしずえ988

■畑に霜が降りているのがわかりました。今頃の霜はまだ根が浅く、電車から見るかぎり霜柱は細いように思います。「霜柱は、関東ローム層の地質が適しているので、関東にとくに発達した現象だ」ということを、高校時代の地学の先生が言っていました。それはともかく、子供のころは霜柱をキュキュッと踏んで歩くのが好きでした。これから、霜柱がもっと太くなる時期になりそうですが、もう踏んでみようとは思いません!!

(12月12日飯田芳男)

 

いしずえ987

■校庭の南側に山茶花(さざんか)があります。寒さに負けじと、ピンク色の花びらから「おはよう!」と聞こえてきた気がしました。たくさんのつぼみがあるので、当分愛でて(めでて)あげられます。♪さざんか さざんか 咲いた道…♪の歌のモデルは中野区上高田界隈だとか。一中の校庭周辺も似た雰囲気があります。落ち葉掃きのプレゼントに焼き芋を食べさせてあげた時代がなつかしいです。

(12月11日飯田芳男)